ShojiIkuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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海獣の子供(2018年製作の映画)

3.9

普通の学園生活から始まって、その挫折をへて一人の少年との出会いから海の世界へと導かれていく。そこから怒濤の映像美と理解不能なストーリーへと突き進んでいく。このカオスはまるでイデオンかエヴァンゲリオンの>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

怪獣が強力すぎて、さすがにその状況で生き残るのは無理だろ!と突っ込みたくなる場面が多々あったが、このカオスな世界は、ハリウッド映画ファンを、ゴジラシリーズオールスターの怪獣揃い踏みは昔からのゴ>>続きを読む

町田くんの世界(2019年製作の映画)

4.5

現時点で今年一番よかった映画だ。
最後の場面が賛否両論で、僕としてももう少し現実に寄せて欲しかった(でなければこの居心地のいい世界が結局現実ではないと結論付けられてしまいそう)のだが
>>続きを読む

あの日のオルガン(2019年製作の映画)

4.1

仕事の関係で30分ほど遅れて観賞。途中、桶川駅が出て来て地元の出来事と知る。子どもに我慢を強いる教育が当たり前だった時代に子どもに寄り添い、遊びながら寝食を共にする「保育」を「健康で文化的な生活」をさ>>続きを読む

家族のレシピ(2017年製作の映画)

3.5

父の死をきっかけに自らのルーツとラーメンの参考になるスープの記憶を辿るためにシンガポールを旅する話。斎藤工の魅力満載で彼のファンはたまらないだろう。僕は彼の母役のジネット・アウの清楚な美しさに魅了され>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

アカデミー賞での好評価を後ろ楯に日本公開。このパターンでの駄作はあまり見たことがない。今回もブラックなジョークが散りばめられながら心にスーっと染み込む素晴らしい作品だった。1962年というと私の生まれ>>続きを読む

あまのがわ(2017年製作の映画)

3.5

主役の初々しさ、思春期の成長を全面に出しながら、本当の自由という裏テーマを感じとる。出演もしている住岡梨奈の歌声とアコースティックなサウンドが屋久島の自然とマッチし、主役の再生を促しているように感じる>>続きを読む

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.7

銀魂も2作目となって、福田監督とのマッチングも深まってきた。ただ、佐藤二朗氏を必ずキャスティングするのはどうかと思う。彼の出演部分だけ、原作から離なれて二朗ワールドになってしまう。"福田映画"より"銀>>続きを読む

この道(2018年製作の映画)

2.9

明治末期〜昭和初期に文学界に名をはせた人たちが師匠・友人・後輩と身近な関係で顔を並べるのが楽しい。ストーリー的にはもう少し掘り起こしてほしい。白秋の奔放さを語るなら2人目の妻の話しも欠かせないし、耕作>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

田中君が最初は絶賛していた鹿野さんに嫉妬心と劣等感を抱いていくところ、逆に最初は二人きりになりたくなかったみさきちゃんが自分のなかで大きな存在になるところなどもよかったが、鹿野さんの母との関係性、「親>>続きを読む

ビブリア古書堂の事件手帖(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前半の栞子さんが本に関する知識をもとに推理するところや、回想シーンでの大衆食堂に咲く一輪の花のような絹子さんなどよかったが、後半はなんでわからないかな?なんでそっちに行くかな?と思う場面が多く、挙げ句>>続きを読む

体操しようよ(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

仕事一筋だった男が定年後に置き去りにしてきたことを得ようと苦悶する物語。コメディ要素があるのでほのぼのと観れる一方で、トラブルの場面では、もう少しうまくたち振る舞えないものかと共感できないところもあっ>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

「キラー・クイーン」から始まり、多彩な楽曲とメンバー4人の個性をリアルタイムで楽しんだバンド"クイーン"。今もゲストボーカルを入れて活動を続けているが、そのビジュアルがクイーンのアイコンで、45歳でこ>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

3.5

映画のスタートからしばらくは展開の早さについていけなかったが途中から「これはお金の価値を考える映画なんだと気づく。途中、学生時代落研だったという話しから振り替えってその頃の落語を佐藤健、高橋一生が演じ>>続きを読む

日日是好日(2018年製作の映画)

3.9

茶道を通して、20代〜40代の人としての成長、日本の四季と年中行事、親子愛や友情、挫折とささやかな幸せなど様々なことが表現されている。黒木さん演じる典子のたどることに多くの共感を覚え、彼女を癒した茶道>>続きを読む

散り椿(2018年製作の映画)

3.6

時代劇の醍醐味として変わらぬ勧善懲悪、忠義、忍ぶ心、命を越えた深い愛と友情…そして近年の技術で表現される美しい背景と音楽。すべてが表現されたザ・時代劇で、ザ・日本映画だと思った。

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

4.0

マンガ大賞である原作も面白かったが、実写化においてもその魅力が損なわれない上に、あり得ない存在であるはずの響が存在する爽快さが実写化でより強まっている。主演の平手さんはキャラが響のキャラが乗り移ったか>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.1

今年今時点で一番よかったアニメ。町中ペンギンだらけになる予告を見たときはファンタジーさが際立ってあまり期待していなかったが、芯となっているのは夏休みの間の様々な経験を通して少年が大人になる王道のストー>>続きを読む

検察側の罪人(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

正義に真正面から向き合う検察という仕事を通して正義とは?人を裁くとは何かを問う物語。後味はとても悪い。悪者はいなくなるがこれでよかったというスッキリ感は全くない。検察が主人公なのに裁判の場面が全くない>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

口コミ評価にビックリして鑑賞!なんとほぼ満席!B級感溢れるホラー映画のところもなにやらニヤニヤしてしまうが、そこで時おり感じる?な瞬間が、過去にさかのぼってメイキングな場面が進む間にすべて答え合わ>>続きを読む

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

3.2

マニアック&ストイックな世界!盛り上がりを求めず、その深淵な世界を覗きみたい。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

近未来の世界観を日本語やその文化を取り入れることで表現している。欧米の人は日本を古くて新しい独特の雰囲気を感じているのだろう。日本人からすると違和感を感じるかも。

妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ(2018年製作の映画)

-

家出した妻が促されて「ただいま」というシーンはホロリとさせらせた。少し独特なセリフまわしもこれが山田洋次ワールドだと思えば心地よかった。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

カンヌをとった作品として期待が大きすぎたのかもしれない。今までも家族をテーマに様々な作品を残した是枝監督の中でこの映画が特に秀でているとは思わなかった。映画の結論を観るものに任せる終わり方も、この映画>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

2.7

物語を繋げていくはずの桜井くんのキャラが薄く、いなくても物語が成り立ったのでは?と思ってしまう。キャストを考えると期待はずれ。

ウィッチ・フウィッチ(2018年製作の映画)

3.2

スマホで撮った動画を映画に!主演の女子大生が監督!映研が作ったかのような3流感もほほえましく感じてしまった。

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.4

コメディの福田組が送る初の純愛映画、とのことだが、ずっとチャラい男だった主人公が困難な恋愛に立ち向かっていくのは、原作の欧米人ならともかく、日本人だと違和感があるかな、と思った。ギャグの部分も安定感は>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.5

実際にあった「三菱ふそうリコール隠し事件」を題材に、巨大組織の不正を暴く題材を得意とする池井戸潤が原作を作った熱いドラマが映画化。長瀬智也が正義感の強い熱い役にはまっている。最後は逆転するとわかってい>>続きを読む

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.0

家族をテーマにするのはいつもの通りだが、今回は自分の妹が生まれた子ども目線がメイン。少し声優に俳優を使いすぎて、微妙なニュアンスを表現しきれていない気がして、感情移入がしづらかった。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.0

エンディングは原作以上のわかりやすさ、余韻、未来への期待感があってよかった。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

奇をてらっているのになんと実話!?妻が毎日思考を凝らして死んだふりをする姿が愛らしい。なぜ死んだふりをするのかは明確にされずともこの夫婦の愛のあり方を理解するとしんみりする。心がほっこりするなかなかの>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画は、そこに流れる音楽の素晴らしさがキモであろう。この作品はその点で文句なし!このショーなら成功するだろうと実感させられる。映画と、ショー、二つを同時に楽しむことができる。