昭和っ子さんの映画レビュー・感想・評価

昭和っ子

昭和っ子

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

3.8

「めがね」を観たときもそうだったけど、ご飯が美味しそうで良かった~!こんな気持ちでご飯を食べてる人を見ることができただけで、この映画を見る価値あると思う。食事とおかしみ。これからも荻上直子さんの映画は>>続きを読む

アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.8

前知識なしで見た。精神疾患のある人たちをデイケアする場所ということだが、セーヌ川に浮かぶ船上というシャレオツな所にある。カフェもあって、一般のお客さんも来てる?そこで熱唱しているおじさんの歌が、なんか>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

自分のレッサーパンダ性を排除せずに生きていくことにしたメイメイ。彼女くらいなら、なんとかなりそうな気がするが、お母さんクラスになると、排除するしかないかな…。メイメイとお母さんの違いは、気の合うサイコ>>続きを読む

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.0

傷ついてしまったこと、傷つけてしまったこと、ただ存在するだけで誰かを傷つけてしまっているかもしれないこと。どうしようもなく引きこもって、ただぬいぐるみと話すことだけをやってしまう彼らに、自分のがさつな>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

ゴシック調の舞台に時々はさまれるスプラッターなシーン、映画として見ごたえのある世界観だった。身体は大人で心は赤ちゃんの女性が、自由を求めて護られていた館を飛び出せば、性で稼ぐしかないんだな。そのへんが>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

1.3

このレビューはネタバレを含みます

つ、つまらない…。橋本環奈ちゃんの無駄遣い。この停滞感はなんだろう…?

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

宗教画の天使が絵から抜け出して来た様なかわいい少女たち。田舎の家、森と湖がきれいで良い感じ。でも、ここで育ったお母さんは、あまりここが好きでないと言って、片付けも半ばで出ていってしまう。少女とお父さん>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

あー私こういうの好き!いい役も悪役もビジュアルがとてもきれいで、お話もすいすい進んで面白かった。ヒュー・グラントがんばってた!
SFX今では簡単に(でもないだろうけど)すごいシーンが作れるんですね~!
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

映画という憧れの場で働く、希望に燃えてキラキラしていた若い女性たち。だが、ひどい目にあって、不当を訴えても、絶大な力を持つ権力者に勝ち目の無い戦いをするよりも、示談に持ち込む事を弁護士に勧められる。権>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

もっと傲慢な人だと思っていたが、けっこう普通の人かな…。無理して笑顔作ってんなぁって感じした。大家のお母さんを嫌がりつつでも助けてあげるとこなんて、悪く思えなかったなぁ。
芸術家としてやって行くって、
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.0

ヘレン・ミレン頑張ってたな〜!
面白くなくはなかった。

とべない風船(2022年製作の映画)

3.5

豪雨災害で大変だった事を思い出しました。東出くん、好演でした。

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.0

実際にあるダンナの悪口サイト、前にYahooでも話題になってましたね。聞いてくれる相手がいるなら、悪口も直接ぶつけろってことかな?

零落(2023年製作の映画)

2.8

漫画家をはじめとする創作者が、別に性格も善くなくてもいいと思うが、昔の彼女に言われたことをちょっと引きずり、むしろ悪ぶってしまっているような主人公。身内には向けられるトゲを、わざわざサイン会に来てくれ>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

初IMAX。良かった。ゴジラけっこう怖かった。
ゴジラは、戦争、戦艦、犠牲者たち、災害、悲惨を象徴する存在。この映画の見どころの一つである銀座大破壊の後、廃墟に立つゴジラの姿は、自責にかられながら戦後
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.0

「目覚めるためには寝ろ!」はい寝ました。設定といいセリフといい、含みがあるんだろうなーと思いつつ、わかったような、やっぱりわからん。お客さんをわざと寝かせようとしてるんじゃ…?エンドロールの最後に、W>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

先生たちがお母さんに謝罪するシーン、国会での答弁思い出しちゃった…。謝罪したけど謝ってないとか、募集したけど募ってないとか…。簡単に真実なんて特定できないのはわかっているが、だからって辻褄合わせて波風>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いつお父さんが暴れだすか、ずーっとハラハラ見てたような気がする。さにあらず、娘と兄妹に間違われるほど若いのに、けっこう常識人で歳の割には老成している感じもするほど。舞台はトルコの観光地。とりあえず観光>>続きを読む

弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

こんな映画、久しぶりに見たわー。全編を覆う激しい雨の音と、お化け屋敷みたいな古びた医院。映像の美しさといい、雰囲気といい、音楽といい、嫌いじゃないんだけど、救いようがないな~。
アンドロイドさんが優し
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生きる(1952年製作の映画)

4.8

20代の頃見たときは、名作なんだ、ふ〜んって感じだった。今見ると、ずっしり来るもんが違うわ~!突然の余命宣告に、ただただ狼狽して大きな目に涙をぽろぽろ流す志村喬さんを見て、ずっともらい泣きをしていた。>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

ブラタモリの東京編と続けて見たので、いっぱい東京の街見せられたな〜って感じした。都会で夢に生きるって、やっぱり特別な感じ。夢がかなっても破れても、愛を得ても失っても、若者たち一人ひとりの思いで輝いてい>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

孤独で、お金もなくて、住むところも追われて、「どうしよう…」って考えていると、縮こまって息ができなくなりそう。劇中、窓を開けるシーンが何度か出てくるが、風が入ってきて、ふーっと身体が開放されるよう。お>>続きを読む

狂った果実(1956年製作の映画)

3.5

裕次郎さんが子供にしか見えない…。セリフが、何言ってるのかわからない。彼も造られたスターの一人だったんだなと改めて感じました。無頼な子どもたちの存在も、芥川賞という権威に支えられているというパラドック>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.0

たぶん、首都圏のベッドタウンが舞台かな?たくさんの車両が連結された電車が走ってたね〜。住みやすそうな街の穏やかな子供たち。ヒロインの家も古そうだけどいい感じ。ただ子供たちも、それぞれの悩みを抱えている>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

もう世界中のみんな、少なくとも若い人は、日本のマンガを読んだことのない人はいないんでしょうね。マンガは世界の基礎教養なんだなぁと思い知らされた。でも、心から感動した!とは言いにくい映画。ハチャメチャな>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.0

すごく評価高かったから、期待して見たが、いまいちよくわからん…。主役二人のキャスティングがすごく良いのだけはわかった。あと、当時の事象や事件が絡めてあって「あの頃」を知っている人には刺さるもんがあるの>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

3.0

世の中いろんなお仕事があるんだな~。同じ観測隊員でも、研究者組と、組織から派遣されてきた生活サポート組は、ちょっと意識が違うのかな?でも、誰がどこにいようと、食う寝るは基本だわ。特殊な環境に身をおいて>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.8

親の都合で何回も苗字が変わっても、たくさんの親たちからとびきりの愛情を(そしてお金も!)与えられて、なんて幸せなみぃたん!ちょっと出来すぎでは…?と感じられるくらい、超理想の親子関係を、ぬけぬけと描き>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.5

結婚式もお葬式も見栄はって派手にできていたのは一昔前まで。お金よりも、やっぱり人とのつながりかなーと思わされた。

恋の手ほどき(1958年製作の映画)

3.5

明るくてきれいで好きな映画なのだが、価値観に隔世の感が否めない。ルイ・ジョールダン扮するガストンは、着こなしがしゅっとしてておしゃれで存在だけで芸を感じるほどなのだが、あれでジジに受け入れてもらえると>>続きを読む

ダンテズ・ピーク(1997年製作の映画)

4.3

私この映画好きなんです!噴火の描写がリアルで怖いんだけど…。
火山の噴火で恋人を失った過去を持つピアース・ブロスナン扮する地質学者は、すぐに避難する提案をしますが、彼の上司の方は、早めに住民を避難させ
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スタートアップ・ガールズ(2019年製作の映画)

4.0

『野のなななのか』でお見かけして、今の朝ドラの『舞いあがれ』や、アマプラオリジナルの『モアザンワーズ』などで出演が目立ってきた、気になる存在の山崎さん。対する上白石萌音ちゃんの演技もやっぱり素晴らしく>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.0

クオリティは高い。神様は人間を命がけで護る義務でもあるのか?全編にわたってスマホが重要なアイテムだったことに、今どきのお話だ〜と思った。それにしても、日本ってあんなに廃墟があちこちあるのかな?新海作品>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

夢と鹿と食肉工場の取り合わせの妙。これまで食べて来たお肉も、あんなふうに作られて来たんだな…とじっくり見た。話の接ぎ穂を紡ぐことも携帯電話を契約することも、何もかも簡単にはいかない彼女と、不実な女房の>>続きを読む

彼岸花 ニューデジタルリマスター(1958年製作の映画)

4.0

『秋日和』とゴッチャになるよ〜!まぁ、おじさまたちは同じ顔ぶれでも、お嬢様たちは違った麗しき方たちで、目の保養になる〜!
戦後10年あまり経って復興をとげた日本では、ホテルで結婚式を挙げたり、家族で箱
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

けっこう怖い場面が出てきてそこは直視できなかったが、映像が美しかった。人種差別の酷さを、あの生物に対する扱いに示していた。仲良くなってたら、あの指も直してもらえてたかもしれないのにね。朝鮮戦争に従軍さ>>続きを読む

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