ShukoNakamuraさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ShukoNakamura

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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

大好き。
舞台を観たときの感動が蘇りました。ちょっとアップが多すぎる感じもしなくはないけど。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

5.0

何度でも何度でも。
何度観ても心が痛くなるほど。
本当の強さと優しさがある。
グイドもドーラも強くて優しい。
運命には抗えない。けれど、諦めずに最善を尽くすことの大切さ。
受け止める強さはどうしたら養
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「ハングメン」(2016年製作の映画)

4.5

ntlive『ハングメン』
天才マクドナーも凄いが、演出も凄い!猛烈なテンポでじゃんじゃん進むが一寸先の予測も不可能。
知的なようで、品も無くて、コメディのようでいて相当ブラック。
これもまた、見逃せ
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METライブビューイング2016-17 ヴェルディ「椿姫」(2017年製作の映画)

3.7

若いアルフレードの愛情は残酷で、ヴィオレッタの愛は届かない。父親は家族を守る信念のままに、ヴィオレッタを理解しても主義は変えない。それでも、最後に愛が勝つのだけど、運命はいつも少しだけ遅い。
シンプル
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.6

歴史を中途半端に知っていることが邪魔してしまって、真っさらなドラマとして観たかった。
J.F.ケネディの功績はわかっていなくても、彼の名前をここまで残したのは、ジャッキーの功績なんだろう。

アメリ(2001年製作の映画)

4.2

とにかくかわいい。
お父さんの誤解も、近所の方へのイタズラも、恋心の策略も。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

号泣。
尊厳を失くしたらいけない。
わたしはわたし、それ以上でも、それ以下でもない。
59歳のダニエルと、シングルマザーのケイティに教わった。
世の中の仕組みは本末転倒なことが多すぎる。

しゃぼん玉(2016年製作の映画)

3.5

『しゃぼん玉』
観ようと思ったのは、相ちゃんが出演していたからと、舞台が宮崎県椎葉村だったから。平家の落人、鶴富屋敷、御神楽、平家まつり。聞いたことはあるけど、行ったことはない、自分のルーツに繋がる土
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ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン(2016年製作の映画)

4.2

これまで観た、どの「ミス・サイゴン」より泣けた。
熱量が凄すぎる。
寄りのシーンが多用されてて、ときには引きの絵か観たい。
けど、とにかくすごい。

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.5

海が本当にきれいで、クルクルと表情が変わるモアナがかわいくて、マウイがなんとも憎たらしくていい奴でした。あー、面白かった!
アニメは吹き替えで観るのも好きです。マウイの声が松也くんでした。

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

4.1

午前十時の映画祭。
よい映画だなぁ。30年前に観たときには受け止められなかったことが心に響く。カレン、デニス、ブロア。それぞれの思いがよくわかる。
それにしても、ロバート・レッドフォードのなんと美しく
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WE ARE X(2016年製作の映画)

3.9

昨年末、「YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR」を拝見してから、俄かに興味が湧いたX-JAPAN。
言ってしまえば同世代。現象として知っていたこともあるけど、ほぼな
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

3.4

とても上手な仕上がり。
少し淡白かな、とも思えるけど演じる俳優の魅力で補ってた。
それぞれの人物設定と関係性が素敵なお伽話は嫌いじゃない。

METライブビューイング2016-17 グノー「ロメオとジュリエット」(2017年製作の映画)

4.0

今年のラインナップでもっとも楽しみにしていた演目のひとつ。
バートレット・シャーの演出はシャープで美しい。セット転換がないのも好み。14世紀のヴェローナ、ではなく、18世紀のフランスの架空の街の設定に
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.8

とにかくオープニングがフラッシュモブみたいでかっこよい!
色彩がカラフルで、目に楽しい。
女優とピアニストの成長物語と、2人の恋模様が縦軸と横軸になってて、なんとも絶妙なバランス。
もう一回、今度はI
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リチャード三世(2016年製作の映画)

4.4

とにかく圧倒されました。
演出が、装置が、照明がカッコイイ!
シェイクスピアの持つドラマ性に痺れ、演出のルパート・グールドに憧れ、レイフ・ファインズに感嘆しました。
アルメイダ劇場って知らなかったので
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

5.0

どうしようもなく偏屈で愛情深くて不器用で正しくありたいオーヴェ。
わたしはあなたが大好きになりました。
でも、近所にいたらきっと敬遠してしまう。
オーヴェと父、オーヴェとソーニャ、オーヴェとルネ、オー
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METライブビューイング2016-17 ヴェルディ「ナブッコ」(2017年製作の映画)

3.7

METライブビューイング2016-17 第4作『ナブッコ』
ドミンゴ!レヴァイン!ヴェルディ!
これまたとっても楽しみにしてました。東劇がこんなに混んでるなんて驚き。終映して、思わず隣のご婦人と「素晴
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

3.9

午前十時の映画祭。
アメリカ人の好きな、アメリカ人が求めるヒーロー像がいました。
名作は色褪せない。

たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

今をときめく監督、今をときめく豪華俳優陣!アート感満載な映画に、始終イライラしてしまいました。
確かに登場人物はみな傷ついて問題を抱えてて葛藤してて孤独で、強く愛情を求めているんだけど、観ているわたし
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METライブビューイング2016-17 カイヤ・サーリアホ「遥かなる愛」(2017年製作の映画)

4.0

超絶楽しみにしていたルパージュ演出!
MET史上、女性作曲家は2人目ですって!しかも単独公演は初めてだそうです。
物語は古典だけど現代オペラ。見もしない相手に恋をする、理想を描いちゃう空想妄想の恋模様
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.5

改めて、こういうなんてことないようで作り込まれた、考え抜かれた映画が好きなんだよなぁー。
何気なくて、どこにも無駄がなくて。
さちえさんも、みどりさんも、まさこさんも素敵な距離感で。
あー、無理なんか
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.6

やっと観た!
宮沢りえでありながら、巧みに宮沢りえを消してるし、オダギリジョーは憎たらしいほど憎めないし。杉咲花ちゃんはこの上なくチャーミングだし。
そんなキャスティングの素晴らしさを軽々と凌駕する凄
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砂の器(1974年製作の映画)

4.6

午前十時の映画祭『砂の器』
この映画を初めてみたのは、中学が高校の映画鑑賞会という学校行事でした。
現実は過酷で、宿命からは逃げられなくて、それでも辛いことに向かい合うからこそ生まれる慈しみの感情があ
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ゲキ×シネ「メタルマクベス」(2007年製作の映画)

3.2

ゲキシネ『METAL MACBETH』
青山劇場が懐かしい。
宮藤くんの脚本は、当時の旬ネタが多いのと、マクベス夫妻の描き方が好みではなかったのと、バーナムの森がすげ替えられてるのが残念。
それでも、
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ゲキ×シネ「SHIROH」(2005年製作の映画)

4.4

ゲキシネ『SHIROH』
あれから12年、アッキー万歳!
キャスティングが、素晴らしい!
秋山菜津子さんとか、高田聖子さんとか、ほんとになんでもできるんだなぁー。
とにかくアッキーのことしか覚えてなか
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METライブビューイング2016-17 モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」(2016年製作の映画)

3.5

人として悪党なドン・ジョバンニだけど、あまりにも底が浅すぎて調子よすぎて悪人に思えないのが不思議。
幕間のインタビューでは知的でアカデミックな雰囲気。そして色男。

マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.4

前半は少し冗漫な感じもしましたが、フローレンスがとにかくとびきりキュートで、ヒュー様演じるシンクレアとの関係が温かくて、ひとつのことを除けば、あんな献身的で尽くす旦那さまは素敵。
一点の曇りもなく真摯
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シネマ歌舞伎 三人吉三(2015年製作の映画)

4.6

月イチ シネマ歌舞伎『三人吉三』
すごい、凄すぎた。劇場中継の範疇を超えてた。これはもう、映像作品として昇華してる。感嘆。
段取りを段取りに感じさせない力量に感服。
勘九郎、七之助、松也。
もう、言葉
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ブラナー・シアター・ライブ2016 「ロミオとジュリエット」(2016年製作の映画)

5.0

bravo!ブラナーシアターライブ『ロミオとジュリエット』
ジュリエットがかわいい。ロミオの追放を知ってからの表情が特に素晴らしい。
マキューシオがこれまで観たこともない解釈。オスカー・ワイルドからイ
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ブラナー・シアター・ライブ2016 「冬物語」(2015年製作の映画)

5.0

大好きなケネス・ブラナー。
ブラナー・シアター・ライブが観られる幸せ。
シェイクスピア『冬物語』はお伽話。映画でしか観たことがなかったジュディ・デンチはすごい存在感。
ため息。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.4

じわじわと来た。
当たり前に、普通に、目の前にあることと向き合って生きていく。
できそうで、簡単そうで、でも逃げ出したくて。
甘えたなのんの声と、すずの描く絵が、なんとも絶妙なバランスでこびりつく。
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マシュー・ボーンの「眠れる森の美女」(2013年製作の映画)

4.5

100年の眠りから覚めるオーロラ姫。
いろいろ皮肉も込められてて、悪魔や吸血鬼が出てきたりと、物語を追うには予習が必要かも。
セット、衣裳といった美術のステキさ、ダンサーそれぞれの身体能力の高さ、プロ
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