セトワトソンさんの映画レビュー・感想・評価

セトワトソン

セトワトソン

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

2.8

1Dファンが1Dハリーをモデルに、妄想で作った小説の実写化。
いや年の差云々ではなくまずその事実にウッときてしまう…。
そして如何にも"Theファンの妄想"って感じの乙女ストーリーにウウウッってきてし
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坂道のアポロン(2017年製作の映画)

3.5

母校ボーナスで+0.5
生徒にもエキストラ募集があったが高総体前で暇な帰宅部しか行けず、校内で軽く炎上してたの覚えてる。笑

原作と同じ舞台で撮影しようと、わざわざクルーで佐世保に来てくれたのは嬉しか
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.3

王道の純愛ストーリー。
名作、ということで観たけど思った通り好みでは無かった。

最期まで寄り添げたという事実を表現したいのはわかるけど、認知症シーンはどれもちょっとしんどかった。ラストの演出もさすが
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.3

昼間のパリ(現代)と夜のパリ(1920年代)を行ったり来たりする中で、考えさせられる「現在の問題」と「幻想への憧れ」…いやーーー面白かったです。

正直途中まで「なんだ只のパリの讃美歌か…期待外れだっ
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耳をすませば(2022年製作の映画)

1.8

見てて悶絶してしまった(もちろんネガティブな意味)

聖司ってこんなんやったっけ?
確かに雫はアニメキャラの再現感があるんやけど、あれはアニメだから成り立っていたのだな〜と痛感。
役者の問題もあるので
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リンダはチキンがたべたい!(2023年製作の映画)

2.0

ニワトリをいろんな大人や子どもで取り合う話。
「ニワトリが"何かの象徴"で、"誰"が勝ち取るのか…!?」
となんとなく言いたいことはわかるけど
ストーリーの起承転結がなんせ薄っぺらくラストも唐突。
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余命10年(2022年製作の映画)

4.0

基本実写化嫌い&『余命10年』は原作既読ですが、今作は素晴らしかったです。

人生の価値とか勇気とか色々考えさせられました。
小説として出版され丁寧な脚本と俳優たちに映画化までされ色んな人に影響を及ぼ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.1

あっつ〜。劇場で観るべきやった…。

レースもゲームも何も詳しくないけど、「やっぱりクルマっていいな!!!」と思わせるちからがありました。

凄腕マーケターのオーランド・ブルーム、師匠ポジのデイヴィッ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

思春期男子中学生とヤンキーがカラオケ行こ!で出会うという始まりがそもそもズル面白すぎる。
狂児が根っからの優しさと男らしさという感じで惚れた、その分最後のシーンも感動した。

どのキャラクターも個性が
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

復習鑑賞。
ダークヒーローってただのヒーローより人間らしくてほんと好き。

ただビジネスマンたちがゴミすぎてアーサーを応援したくなる自分が居つつも、
"人の不幸は蜜の味"とはまさにこの事かとはっとさせ
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ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

3.7

2000年代のディズニーみたい。
ファンタジーの世界をサクッと楽しめた。
継母はじめエロディファミリー好き、
初めて性格良い継母見たかも。

ドラゴンの喋り方が安っぽい感じだったが、炎とか飛ぶシーンと
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

「オッペンハイマーの栄光と葛藤を描いた」という宣伝文句がその通り。
オッペンハイマーはこんなにも重いものを背負っていたのか…。

前半の技術の進歩を感じられる場面が好きだった。科学者達めちゃくちゃかっ
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

4.0

こうした史実に向き合った作品がもっと必要ですね。

アインシュタインの才能と人柄、それゆえの葛藤がよくわかった。

冷戦も経たけどこれからの科学は、核兵器よりもっと強い武器を開発してしまうかもしれない
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.2

語り口調から始まり、テンポ良く進みつつも要所要所で笑いを挟むドタバタストーリー。
特にゼロとのバディ感が最高。
同時にツッコミどころも多いから感動はしにくいかな。

ただラストシーンは、史実にもしっか
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.0

自分の黒歴史が蘇ることもあり心穏やかに見ることはできませんでしたが笑、穏やかさや可愛さや共感性羞恥も交じったおかげで終始ニヤニヤしながら見ていました。

子どもと大人の間にあたるこの14歳という時期が
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

こういう制作陣のメッセージてんこ盛りで、観る側の私たちにもズシリと刺してくる映画大好物です。

序盤「思ったよりちゃんとサスペンスだな…」
中盤「裁判すご!仏版ひろゆき!おもろ!」
終盤「えっこれはサ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.8

また焦らされて終わりかと思いきやストーリーすんごい進んだ。

敵なるかと思いきや仲間になり、そこから信仰の対象になり、皇帝にまで…?最初は応援してたんやけど途中から「もうやめてあげて!」と言いたくなっ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

原作好きだったので劇場を見逃していて死ぬほど悔やんでいたところ、ようやく配信スタート。あざす。

大のサックスやFirst Noteがまさか本当に聴けるとは!
それだけで嬉しかった。
漫画だけでも満足
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

現代版超大作SF!久しぶりに「映画館で観たかった!!」という作品を鑑賞。

AIの技術がさらに進んだ世界線の1つかも?
ハイテクな乗り物や武器、生活にはワクワクが止まらない。

"ニューアジア"という
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.0


冒頭が小説と同じ始まり方で初っ端から感動、小説を映像化する際はどうしても編集が必要だけど瀬尾まいこさんへのリスペクトを感じる映像化だと感じました。

PMSにしろパニック障害にしろ誰だって朝しんどい
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

ツッコミどころ多いわりにちょっと話難しい。人の名前が覚えられない。

テセウスはかっこいいから覚えた。

クイニーのラストとその悲しみの表し方は好きだった。

ニモーナ(2023年製作の映画)

3.5

なんだかとてもピクサー味を感じた。
ストーリーは王道だし、子ども向けかな?
ちょっと物足りなさを感じてしまった。

100分と短い時間にぎゅっと詰め込んだのかな。
早くて飽きない展開と観客を置いてけぼ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

自殺した妊婦に胎児の脳みそを使って蘇生する話。

どうしてもエログロに気が行ってしまうけど、伝えたいことはバービーやウィッシュとほぼ同じ。
欲望に忠実なフェーズから知性と理性を付けていき、最後は自分で
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

オシャレなタイトルだ、
好意という意味もあれば、教授2人主語、ウィル主語の意味にも見えてくる。

カウンセリングのシーンは普通に勉強になる、2人が対等な関係に見えるのがめちゃ良い。

あとは親友チャッ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

2.8

評判良くて見に行ったが、自分にはあまり合わなかった。
流行りのサブカル?アナログな品々?を使うことで"エモさを出そうとしてる感"が、
個人の幸せを肯定しているようでしていないような気がした。

人には
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.3

面白かった〜。。。

我々マリオゲーム世代からすると、
ただ無闇に操作して何回も死んでは生き返らせていたアイツが、日常を生きている。
クッパを倒すための道中もたまらんく嬉しいシーンがたくさん。


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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.5

手紙が届くまでの過程で感動したが故に、この戦時の惨い実話を映画としてどこまで脚色しているかが気になってしまった。

山本さんの知性、誇り、リーダーシップ溢れる人間性は、当時の人々にとっての希望という言
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海街diary(2015年製作の映画)

3.4

4人の姉妹と持ち家を舞台に、
日本の四季と日々の暮らし、要所にそれぞれの死生観を表している。

外国人向けの映画かな?と思いました。
ストーリーは好きだけど、所々が日本の紹介MVみたいで間延びしており
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.5

ハリーポッターシリーズより画面が明るく、技術も進歩しているから見ていてワクワクする場面が多い。

1920年代の人々の国に対する背景は面白いし、
オブスキュラスというヴィランの存在が現代にも通じるもの
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

大事なのはチョコではなくチョコを分ける仲間。

思ったよりミュージカル場面が多くて長くて少しだけ退屈してしまった。
ティモシーは相変わらずイケメンすぎるが歌唱力がとんでもない訳ではない。

街の風景が
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

子どもの友情話に見えるけど、それだけじゃなくて、人としての在り方・家族の在り方教えてくれる。
ただまあ、道徳の教科書のような話やなぁと少し悪い見方をしてしまう自分がいる恥ずかしい恥ずかしい。
トリーチ
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幸せのちから(2006年製作の映画)

3.5

途中から「まだいじめるの…?」と思ってしまうくらい可哀想なウィルスミス。
自業自得といえばそうだがほんとに踏んだり蹴ったりすぎて、怖くなった。

どんな逆境でも子どもだけは絶対に譲らなかったこと、カッ
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.7

めっちゃ泣いた。
フィクションだったらわかんない、けど本当にほぼ実話ってところにかなり心えぐられた。
待つって難しいし辛いはず、だからこそすごい。

ウェディングプランナーの方もすごいプロ意識だと思っ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

よくこんなの思いつくなー
ただ単に未知の生物への接し方だけでなく、
いろんな意味で"声が出せない人"達が出ている。

いろんな形の水があるように、愛もいろんな形があるってことかな〜
(そんな風に言うと
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.5

面白かった!プレセンシーン大好き。
所々笑えるジョークと作品としてのメッセージが今の自分にピッタリ。
もし自分が今の職場で同じタイムループしたらかなり病みそう、少なくとも会社には行かない。

限られた
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