このレビューはネタバレを含みます
パーフェクト・ブルーのリバイバル上映が好評だったからか(アレもエラい着席率だった!)、今作も全国規模でリバイバル上映が決まりました。めでたいですよね。
隠居した大女優のインタビューが始まると、インタ>>続きを読む
ゴジラが殊更キッズ向けに制作されていた頃の一本。ゴジラ・ジェットジャガーVSメガロ・ガイガンのタッグマッチが見られる。内容は悪い意味でジャリ番というか、大らかさと粗悪の狭間にあるようなものですが、牧歌>>続きを読む
深夜特撮ヒーローシリーズ牙狼久しぶりの新作「ハガネを継ぐ者」を前にtokyo mxで放送していたもの。Filmarksで書く機会はあんまりなかったんですが、牙狼シリーズは結構好きでちょろちょろ見ている>>続きを読む
前作は4DXでびしょ濡れになりながら見たので、今回もGDCSの4DX+スクリーンXで鑑賞しました。相変わらず剛腕で生き急ぎ気味、スピードがパワーを生む作劇でエンタメ精神過剰。乱暴なように見えて登場人物>>続きを読む
CS録画分。おなじみのTVシリーズより先に公開されていた劇場版。リッチなビジュアルとキレッキレの演出が堪能できる。流石は出崎統監督。
話は良く言えばアダルティなんだけど、このウェットさが今の私に響くか>>続きを読む
今年の劇場鑑賞1発目はインドのサスペンス映画から。「あの興奮が再び甦る!」とコピーがついている通り、本作はタミル語映画のヒンディー語リメイクとなります。もっともタミル語版は見ていませんので、比較は他の>>続きを読む
ショッキングな展開と異彩極まるビジュアル、そして何より少女たちの献身が度肝を抜いていった「まどか☆マギカ」シリーズより、TVアニメの続編となる劇場版。モラトリアムの時分にTVアニメが直撃した世代として>>続きを読む
明けましておめでとうございます。新年レビュー1件目は、ホドロフスキー未完の超大作「DUNE」を巡るドキュメンタリー。ホドロフスキー本人を含むクリエイターたちの証言と制作資料から、そのあまりに壮大な姿を>>続きを読む
年末年始に各地のスクリーンがファミリー向けタイトルで埋まる中、果敢にもR18+スラッシャー映画が封切り。休暇で持て余したエネルギーは暴力映画にこそ使いたいよね!ということで早速見てきました。
冒頭の>>続きを読む
「ベニスに死す」で脚光を浴びたビョルン・アンドレセンの半生を辿るドキュメンタリー。明かされる性加害の数々。そもそもが素直ではなかった家庭事情。長じてからも家族との別れを経験していて、老境のビョルンは人>>続きを読む
この手で美を創り出さんと苦悩する音楽家が、生まれながらにして美を体現する少年と出会ってしまう。美少年映画の金字塔にして、後年明らかになった問題も含めて業の深い1本。70年代の少女漫画に与えた影響が甚大>>続きを読む
大河ドラマが終わった後の繋ぎに放送された、「ダーウィンが来た!」の劇場版。日本各地で撮影された野生動物の動画を数珠つなぎにする、教導コンテンツ風味の仕上がり…ではあるのですが、映像の繋がりに意味が感じ>>続きを読む
地獄に墜ちた泥棒が閻魔大王を出し抜こうとする、ラージャマウリ印のアクション・コメディ。ヤマは閻魔、ドンガは盗賊の意でストレートなタイトル付けです。南インド映画の特集があって各地の劇場で上映されましたが>>続きを読む
ウォン・カーウァイ履修5本目。昨年公開された4Kリマスター作品はこれで全部見ました。やっぱ巨匠は一回見といて良かったですね。
5人の男女による恋愛模様を独特の映像美学で映し出す。あっちこっちに飛び散>>続きを読む
TOKYO MXでの地上波放送を録画していたもの。
退屈な撮影に間が持ってなくて凶悪。アクションも頑張って盛り上げようとしてはいるのだが、あのダラダラぺちぺちしてる北斗百裂拳が格好悪くて締まらない。ア>>続きを読む
WKWブートキャンプ4本目。出会いと別れを繰り返す若者たちの物語。恋の終わりは新たな恋の始まりである。あえて行間を読ませることで緊張感を保ちつつも、トータルでは程よく緩急のある構成。刹那的な関係が爽や>>続きを読む
今年の話題作が早速100円レンタルだったので鑑賞。
2時間ないランタイムにエンタメとしてのテンポを重視した作劇で、罪の告白や人物描写もあっさり目。前半にもう少しフックが欲しかったとは思うものの、クラ>>続きを読む
地上波放送版吹替で鑑賞。実写化にあたりリアル指向が先行した結果、クッパ達が真面目にレプティリアンとして登場することに。人類に紛れて地上を侵略せんとする爬虫人類!戦えマリオ(小太りのCV富田耕生)!>>続きを読む
ウォンカーウァイ履修強化キャンペーン。
失恋と私小説を重ね合わせる構成。2046とは愛した人のいた部屋番号であり、私小説においては無くした記憶が見つかるはずの場所。しかし無くした記憶、無くした愛なん>>続きを読む
原作は「チャーリーとチョコレート工場」の前日譚に当たる話ですが、映画としてはそれぞれパラレル。ティム・バートン由来のWeirdなニュアンスは薄く、児童向けコンテンツとしてハートフルでファンタスティック>>続きを読む
北野監督の過去作は全然見たことがないのですが、新作を劇場で見られる機会がこれからどれほどあるだろう…と思い鑑賞。ミーハーですね。
文字通り首を取って成り上がらんとする戦国武将たち。生き死によりも首級>>続きを読む
ルパン劇場3作目。鈴木清順のフィルモグラフィー…というよりは、これは浦沢義雄のフィルモグラフィーかもしれない。スラップスティックコメディ要素が強すぎて、前半は何の話なのかまるで見えない。折り返し地点で>>続きを読む
同じ日に引っ越してきた2人。互いのパートナーは不在がちな中、不倫一歩手前の逢瀬を重ねていく。間接的なショットと断片的な会話が連なり、知られてはならぬ2人の関係を窃視しているかのような視聴体験。秘密の共>>続きを読む
あの無闇に壮大な茶番劇が帰ってきた!情け無用のエスニックジョークの嵐が再び吹き荒れる!関西出身者として今回は決して見逃してはならぬと、謎の使命感を勝手に抱いての鑑賞でしたが、きちんと期待に応える作りだ>>続きを読む
サ、サ、サイラー!10月より各地で始まった特集上映「熱風!南インド映画の世界」からの一本。もう大体のシアターで上映が終わるところでしたがギリギリ間に合いました。
インド独立闘争最初期の人物に焦点を当>>続きを読む
端境を超えて幻覚を見てしまい、だんだん夢も現もなくなってしまう映画。トンネルや門をくぐる描写があるうちはまだわかりやすいけれど、だんだん現実だった場所に幻覚が染み出してくる。やがては生と死も曖昧になり>>続きを読む
令和にもなって完全初見。結論から言うと、時代を彩った名作という響きからは想像もつかないガンギマリ体験でした。全ての作画が稠密でミチミチと動くので気が狂いそう。芸能山城組による和楽器トライバルなアンサン>>続きを読む
2023年テレ東地上波放送の録画で鑑賞。ソフトは廃盤・配信無しの良作が久しぶりに放送、ということでネットでは結構話題になりました。個人的にはマイゴジ→タイタニックときて、3週連続海洋パニック映画です。>>続きを読む
世代直撃の巨匠なのに見てこなかったウォン・カーウァイに向き合おうの回。CS放送につき2kダウンコンバートで鑑賞です。
地球における日本の反対側はブラジルと言われますが、香港の反対側はアルゼンチンだそ>>続きを読む
2023年フジテレビ地上波放送分の録画。ロマンス映画の傑作にして、ロマンスに興味ない人も特大スケールの海洋パニックで無理やり満足させて帰す。名作が名作であるが故のパワーを感じる作品です。
やっぱり船>>続きを読む
FMJはオールタイムベストというか原体験に近い作品ですが、キューブリックちゃんと見てこなかったなと思い、鑑賞。
暴力的な人間に暴力への嫌悪をインプリントするとどうなる…?という思考実験SFのような映>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いやーどんなもんかと思ってましたけど、良かったですよ!先の大戦の脅威を借りるオーセンティックなゴジラであると同時に、特撮的に今まで見たことのないアプローチが次々と重なって新鮮さもありました。何がいいっ>>続きを読む
「レイジング・ファイア」の続編的タイトル「怒火蔓延(Raging Havoc)」が発表され、アンディ・ラウとニコラス・ツェーの共演となることが発表されました。大変めでたい!ということで過去の共演作をチ>>続きを読む
フランソワ・オゾン監督作品は初鑑賞。少年たちの出会いと別れを描く一幕。個人的には、敬愛する萩尾望都先生の一連のBL作品を思い出したりしました。ああいう思春期の情感の迸りや過剰に繊細で息苦しくなる人間関>>続きを読む
突如…いや必ずしも突如でもないか。「ヤマドンガ」が映倫の審査をパスしたことを、映倫のサイトを見てこっそり知っているインド映画ファンはいたでしょう(商標バレみたいなもので言いふらさないのがマナーだよね)>>続きを読む
原作未読ですが、劇場予告で気になったので観てきた次第。予告で見ていた通り、品の良いデザインとリッチな色彩を70分たーっぷり堪能できました。美術もキャラデザも、描き込んだところとデフォルメしたところのバ>>続きを読む