spitfireさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ずんだホライずん(2017年製作の映画)

3.5

合成音声方面に詳しくないので、なんかよくわからない人たちがよくわからない理由で戦ってるようにしか見えない。そしてミュージカルなればこそと投入されるデウス・エクス・マキナ…。作画やミュージカルパートに気>>続きを読む

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.7

映画としての洗練は後の作品に譲らないといかんかなぁと思いつつも、ブルース・リーの肉体やアクションのキレ、そして顔芸には魅入ってしまう。そりゃあんだけ動けたらスターですわ。

ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画(2019年製作の映画)

4.0

宇宙開発は国の威信がかかったプロジェクトであり、それはインドでも例に漏れず。インドが初めての火星探査機を飛ばす映画ですが、同時に女性のエンパワーメントが主題でもあります。家庭と仕事、またはインドでの女>>続きを読む

キャッツ(2019年製作の映画)

3.9

歌、ダンス、セットいずれも並々ならぬクオリティで楽しめました。ストレンジなビジュアルも途中で慣れてきちゃって、見てるうちに情も湧くし推しも見つかる。「チャーリーとチョコレート工場」ぐらいのキモカワ具合>>続きを読む

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

4.1

ハエに転生してからの速度が凄まじく、ノンストップアクションのようでありました。VFX特撮として捉えたときに、アイデアも豊富で飽きさせないのが良いですね。
にしても恋人放置の一歩手前で殺意全開のリベンジ
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

3.8

特撮の巨匠がストップモーションアニメで作成した地獄巡り。バベルの塔は崩壊し、神はこの世を見放した!からスタートして特に説明もセリフもないけど、最後まで見たら大筋はなんとなく分かりました。説明不足なとこ>>続きを読む

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.9

パブリックイメージとしてのオペラ座の怪人に忠実な印象です。贅沢な美術と猛烈な歌唱力が見どころ。じっくりねっとり重厚に撮られてあって見応えがありますが、反面ややテンポがじれったい部分はあり、自分の中でも>>続きを読む

弁護士ジョリー/弁護士ジョリー2~真実を白日のもとに(2017年製作の映画)

3.5

まず主人公である弁護士見習いがクライアントの金を使い込んだのがバレて、クライアントが自殺してしまうのが壮絶。普通ここまでやるとついぞ主役には戻れないんですが、インドの警察は死ぬほど腐敗しているので、こ>>続きを読む

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.6

画家映画らしく、言葉で語らないシーンこそがハイライトになっていてなかなか見入ります。キャストの演技も好調で、特に田中泯さんが正しく画狂老人卍といった佇まいでドはまり。前編と後編を繋ぐものは「誰にも邪魔>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.4

個人的にはやや淡白に感じたけどまあまあ楽しかった。ただ、これ以上やると一般的には過剰演出というか、あまりにも泣かせにきてるっぽくなるよなーとも思うわけで。何が適正なのは各人の心のなかにあるのでしょう。>>続きを読む

マガディーラ 勇者転生 <完全版>(2009年製作の映画)

4.3

マガディーラは以前に見ていましたが、完全版は初視聴。バーフバリ完全版と同様に、完全版というかテルグ語オリジナル版ですので、本国ではこれを見ていたんだなーという気持ちで見ました。言うて完全版で増えたのが>>続きを読む

ニールジャー(2016年製作の映画)

3.8

伝記ベースの映画であり、写実的・シリアスなタッチで実在のハイジャック事件を描く。ハイジャックシーンの緊迫感はなかなかのもの。元ネタの事件を知らずに見ていたので後半は「えっそうなるの!?」となりました。>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生<完全版>(2015年製作の映画)

4.2

王の凱旋完全版は劇場に見に行ってたけれど、そういえば伝説誕生の完全版は見ていなかったのでした。本作もムービープラスがRRRロードショー記念に流してくれたので録画して鑑賞。
完全版というかテルグ語オリジ
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君の名は。(2016年製作の映画)

1.6

このレビューはネタバレを含みます

うーん、これが刺さる年頃はとうに超えてるんだよなぁ…と思いながら視聴。いちいち気持ち悪い描写が続くんだけど、これがリアルに感じ取られる世代ってのはあるんだろうなぁと思いました。「天気の子」の後に見たの>>続きを読む

ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット(2012年製作の映画)

2.5

録画してたのを消化。フィルムレッドの時もそうだったんだけど、画面もリッチでシナリオも丁寧なのに、全然ピンと来ないので困ってしまう。作品の何が悪いという訳では無いので、やっぱnot for meなんだろ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

逐一皮肉の効いたブラック・ユーモアで強烈でした。ただでさえメチャクチャで一時間終わって、これからどうするんだろうと思ったら、まさか全地下の家族が出てきて更に底が割れてしまうなんて…

RRR(2022年製作の映画)

4.8

「バーフバリ」監督の最新作にして、インド映画では稀に見る大規模プロモーションに全国ロードショー(何故か東宝系列全トバシだけど)。その期待に応える一作であったと断言できます。
骨太なシナリオを圧倒的なボ
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

ワイスピシリーズ見るのはこれが初。噂には聞いていたんですが、恐ろしいカーアクションと殴り合いの応酬でございました。脚本は最小限といっていいぐらい。シリーズ初見の人間にも優しく、深く考えずに乗っかれます>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.7

アクション映画としてはやや食い足りたなかった(殴り合いはもっとキレイに撮れ派)。が、ノワール映画の味がしてトータルでは満足。濃すぎる役者陣で胸焼けしそう。Miyaviのインテリヤクザっぷりもいいし、昭>>続きを読む

スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

3.9

伝記映画といいつつエンタメ係数ガッツリ盛られておって、ああインド味だなあという風情。でもアーナンド先生ご自身がインタビューで90%ぐらい真実と仰られていて、マジで?となることうけあいです。カチコミがあ>>続きを読む

M.S.ドーニー 語られざる物語(2016年製作の映画)

3.3

録画してたのを何回かに分けて鑑賞。ドーニーってインド映画でもいきなり名前が出てくるので、気になっていたんですよね。いい勉強にはなりました。
実際見てどうだったかというと、長いインド映画に期待されるよう
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.2

文化庁メディア芸術祭の上映会にて、劇場鑑賞。初参加だけど今年で終わりなのね…

ド直球のラブストーリーであり、夢を諦めないことの素晴らしさを正面から説き、また障害者の自立の問題にもケリをつける。これを
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モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)

3.3

ゴジラとモスラが戦う、という枠組みの中で「モスラには卵がある」ということを上手く使ったのがサプライジング。とはいえそれ以上の驚きも欲しかったというのも本音。スペクタクルとしては仕上がってるので、やはり>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

前評判通りSFホラーには違いないものの、最終的には意外にも怪獣映画であり、恐怖以上に巨大なスペクタクルがあった、という理解です。IMAXフルサイズで撮ってるからどんなもんだと思ってましたが、思ってたよ>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.2

間違いなく劇場映えする映画であったんだ。ライブパートもバトルパートもリッチでもりだくさん。各人のドラマも十分盛り込まれていたと思います。長いことやってるアニメだから声優も豪華だしね。
けど無から生えて
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地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

2.8

前半は壮絶だったけど、正直カーツ大佐に会ってからは睡魔との戦い。観念的な描写が肌に合わなかった。ベトナム戦争のカオスを描いた、ということで強引に自分を納得させておく。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

モーコン2021やGIジョースネークアイズに続く大型インチキジャパン案件。秋葉原のそこには新幹線通ってねえよ!から始まり、常にどこか誇張された日本が並んでいて、段々感覚が麻痺してくる。けど米原駅が田舎>>続きを読む

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.6

総評としては良きアクション映画であったかと思います。日常パートと殺伐としたクライムアクションを行ったり来たりしながら、笑いと暴力をスリリングに引き換えて話を牽引していく。アクションシーンは出色の出来だ>>続きを読む

モスラ(1961年製作の映画)

3.6

極彩色のビジュアルが目に楽しい娯楽作品。テンポが良くて色んな味もして良いけど、正直とっ散らかってるかも。幼虫モスラって泳ぐんだー、とか見てみて初めて分かることも多く、勉強になりました。怖かったのはダム>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

3.5

ちゃんと怖いし、起こってほしくないことばっかり起こるし、構成も捻りが効いてる。
問題というか気になっちゃうのは、PoVなのかどうか分かんなくなっちゃったところかな。手持ちカメラ映像と第三者視点のカット
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マルルクちゃんの日常(2020年製作の映画)

4.0

「深き魂の黎明」と同時上映されてたミニアニメ。今ならアマゾンプライムで見られます。

併映のショートアニメなのをいいことに、マルルクちゃんを可愛く撮りたいという気持ちがダダ漏れ。酒が進むねぇ。

ゴジラ(1954年製作の映画)

4.2

日本映画専門チャンネルの4Kリマスター→2Kダウンコンバートを録画で鑑賞。
最初のゴジラは終始シリアスで存外に怖かった。明らかに第二次大戦の記憶を呼び起こすような描写が重なり、核や水爆に擬えたような超
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劇場版 Gのレコンギスタ V 死線を越えて(2022年製作の映画)

3.9

宇宙を快活に旅する少年少女のロードムービーでありました。と同時に先走る科学技術に釘を刺し、最後は地に足をつけて歩んで行けと言うのです(富野節)!SF作品で科学よりも人間性を重んじる作風は、個人的には苦>>続きを読む

エルビス・オン・ツアー(1972年製作の映画)

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流し見してしまったので評点は避けますが、エルヴィスはめっちゃ歌上手いマジモンのスーパースターであり、ゴージャスなショウを披露して、女の子をキャーキャー言わせてたことはよくわかりました。パンティが客席か>>続きを読む

劇場版 Gのレコンギスタ IV 激闘に叫ぶ愛(2022年製作の映画)

4.0

景気良く動く作画に感動。変なモビルスーツがガチャガチャ動くパートをぶっ続けで見られるの誠に楽しい。そして今までの牧歌的な交戦に幕を引く超兵器フォトントルピード。目が点になるってこういうこと言うんだな…>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

幾原監督の大ファンなので早速見に行ってきました。宗教二世のテロが現実に起こってしまい、妙なところでタイムリーになってしまった本作。しかし本筋はそこではなく、「親から愛されなかったとしても、人は何者かに>>続きを読む