shuntanaさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

これからもじんわり思い出しそうな予感のする映画。
日常が魅力的に思える。変わり映えがなさそうだけど、同じ日もない丁寧な暮らし。
自分で完結できる幸せが中心にある一方で、やはり他者とのつながりは幸せ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.7

ちきりんさんがお勧めしていたので鑑賞
映画館で観たからこそ、映像も、あのお決まりの音楽も迫力があって楽しめた。戦後の焼け野原の舞台も良くもあれだけリアルに再現できるなと。
戦争に行って戦い、生きて帰っ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.6

映画独特の、面白くするために、あーこうならないで、と思うストレスの方向には行き過ぎず、リアリティがあって良かった。
ググってみると白人の救世主、という批判されがちなテーマらしいが、いい映画だった

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.7

良くありそうな設定ながら、観ると、その設定を巧みに活かした気持ちの良い作品に仕上がっていた。

怪物(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

話題の通り面白い。
表面的な感想ですが、立場によって見えているものが違うこと、固定観念によって見方が違うこと、そしてそれによって物事の捉え方が違うということを、肝に銘じようと、自覚させてくれる作品だっ
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乱れる(1964年製作の映画)

3.7

昔の映画はやはり、気持ちの機微の表現の仕方が今よりも丁寧で繊細な気がする。
主演が加山雄三とは気づかなかった…見た目だいぶ違う。
乱れる、というタイトルがどう回収されるんだろうと思ったけど、ちゃんと回
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.8

周りの大切な人を大切にしようと改めて思える映画。後悔のない人生を。

人生で喜びを得たか?
他人の人生に喜びを与えたか?

台湾人生(2008年製作の映画)

3.6

台湾に生まれて日本の教育を受け、終戦を経て台湾に戻った人たちのドキュメンタリー。
自分たちは日本人なんだというアイデンティティ証明のためにも軍に志願する人。
日本のために戦ったのに、負けたら見捨てられ
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.7

今泉力哉監督ぽい作品。自然な会話の中にちょっとコミカルな要素が散りばめられている。
何となく男が羨ましいと思う要素を入れて気持ちよく見れる映画と思った。

軍中楽園(2014年製作の映画)

3.6

テーマ的にドロドロかと思いきや綺麗な内容に仕上がっていた。ほんとはこんな美しい世界じゃなかったんだろうけど。
近いけれど渡れない金門島からの大陸。それが背景にあって切なさが増した。
大切なシーンで胸の
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.8

キャストが素晴らしい。広瀬すず、森七菜、松たか子、福山雅治。
音楽も素晴らしいと思ったら、小林武史。
少しずつストーリーが紡がれていって、どんでん返しみたいのはないけど、ちゃんと描かれていって見ていて
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陽はまた昇る(2002年製作の映画)

3.6

仕事に大切なことが学べる。
プロジェクトXにありそうだなーと思ったら実際に特集されてた。
映画風に脚色されててそれはそれで面白いけど、プロジェクトXの方が実際の人の話もありリアリティがある。ドキュメン
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.5

みんなの境遇がこれでもかというくらい複雑でお腹いっぱいでした。
自分がいなくなってもちゃんと子供達が生きていけるようにという強さ優しさ厳しさが心にグッと来る。
ちょっとでも色々狙いすぎかな。
杉咲花の
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.7

音がリアル。原作知らなくても見れる映画。

トイレ行ってオープニングの大半身損ねた。オープニングが最高と聞いて泣いた。

浮草(1959年製作の映画)

3.4

東京物語が面白くて小津作品を視聴。映像の撮り方、見せ方はやはり特徴があり見応えがある。
昭和のケセラセラな雰囲気が描写されていて面白い。ストーリーや、登場人物のリアクションはツッコミどころが多いものの
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.5

貧困の問題がリアリティを持って描かれていて、世の中の解像度が少し上がったという意味で良い映画だった。ブラックな労働環境ってたくさんあるんだろうな。執拗な価格競争と、当たり前に安価なサービスを享受する自>>続きを読む

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

清々しいサクセスストーリー。主人公が本当にその後も夢を追い続けて実現していることが深みを増す。
典型的なハリウッド映画という感じの王道の展開だけどベタに良い。ストーリーがあまりにも綺麗すぎてフィクショ
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泥の河(1981年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

心にズシリとくる映画だった。レビューを書くのが難しい。
ノブもその家族も、出てくる人が倫理観のある善良な人が多く、変な胸糞悪さを感じないが、逆にそれでも結局救いようが無いんだと辛くなった。
ギンコもど
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

全体を流れる東ドイツ独特の静かくて暗い雰囲気と、ゆっくり荘厳に進むストーリーが良かった。
西ドイツの実情を発信する男を、盗聴しながらも、自分の地位を顧みずに、見逃す男。そのきっかけが善き人のためのソナ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.9

仲間うちの数人を撮影したドキュメンタリー。映像と編集のクオリティがすごい。小さい頃からカメラを回していたから映る人が自然体でリアリティある話し方をしてるんだろうと思う。撮影者のビンリューに拍手。この大>>続きを読む

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

これまで見た台湾映画の中ではクオリティ高い作品だった。ベタに楽しめる青春映画。ヒロインが可愛い。主人公が家で全裸なのも良い。主人公は、ちゃんと告白して付き合ったら良かったとか思わないんだろうか。ただた>>続きを読む

海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

3.5

台湾で大ヒットしたという映画。戦後引き裂かれた恋人がテーマと思いきや、モチベが違う初心者バンド結成の話がメインストーリーに。台湾映画あるあるの、大事な伏線や気持ちの変化の描写はしょり。陣頭のデジャブ。>>続きを読む

陣頭(原題)(2012年製作の映画)

3.3

台湾の陣頭という伝統芸能について知りたくて見ました。台湾ではこの映画のおかげで、やや廃れていたこの伝統芸能への若者の参加が増えたとか。2時間の映画に色んな要素を全部詰め込んだ感じですね。もっと、陣頭と>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

正しくないことをしているのに正しく見えてしまう。誘拐は良くないことだけど、それで子供は幸せだったのかもしれない。こういう家族形態があってもいいなと思いつつ、今の社会では認められていないしサステナブルで>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.3

日常で触れることのない、ピアノコンクールをテーマにしていて興味深かった。知らない世界を知れるのは映画の醍醐味。登場人物の背景が、小説ではもっと丁寧に描かれていて深みがあるんだろうなと想像。
演奏の撮影
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his(2020年製作の映画)

3.3

今泉力哉 監督の 街の上で が良かったので鑑賞。ゲイなのに結婚をして子供を作ってしまうのは良くない。奥さんがかわいそう。全ての根本の問題は同性愛者の生きづらさなんだろうな。早く生きやすい世の中になりま>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.6

その時代特有の雰囲気が、淡々とした描写の中でも伝わってくる。モロッコの酒場に色んな国出身の、色んな立場の人が集ってるという独特な空気感も良い。
いくら好きとはいえ元カノに対して普通そこまでするか?とリ
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我々の父親(2022年製作の映画)

3.5

恐ろしい話。知らない方が幸せなこともある。なぜこれが違法で裁かれないのかが分からない

ひまわり(1970年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

絶賛する人も多かったので期待しすぎたか…文化も時代も違って理解も難しく物足りず。スピード婚で愛の深さもいまいち伝わってこず、自分ならまあロシアで命の恩人と新しい人生始めるのは納得できる。もっとどちらの>>続きを読む

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