sicklychicさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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しあわせのかおり(2008年製作の映画)

3.0

夜中、映画でも観て寝ようと思った際にリストに見つけて鑑賞。
期待せずにぼんやりと観たのが良かったかもしれません。

冒頭のおいしそうな中華料理に悶絶。

キャストが豪華で驚きました。

八千草薫さんの
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ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン(2014年製作の映画)

4.0

JBかっこいい。
一言にまとめるとこうなります。

更に、時代のうねりや勢い、熱が画面から伝わってきました。黒人解放運動がこんなに近代のことだったのだと改めて感じ、ボブ・マーリー然り、音楽と政治も常に
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ノーマ、世界を変える料理(2015年製作の映画)

3.0

それはそれは美しい、絵画のような一皿。どんな味がするのか、興味を掻き立てられます。

その土地をお皿の上に乗せる。
旬を味わう。
日本料理に通じるものもあるからか、すんなり入ってきました。
虫はちょっ
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LISTEN リッスン(2016年製作の映画)

3.6


エアコンの雑音と、お客さんの吐息、耳栓特有のさわさわいう空気の音の中、聾者の大きなダンスとも演奏とも言える映像に、何度か涙が出そうになりました。

上映直前に流れていた音楽を反芻しつつ、その内抑揚に
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ファクトリー・ガール(2006年製作の映画)

3.5

シエナ・ミラーが兎にも角にもそっくり。
アンディー・ウォーホルが登場する映画は何作か観ましたが、
悪者に描かれている映画は初めてでした。

イーディーが商品として一瞬で消化されてしまったのは、もちろん
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サンシャイン・クリーニング(2008年製作の映画)

3.3

随分前に映画館にて鑑賞。
当時の感想なので、もし今観たらまた違うかもしれません。

主役の二人はかわいいだけじゃない!
セリフまわしが面白い。
どうしようもない焦燥感とか、
こんなはずじゃなかったのに
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.3

コーヒー豆の流通から消費までを優しく追いつつ、生産者やロースター、ブルーワーの情熱までを綺麗な映像で追ったドキュメンタリー。

農園の方が初めてエスプレッソを飲んだ時の表情が、なんとも心に響きました。
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キャロル(2015年製作の映画)

3.5

どうして同性を好きになることは
ダメなことなんだろう。
誰かを好きになることで、
自分を責めなければならなくなるのはなぜだろう。

ケイト・ブランシェットの「Likewise」、なんて美しいんだろう、
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アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生(2014年製作の映画)

3.7

齢62から95歳までの、
ファッショニスタを超えた存在である、美しい人たちの映画。

人生を謳歌するまでに至った
彼女たちだからこそ似合う、
「自分」をファッションで表現している人たちの、迫り来る時間
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

エンドロールが流れた瞬間に、
興奮で拍手が出ました。

先生の言葉がちょっと汚い&辛辣ではあるものの、彼以外の大人が結構ダメダメな感じ。駆け引きに続く駆け引きに、どんどんと引き込まれます。

エンディ
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.3

原題の意味を捉えてから観ると
よりしっくりくる気がします。

ドラン作品を何作か観ているのも手伝って、最後のシーンがなければ長いだけの映画だったかもしれません。それくらい最後のワンシーンが効いてます。
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EDEN/エデン(2014年製作の映画)

2.7

ありがちに始まり、
ありがちに終わる映画。

音楽が大好きな人が、
それ故に踊らされてしまう、
そんな数年間を描いたお話。

主人公と腐れ縁の女の子がアンバランスで美しいです。

バレエボーイズ(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

juvenile、という単語が
これほど似合う映画を、
近年観た気がしない。

14歳から、おそらく2年ほど、
大人にとっては瞬きのような時間に、彼らは少年から青年へ、そして大人の片鱗を見せるほどに成
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.0

ウディ・アレンは
いつまでもウディ・アレン!

ストーリーラインは王道でも、
音楽や俳優、ユーモアの入れ方、
さすがの一本。

いじらしく儚い。
分かってるんだけど、
期待したりがっかりしたり、
恋い
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ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.0

シャーリーズ・セロンじゃなかったら、観られなかったかも…
というくらい、痛々しい。
ブリジット・ジョーンズなんて
メじゃないイタさ。
冗談とも本気とも取れない
思い込みに恐怖すら感じるけど、
なぜか持
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

個人的に「窓」がとても印象的な
美しい映画。

色んな人が、それぞれ
他人を思いやる気持ちに
溢れていました。

印象に残るシーンもたくさん。
けれど、言葉で伝えるよりも
観て感じてほしくなる
映画で
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エレファント・ソング(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

流れた涙の跡が、南アフリカでの
経験にリンクしていること。
心臓マッサージの跡が
マイケルに取り憑いたエレファントを踏襲していること。
たたみかけるようなラストを
冷静に観ることはできませんでした。
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胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.3

恋愛模様が
とてもリアルに描写された、
上質なコメディ(!)
と書くと軽いですが、
一つ(二つ)の恋が始まりから
とても丁寧に描かれています。
あのドキドキ、
あのがっかり、
この掻き回され方、
この
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殯の森(2007年製作の映画)

3.8

上映中、始終、
なんだろう、なんだろう、と
思いながら観ていて、
[もがり]の説明が出た時に、
「ああ、なんていう映画だろう」
と、感極まってしまいました。

ずっと青木ヶ原樹海だと思っていましたが、
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インセプション(2010年製作の映画)

4.5

どんどんと深層意識の中に
入って行く、という設定のため、
一見こんがらがりがちですが、
非常に理にかなっていて、
ミステリーも残しつつ、
キャストもそれぞれが魅力的で、
あっという間の148分。
全く
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しあわせのパン(2011年製作の映画)

3.2

原田知世さんのかわいさと
器の大きい大泉洋さん、
北海道の大自然を味わえる作品。

素晴らしいロケーションで
近所のみなさん、
ふいに訪れるお客さんと
共有するいっとき。

途中かなりハラハラしました
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清須会議(2013年製作の映画)

3.2

相変わらずの豪華キャスト、
三谷さんメンバーで送る、
三谷流清洲会議。

一癖も二癖もある登場人物達が
繰り広げる頭脳戦。
始終楽しそう。
信長の家来に
黒人さんがいたりと、
史実[おそらく]と
ユー
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ポロック 2人だけのアトリエ(2000年製作の映画)

3.5


ドリッピンクという手法に
代表される画家、
ジャクソン・ポロック。
技法を作り出す以前からの
彼自身と、彼の才能に惚れ込んだ
パートナーを丁寧に追った作品。

何も考えずにドリップしている
ように見
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ステキな金縛り(2010年製作の映画)

4.0

深津絵里さんと、西田敏行さんが
最高にキュート。

笑いあり、涙あり、
ヒラメキありの、
さすがの三谷幸喜ムービー。
in 法廷。

出る人もれなくみんな変。
そこが素敵。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.0

バンクシーの作品自体、
ユーモアとウィットに富んだ
社会風刺が多いけれど、
まさにバンクシーっぷりが
前面に押し出された、
ブラックユーモアたっぷりの作品。

ユーモアと情熱の
バランスの取り方が最高
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ツリー・オブ・ライフ(2011年製作の映画)

3.5

かなりアーティスティックで難解
…だけども、何とも切ない
家族の話でもあります。

映像はとても美しいのだけど、
結構長く、淡々と進むので、
なかなか気合がいるかも。
観た後、ずっしりとした何かを
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ワンダー・ボーイズ(2000年製作の映画)

3.3

二作目を出しあぐねている
小説家が講義をしている教室に
いる、変わり者の青年。
勤めている大学のイベントとの
タイミングも手伝って、
まるで小説のような日常に
巻き込まれていく。

めちゃくちゃだけど
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マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.0

ノルマンディに隠遁[希望]する
元NYマフィアの一家族に巻き起こる復讐コメディ。

ブラックユーモア満載かつエンターテイメントのツボをおさえた
111分。

オーケストラ!(2009年製作の映画)

3.3

当時の時代背景と、
チャイコフスキーの協奏曲に
取り憑かれたが故に
タクトを置くことになった、
指揮者とオーケストラ。
30年の時を経て、
舞い込んだチャンスを奪い、
パリでの演奏へ旅立つ…。

きっ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.5

ズーイー・デシャネルが
とてもかわいい。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットが
個人的にツボすぎる。
しわしわのシャツに
細身のネクタイ。

モリッシーの声がセクシー過ぎて
苦手だったのだけど、これを観て
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2LDK(2003年製作の映画)

4.0

海外のレンタルショップに
置いてある日本映画って
変なのが多いんですが、
この映画を観て、
小池栄子さんに惚れました。
ヘンテコムービーですが、
一見の価値ありです。

tokyo.sora(2001年製作の映画)

4.0

日常をたんたんと切り取った、
とても素敵な映画。
たんたんと切り取るからこそ
感じられるリアルが
ここにはあります。

観終わったあと、
やたらと走りたくなります。

僕たちのアナ・バナナ(2000年製作の映画)

3.5

ストーリーラインは王道ですが、
主役3人のキュートさと
宗教あるあるで、爽やかな
コメディになっています。

ジョナ・エルフマンが本当にかわいい。そしてベン・スティラーの素朴さと、エドワード・ノートン
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ざわざわ下北沢(2000年製作の映画)

3.3

下北沢を愛する人のための、
愛した人のための、
これから愛するであろう人のための映画。

いい街だなぁ。と思わずにいられない、ほんわか感に包まれている映画です。