残像さんのドラマレビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ソロ活女子のススメ(2021年製作のドラマ)

2.6

さいきん量産されてるエッセイ風ドラマ。女性版孤独のグルメみたいな雰囲気?これといった関係も距離も描かれることなく、とにかく江口のりこの波動を見るドラマ。まぁ休日にお酒飲みながらボンヤリ見るにはちょうど>>続きを読む

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岸辺のアルバム(1977年製作のドラマ)

4.5

山田太一脚本のドラマは数々見てきたはずなのに、なんでこの「岸辺のアルバム」が抜けてたんだろう。でも今見るべき作品だったのかもな、なんて思いながら見た。

とにかく傑作。いままで見た全てのドラマをひっく
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阿修羅のごとく パート2(1980年製作のドラマ)

3.2

露口茂の湿っぽい演技を見るにつけ、前作の緒形拳に想いを馳せつつ、あたりまえだけど同じ役でも俳優によってこんなに見え方が変わるんだなあと感心する。

そしてシーズン2ではとにかく八千草薫の色気、というか
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阿修羅のごとく(1979年製作のドラマ)

3.0

向田邦子脚本作品として見始めてみたが、和田勉演出作品としての押し出し(アク?)が強すぎてびっくりしてしまう。当時のテレビ的な演出としてクロースアップを多用するのはまあいいんだけど、腰を落ち着けるカット>>続きを読む

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ある結婚の風景(2021年製作のドラマ)

4.1

二人の関係、距離。そしてカメラと人物の取り結ぶ関係、そして距離。遠かったり近かったり、遠いのに揺らがなかったり、近いのに揺れ動いたりする。終始つかず離れずの距離から生まれるドラマを、つかず離れずのカメ>>続きを読む

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窓辺の女の向かいの家の女(2022年製作のドラマ)

3.5

全編にわたって絶妙にふざけてるのがとても良い。キャストスタッフ含めて、全員が笑いを堪えながら作っている姿が思い浮かぶ。

大爆笑になってしまわない、すこし抑えが効いた感じも悪くない。なんだろうこの感覚
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メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実(2021年製作のドラマ)

4.0

後半はまんまと騙されながら夢中で犯人予想くりかえしてました。いやあ、面白かった。

前半は出てくるキャラクターやシチュエーションなどプロットの要素がだいぶ「ツインピークス」似だなーってことが頭を支配し
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お耳に合いましたら。(2021年製作のドラマ)

3.2

ざっくり言えば「孤独のグルメ」の亜種なんだけどそこに、音声メディア文化(ラジオ)とか、チェーン店、テイクアウトなどの要素を絡めたら上手くいった、つまり「良い足し算」が出来た稀有な例かも。

劇伴も最近
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阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし(2021年製作のドラマ)

2.9

テレ東を筆頭に、こういうある意味エッセイ風というか、日常系のドラマがここ数年増えてると感じる。まあ今作に関してはエッセイが原作なのでエッセイ風になるのは至極真っ当なのだけれど。日常系のドラマで重要なの>>続きを読む

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やまとなでしこ(2000年製作のドラマ)

2.6

うちの奥さんの心の一本ということで見てみた。見ていて思ったのは、韓国ドラマのラブコメディのパターンに似てるな、ってこと。そう考えるとこのスカスカなかんじとか、脇のわちゃわちゃ加減とかも近いような気がし>>続きを読む

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ロシアン・ドール:謎のタイムループ シーズン1(2019年製作のドラマ)

3.2

タイムループものは流行ってるんだな〜。なんというかフロイト的なプロット。前半はコメディ、後半はスリラー的な展開。久しぶりにクロエ・セヴィニー見れて得した気分。ラストのラストのナディアの表情がなんとも良>>続きを読む

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シッツ・クリーク シーズン1(2015年製作のドラマ)

3.0

最初イライラしたけどだんだんホッコリしてくるよね。

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おかえりモネ(2021年製作のドラマ)

4.2

いままで見た朝ドラのなかでも1、2を争う好感触。とにかく毒親というか毒父が出てこないだけでだいぶストレスがない。

主人公の百音はその名の通り、耳の良い「聞く」キャラクターなのがこの作品のトーンを決め
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クイーンズ・ギャンビット(2020年製作のドラマ)

3.8

社会的に女性が被ってきた抑圧が、ふたりの母の死の要因としてあらわれ、またベスには薬物やアルコールへの依存症という形で顕在化する。社会的なイシューを後景としてグッドストーリーを構築し、じわりじわりと観客>>続きを読む

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イカゲーム(2021年製作のドラマ)

2.4

イ・ジョンジェをひさびさにじっくり見れたのはしみじみよかった。
ただドラマ全体としては自分が求めるものではまったくなかった。と同時に面白いポイントもぜんぜん伝わってこなかった。これが世界的ヒットかあ。
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ファルコン&ウィンター・ソルジャー(2020年製作のドラマ)

3.5

ラストは少し失速したとはいえ前作「ワンダビジョン」のインパクトが強く、続いて見た本作第一話があまりに「普通」のMCUであることに少し落胆して放置していたんだけど、「ブラックウィドウ」を劇場で観て「普通>>続きを読む

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生きるとか死ぬとか父親とか(2021年製作のドラマ)

2.6

脚本はいいと思うんだけど演出がいけてない。終盤の、過去の自分と今の自分か対話するみたいなところがちょっと受け入れ難かった。あそこはああいうトリッキーなことするより正攻法の表現が見たかった。

人生相談
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大豆田とわ子と三人の元夫(2021年製作のドラマ)

4.5

生まれて今まで観たドラマの中でいちばん面白かった。

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コントが始まる(2021年製作のドラマ)

3.4

「大豆田とわこ〜」がなかったらどう考えても今季ナンバーワンの面白さだった。さいきんようやく菅田将暉にすこし目が慣れてきた。

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Mother(2010年製作のドラマ)

3.0

たとえばこの作品において「手紙」は重要なファクター(主題と言えるかもしれない)になっているんだけど、序盤から奈緒が玲奈を見かけるのがポストの周りと設定されているのは、その「手紙」へとつながる布石になっ>>続きを読む

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岸辺露伴は動かない(2020年製作のドラマ)

2.5

プロットとしては米澤穂信の「古典部」シリーズあたりを思い出す、人が死なない系ミステリーの系譜かな?筒井康隆、楳図かずおという名前も頭に浮かんだりした。

原作を読んだことがないので、キャラ造形に関して
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ダッシュ&リリー(2020年製作のドラマ)

2.8

ホリデーシーズンのウキウキの功罪をカジュアルに享受できる楽しい作品。

本屋がなあ、あんな本屋あったら良いなあ、ってずっと思ってた。

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リトル・ヴォイス(2020年製作のドラマ)

2.5

歌は良かった。あと1話が短くて良い。

毎度ベスのわがままさにイラっと来るにも関わらず、見終わって振り返ると爽やかな印象が残ってて、この感じは悪くない。

でもすこし、いろんな設定がいまいち有機的に絡
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梨泰院クラス(2020年製作のドラマ)

3.2

遅ればせながら完走。おもしろかった。

日本で言うところのいわゆる劇画の世界だよね。最近の自分のデータベースから引っ張ると「女帝」なんかが非常に近い。ものすごくティピカルな構造。ただ、現代的な味付けを
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これは経費で落ちません!(2019年製作のドラマ)

3.0

というわけで、こちらを改めてちゃんと見る。

キャストが脇の脇まで豪華、そしてわかってる。経理部の面々とか安定の実力派過ぎてヤバい。中でも伊藤沙莉がとても良い。いや吹越満も良いけど。とにかくみなさん緩
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おカネの切れ目が恋のはじまり(2020年製作のドラマ)

3.3

最近見た日本のドラマの中で1番良かった。

経理課の女性が数字から「ほころび」を見つけ、それをミステリーのように解決する、という展開は「これは経費で落ちません!」など先行する作品はあるものの、松岡茉優
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私の家政夫ナギサさん(2020年製作のドラマ)

2.7

録画してた最終回やっと見れた。もうとにかく多部ちゃんかわいい多部ちゃんかわいいに尽きる。

大森南朋はこれくらいの役が良いのかもしれない。でもこれでもちょっと演技しすぎなんだよね。もっとドンと構えて欲
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ダーティ・ジョン -秘密と嘘-:ジョン・ミーハン(2018年製作のドラマ)

3.0

ほんとにあった実録犯罪ドラマ。ジョンの作戦が全体的に杜撰なのが逆にリアル。

エリック・バナの勿体ぶった演技も、なんかこんなやつだったんだろうなっていう妙な説得力がある。

意外と現実ってのはフィクシ
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愛の不時着(2019年製作のドラマ)

3.3

とてもよく出来たコメディだと思う。こういう言い方は不謹慎だとは思うけれど、「南北に分断された国家」というシチュエーションを使える韓国はいまストーリーテリングにおいて世界のどの国よりもアドバンテージがあ>>続きを読む

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呪怨:呪いの家(2020年製作のドラマ)

3.4

『呪怨』というモチーフを使った高橋洋・三宅唱のコンビによる「平成犯罪大全集」のような趣に仕上がっている。

妊婦の腹になぜ電話を入れたのか、犯人は一家を殺したあとなぜご飯を食べてくつろいでいたのか、な
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ブレイキング・バッド SEASON 2(2009年製作のドラマ)

3.2

ここまでも面白かったんだけど、まあ普通?くらいだった。シーズン2の終盤からようやく物語がドライブして来た感じがする。

いかに人間は「ブレイキング・バッド=悪事に手を染め」ていくのか、という主題がウォ
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チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)

3.2

物理学者と政治家が未曾有の災害に立ち向かうバディムービー。今回は学者の視点で主に語られる。

「嘘」という主題が、政治家の、科学者の、現場の、それぞれの視点の違いを顕在化し相対化する。

科学はひとつ
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ウォッチメン(2019年製作のドラマ)

3.5

いやあ素晴らしいなー。

コミックヒーロー映画を西部劇に例える向きがあるけれど、ここまで攻めることができるジャンルであることに正直驚きを隠せない。

もはや西部劇におけるニコラス・レイとかサミュエル・
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スカーレット(2019年製作のドラマ)

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前回の「なつぞら」が近年の朝ドラ史上、アニメ制作というモチーフから演出も含めて大好きな作品だったので、次回の朝ドラは陶芸がモチーフと聞いて「ハーン」と思っていた。

ところがどっこい、中盤あたりからの
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ノット・オーケー(2020年製作のドラマ)

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最近はHBOのドラマばっかり見てて久しぶりにNetflixのドラマ見たいちばんの感想としては、ネトフリは80年代好きだなーってとこ。

とりあえずは音楽だけど、見ていくうちに参照元の作品も70-80年
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