しかたまさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

クライム・ゲーム(2021年製作の映画)

4.0

ソダーバーグ監督で豪華キャストぞろぞろのクライムもの、と聞いて見ました。

ギャングと堅気、悪党たちの騙し合いは、定石を踏みつつ、ひねりもあり。

特殊なレンズの撮影に好みが分かれるかもですが、時代色
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百花(2022年製作の映画)

4.5

冒頭、トリッキーな長回しから始まり、そのままのペースを維持して進んでいくので、魅入られ続けました。
びっくりです。今年の邦画のワンオブベストでは。

アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター(2022年製作の映画)

5.0

4KリマスターのハイフレームレートIMAXというスペック目当てで観に行って、なんなら10日ほど前に、長尺版をBDを見たばかりだったのですが…。

冒頭、ジェームズ・ホーナーの音楽に包まれたら、もう泣け
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

原作未読です。設定と筋立てに無理を感じたところが、いろいろ。

面白みを覚えたのは、中盤、襲撃とバンの中での幹部たちの協議シーンのカットバックのあたり。

宣伝ほど、坂口健太郎はキレたキャラクターには
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.0

IMAX版で久しぶりにスクリーンでの鑑賞。
モリア坑道とバルログのデザイン・造形に圧倒されシビレた当時を思い起こしつつ、今回の見どころは、貫禄が付く前の若きケイト・ブランシェットだな、と思ったのでした
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ビースト(2022年製作の映画)

4.0

長回しのショットの多用で、流れのあるシチュエーション運びと、緊迫感を生み出してるのが特徴的でした。

今回、常識人っぽい役の、シャルート・コプリーもいいですね。

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

シリーズのファンではないので、過度な期待もなく、記録的な動員力への興味で観ました。

「竜とそばかすの姫」とは、また違った歌のオンパレードですが、ディズニー風味にならず、マイペースなところが良かったで
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

脚本・監督が女性でないことが、良し悪しの評価基準のひとつになりえる昨今だと思いますが…個人的には身につまされるようなことがなかったので、主人公の心の機微への理解・共感には至らなかったのでした。

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

新聞の映画評で、気になって観ました。

のん、のピュアな眼差しをスクリーンで観る価値はありましたね。

実尺ほど長さを感じなかったです。この長さでもちゃんと作ろうとしている志がいいですね。

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

最後の方以外は、割と原作に忠実なところが多いですね。

トンデモなニッポンぶりも、想定の範囲内。
こういうのも、いいと思います。

この予告編で気づいた「シブミ」をウン十年ぶりに読み直そうかと、ポチッ
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.0

ほとんどずっと戦っているので、ダレ場はないです。
戦闘シーンが続きすぎて眠くなったりする映画もあるなか、そんなことは一切なく進んでいくので、その点では構成が優れているのだと思います。

そのうえで、観
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

相変わらず「この監督、なにを考えてるのか?」なのは期待通り。

IMAX 1.43:1のフル画郭の効果が、後半で抜群に効いてくるのは痛快。ある意味、ただデカいだけなので、そのシンプルすぎるインパクトに
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L.A.コールドケース(2018年製作の映画)

4.0

警官を信用できない世界の憤怒は、どこにぶつければいいのでしょうね。

THE RESCUE 奇跡を起こした者たち/ザ・レスキュー タイ洞窟救出の奇跡(2021年製作の映画)

4.0

Amazon Primeの「13人の命」を観たあとです。

予告を見たら、止まらないですよね。
劇映画では描写されてない背景やディテールがあって、これまた興味深い。

究極の趣味人が奇跡を起こして世に
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13人の命(2022年製作の映画)

4.0

すごい話だけどドッと疲れが…

白人俳優メイン3人の頼もしさよ。

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.0

結構良くできてますね。意外な拾いもの。
ヒロインの活躍に無理がない。
大自然の描写は清々しく美しい。

特典にコマンチ語バージョンもありますが、英字幕のみで、口パクが合ってないのは、仕方ないけど残念。

ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

4.0

なにげに豪華キャストですね。

70年代カラーが思ったより薄めでしたが、マニアックにしてないところが、万人受けする所以でしょうか。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

4.0

風呂敷の広げ方と、見せ場の作り方が、このシリーズ“らしくない”方向へ行ってしまっている感がありました。

マイケル•クライトン持ち味だった、閉塞感やタイムリミットの設定が欲しいところ。

恐竜に蹂躙さ
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.0

IMAX3Dで鑑賞。

クリスチャン・ベールが手抜きのない悪役ぶりでいいです。

最後、なんでああなるか、理屈はよくわかりませんでした。途中で見逃し・聴き逃しがあったかな??

神々の山嶺(2021年製作の映画)

4.0

なかなかに渋い。
日本の時代考証も結構ちゃんとしてますね。看板文字の横棒の配置はご愛嬌。日本人の英語スペルミスもよくあります。

後から、日本の実写映画と、原作のコミックを確認しましたが、エピソードの
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.5

いちおう1.43:1のIMAXフル画郭で観ました。
(まさか事前告知を翻して1週間で打ち切りにするとは、鑑賞した時点では知らなかったのですが)

「ハン・ソロ」がそうでしたが、ディズニーは大ヒットシリ
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.5

なぜか個人的には刺さらなかったのでした。
自信満々の主人公に感情移入できなかったのかも。

トラックのシークエンスで、唐突にサスペンスフルになるところは面白かったです。

犬王(2021年製作の映画)

3.8

楽曲が洋学ロックになってしまう点で、好き嫌いが出てしまうところでしょうが、それ以外の南北朝時代の考証と市井の描写は、近年稀に見る素晴らしさで、琵琶法師の谷一など、脇役キャラクターの活写は、本当に良かっ>>続きを読む

FLEE フリー(2021年製作の映画)

4.0

アニメーションでドキュメンタリーという、意外ながら必然性のある手法なんですね。

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.0

香川京子さんを観に行きました。

シナリオの時点で問題ある気がしますが、冒頭の大政奉還から、画と演技がそれをカバー出来てないことも露呈しちゃってましたね。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

余計なひねりを加えず、迷いなくド直球の王道をやり遂げるパッションに感服。

36年前の前作を遥かに上回る飛行操縦技術を備えた59歳の主演男優って、なんすか(笑)

エンドクレジットのビリング・ショット
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

4.0

誰が観ても楽しめる、きちんとした映画でした。
ときどき長回しを入れてくる演出、効いてます。

視聴率戦争にしてるあたり、時代設定は10年くらい前なら、リアリティがあるのかもしれないですね。

制作進行
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

監督の演出力と、俳優陣が標準値を超えてくるのは、これまでの諸作から想像に難くなかったのですが、今回、撮影監督のホン・ギョンピョの参加で、画の素晴らしさに魅せられました。原摩利彦の音楽も良かったです。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.5

原典をリスペクトしたうえでのストーリーの構築は、「シン・ゴジラ」以上の親和性でした。

VFXクオリティは、いろいろな要素(予算・時間・技術)が足りていない故か、ちょっと惜しい。

長澤まさみの圧倒的
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

日本では珍しい?シリアルキラーもので、アームチェアディテクティブ風な建てつけ。

これ、PG12でいいんですね。Rが付くかと思いました。

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

ジュード・ロウが格好良いですね。
かつての二枚目が、いっとき低迷していた印象もありましたが、本作では実質の主役。

マッツ・ミケルセンの代替キャスティングも、狙い通りの雰囲気を出していてバッチリ。
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.0

ドクター・ストレンジの話ですが、実質の主役はスカーレット・ウィッチなのでは。
エリザベス・オルセン、大活躍で大満足でした。

サム・ライミ監督で、ダニー・エルフマン音楽なのも盤石な感じ。

IMAX
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.0

安室が大活躍する…というのとも、ちょっと違い、本筋の爆弾魔の話は、もはやコナンたちが出てこなくてもいいレベルになっていて、そういう意味では、ハリウッドのメガヒットタイトルのシリーズもののような横綱相撲>>続きを読む