これもかつての名画座の定番。
カーレースものだが、参加者があまり必死にならず、ゆったりとラリーを楽しんでいる感じで、こちらもその分気楽に観られる
地元の名画座でよく上映されていたので何度も観た、個人的には思い出の多い作品。
ヒロインはずっと後になって『スプレンドール』に出ていたのを見つけた。何か昔のクラスメートに偶然会ったような感じで懐かしかっ>>続きを読む
橋本忍のトンデモ映画というと『幻の湖』が有名ですが、こちらの方もぜんぜん負けていません。三村晴彦もデビュー作の『天城越え』などはしっとりしたいい映画だったのですが…彼らに一体何が起こったんでしょうか?
志穂美悦子はアクションをやるとあれだけ華麗に動けるのに(アクションを売りにする女優さんはその後も多く出たけれど、結局彼女以上に動ける人はいなかった)、主題歌を歌うとあまりにも不器用なので、かえってこち>>続きを読む
封切時『転校生』と2本立てで鑑賞。
こちらの方は、白バイで海にダイブするラストシーンしか憶えていない
封切前、大まかなストーリーを聞いただけの段階では、ああまたお手軽に作ったコメディか、ぐらいにしか思っていなかった。
それが今でも鮮烈に記憶に残る映画になるとは。
封切時『ヨコハマBJブルース』と2本立てで鑑賞。
もう40年近く前の映画だが、失礼ながら当時でも黒沢年男が主演なの?と思ってしまった。トラック野郎のシリーズが終わったから次はダンプで、ということだった>>続きを読む
封切時『ダンプ渡り鳥』と2本立てで鑑賞。
優作版『ロング・グッドバイ』、というよりそのまんま。
でも、そんな雰囲気も含めて好きな作品。
脇で出てくる内田裕也がよかった
今思えば、ニック・ノルティとエディ・マーフィーというのは相当に異色な顔合わせだったんじゃなかろうか
ライアン・オニールがこんなにもカッコいい映画が、後にも先にもあっただろうか
この映画でウォルター・ヒルという監督を知った。
そして、彼の新作を楽しみにして、欠かさず追いかけた時代があった。
ライティングの妙で表現された幽霊が可愛い。
デヴィッド・リーンは後年の大作路線よりもこちらの方がずっと好き。
初見はシネヴィヴァン六本木のレイトショー。
キャメラがほとんど動かない。
そのフィックスのキャメラと、極端な陰影の照明でとらえられた登場人物たちの面構えが凄い。
初見は地元の名画座での3本立て。
当時まだ子供だったが、翻訳字幕が旧かなづかいになっていて奇妙に感じたのを憶えている
日本公開が遅れたため、初見は先行して流通していたVHS。
サミュエル・フラーの新作ということで観てみたら、クリスティ・マクニコルが出ていて驚いた
本土復帰直前の沖縄の貴重なドキュメンタリー。
他の皆さんのレビューにもあるが、音と画が合っていない(シンクロ用のキャメラがまだなかったのだろう)ので、却って登場人物が問わず語りに内面をさらけ出している>>続きを読む
マラソンのオリンピック代表選手の姿をひたすらに追った、痛々しいまでに内省的なドキュメンタリー。
城達也のナレーションはこの頃既にそのスタイルが完成している。
”ドキュメンタリー”という概念そのものを攪乱する作品として、一見の価値あり。
全編に渡って暴力的に振り回されるキャメラ。のちの土本監督の折り目正しい作風を想像すると相当に混乱すること必至の、ドラッグシネマの傑作。
『旅芸人の記録』との2本立てで鑑賞。
当時、地方では3時間52分の映画にさえ”併映”がつけられていたのである
初見は池袋スタジオ200での上映だったが、プリントの状態が悪く最終ロールが映写できないというので、急遽当該部分の再録シナリオが配られた。
封切の映画館はお客さんで一杯だった。『ロッキー3』との2本立てだったからである