DiceKさんの映画レビュー・感想・評価

DiceK

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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.0

テーマは深いが、昨年最愛のパートナーを若くして失った今の自分には重すぎた。淡々とした感じが更に不気味というか何というか。今の僕には分からないい。。。あえて淡々と描いたのかな?

怪物(2023年製作の映画)

4.0

移ろいやすい少年の心を丁寧に描いた綺麗な映画だった。少しウブと思う人もいるかもしれないが個人的にはこういう繊細な映画は嫌いではないです。撮影と編集にも丁寧さを感じました。普通にいい映画だと思います。あ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

ハチャメチャな1日、的な感じで、Partyの時みたいな感覚になりました。なかなか斬新な映像、というか、これがダニエルズらしいのでしょう。

メッセージはシンプルで希望に満ちたいい映画だと思う。映画でし
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.0

戦争がもたらすネガティヴな要素は網羅。あえて掘り下げずに視聴者に考えさせるラストだったと思うのだが、それにしてはやや戦場の理不尽さの表現が控えめに過ぎたのではないか?

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

期待せずに見たせいもあるが、映画音楽の進化や、そもそもの「音」の重要性を改めて感じられる、良質なドキュメンタリー。映画というのは、ストーリーと映像と音楽がバッチリ合うことによって一つの作品になるのだと>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

新海さんらしい、色々掘ると新しい発見が盛りだくさんな深さをシンプルなエンターテイメントとしてでも十分楽しめる作品にしている、流石です。「戸締まり」というのは個人でも組織でも、国でも、地球でも、大事な普>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.1

原作が「燃えよ剣」なので仕方ないですが、明治時代、明治維新を讃える司馬史観がベースとなっている。私はどちらかというと明治維新とは非道なテロ(そこに漬け込む英仏の代理戦争)であったと考えているのでその時>>続きを読む

機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(2022年製作の映画)

1.0

ガンダムという名前を使わないで欲しいと思うガンダム。

安彦さんは何をやりたかったのだろうか?

とにかくこれはガンダムてはない。

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.1

アルモドバル監督らしい「希望」の描き方が素晴らしい。人は痛みを経験しないと真の意味で創造は出来ない。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

変なところに凝らずに、「シンプルなエンタメ」という軸をぶらさずに続編、ということで十分シンプルに楽しめました。こういう単純に楽しめる映画はある意味久々だったかも。kawasakiのバイクも健在^^
I
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

シンウルトラマンとは、レヴィーストロースそのものであった。彼が一大転換的世界観をもたらした構造主義による構成。ベタな展開もあり、苦笑する場面もあったが、ウルトラマンを少年期に見ていたので、その頃のワク>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

構成が面白い。真実は人それぞれが主観的に持っているものであり、果たして科学が希求する客観的真実、事実はそもそも存在しないのではないか?

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

民主主義(特に米国のような直接民主制)の成れの果てを描いた作品。

ステレオタイプな「音楽が世界を救う」のような夢想を切り捨てているところもリアリスティック感を増している。

民主主義は機能不全、かと
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.3

柳楽くんの演技はよかったと思う。でも、何で映画というフォーマットを選んだのだろうか?これこそ全裸監督のようにドラマフォーマットで細部まで描いた方がより楽しめた気がする。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.2

うーん、設定も薄っぺらいし、オチもすぐに読めるし、、かなり微妙。唯一売れれば何でも良いという音楽業界の闇を見せたところだけかなー、評価ポイントは。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

安定のヴィルヌーブ!ホドロフスキー版も観てみたかった気はするが、結果的にはヴィルヌーブで良かったと納得。IMAXをオススメします。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.3

今回はキチンとお金をかけて創っている感じ。3部作?になるようなので楽しみだ。つかみはOKでしょう。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.4

当初より5点満点が期待値になっている作品。旧作から見ている方の一部からはエンディングに疑問符をつけておられる方もいらっしゃるようで、それはよくわかりますが、序の時に私が推測したとおり、マリ、が聖母マリ>>続きを読む

きみの声をとどけたい(2017年製作の映画)

2.0

地元が舞台、MAD HOUSEの作品ということで一定の期待感を抱きつつ見ましたが、まあ、普通にいい話なんだけど、この映画は何を目的に、誰をターゲットにした映画なのか、よく分からなかった。。。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

日本社会の風刺を描きながらも、この世界は一人ひとりの意識と行動で「すばらしき世界」に変えることができる。人生において最大の原動力たる「希望」に心が震えた。

TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

TENET!!!最高傑作!!!とにかく圧倒されること間違いなし。ノーランは、実質デビュー作のメメント以来、常に時間の不可逆性を超えた視点、つまり5次元の視座を映像で表現しようとしており、それがどんどん>>続きを読む

アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

3.5

儒教文化と西洋哲学のギャップは大きいな、と改めて実感。

海外のM&Aはやっぱり難しいんだな。カルチャーギャップが半端ない。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.1

コロナ騒動を予見していたかのような作品。映画としては平均点かもしれないが、その予見性を評価し、ブラス0.1点。

FOR REAL-戻らない瞬間、残されるもの。-(2019年製作の映画)

4.0

FOR THE REAL史上過去最高傑作。筒香のポスティングによるメジャー移籍という一大トピックがあったとはいえ、シーズンを支えた石田や乙坂をfeatureするなど、肝は抑えている。個人的には大胆な守>>続きを読む

アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

こういった大作がNetflix発の作品というのは、よくやった、という感じ。米国の歴史に詳しい人にはたまらない面白さだと思う。

ダンケルク(2017年製作の映画)

5.0

ノーランの出世作のメメント以来、ノーランは時間は不可逆であるという4次元を映画を通して超える試みを続けている。言わばかつてアートの世界で、キュビズムが4次元を平面に表現することに挑戦した正統な後継者だ>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.8

ダークナイトが気に入った人は絶対に見るべき。ジョーカーの誕生を見事に描いている。明かされる彼の行動原理は善悪などと言う概念を超えた、まさにジョーカーそのものであった。もう一度この視点でダークナイトを見>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.0

まあ、君の名は。が凄すぎた。
平均点のクオリティはあるとは思います。映像は相変わらず綺麗。この世は狂ってる、というメッセージもいいと思います。

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.3

おおよその展開は途中で読めてしまうが最後のセリフが秀逸。流石スコセッシだけあり、映像と音楽の全体的な世界観はよく作り込まれている。もう一度頭から見てたい感あり。

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.5

普通に面白いし観る価値はある。ただ、これがアカデミー賞と言うのは極右の台頭や白人至上主義の復活傾向という時代背景にハリウッドが警鐘を鳴らしたということかな。それが無ければアカデミー賞というところまでは>>続きを読む

FOR REAL ベイスターズ、クライマックスへの真実。(2017年製作の映画)

3.5

昨年のオフィシャルムービーの出来が悪すぎたが、今年はまあ、まとも。ただ、ドキュメンタリーとしては、何故ラミレスが最後ああいう発言をするに至ったのか?の布石がなく、またあったであろう首脳陣間での軋轢にま>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.6

傑作。是非音響のいい劇場で見るべき。
スクリーン越しに「熱」がビンビン伝わってきた。SNSネイティブ、オンデマンドネイティブの若者はこの映画を観て何を感じるのだろう。90年代初期のpartyカルチャー
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.3

出光創業者の「士魂商才」を描いた作品。少しベタではありますがそこはよく描かれていると思いました。ただ、何故彼がその魂を宿したのか?という前段のエピソードがあるともっと良かったと思う。確か出光は今も非上>>続きを読む

白夜行(2010年製作の映画)

2.9

小説も読み、テレビ版も見てから見ましたが、うまく編集出来なかった感が。原作は面白いし、テレビ版も少しベタではあるがコンセプトがしっかりしていただけにやや消化不良。

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.3

1作目の時は夢中になって見たけど、このT2はまあ、「同窓会」みたいなものかなー。

企画としてはありだと思うけど、そもそも創る必然性のない自慰行為的な映画という、少し残念な印象。それなりに面白かったけ
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