こういう大バカ映画は誉めようよ、もっと。
前作「ゴジラVSコング」で、対決しつつ仲直りした二人(?)が、今度はタッグを組んで地下帝国の悪コングと対決だ!しかもそこに伝説の怪獣モスラも参戦!
うわ~~!>>続きを読む
話は荒唐無稽。
そんなことは観る前から分かってるし、主役の安倍晴明も、先年の野村萬斎から山崎賢人に変わったということで、アクション主体の映画になることは明瞭。
だから、深みやテーマ性よりも、大切なのは>>続きを読む
原作はだいぶ昔に読み、大林宣彦による映画化作品も公開時に観て、その後もう一度テレビ放映時に観た。
社会問題をドラマや小説に落とし込むことが多い山田太一の作品にしては、ある男の、人生の失意と、愛の再燃>>続きを読む
1850年代のイタリア。
国民の中には、国家統一の運動が広がっていて、その過程の中で、今まで神聖冒さざるものだったカトリック教会の権威がどんどん損なわれている時代。
そして、序盤はサスペンス映画的に>>続きを読む
あの香港映画の秀作「ソウルメイト 七月と安生」が、しかも韓国でリメイクされるとは!びっくりして観に行った。
元になった作品は、監督デレク・ツァンの「少年の君」が日本で公開され、評判になった時点で、そ>>続きを読む
例によってめちゃくちゃ人が撃たれたり殺されたり殴られたりする韓国ノワールだが、そこに他作より多めにコメディ要素を入れてみました、と言うのが新機軸なのかもしれない。
しかし、その新機軸はあまりうまく回っ>>続きを読む
あのヴィクトル・エリセの31年ぶりの新作と言うことで、公開前からかなりの話題になっていたにもかかわらず、公開後にあまりあちこちで語られることなく消えて行ってしまう印象なのだが、多分みんなどう語るべきか>>続きを読む
設定を貫き通した物語作りが功を奏して、テーマをくっきりと描き出すことに成功していると思う。
もちろん、映画はエンタテインメントであり、物語なのだから、テーマが伝わるからいい映画ということではないのだ>>続きを読む
原作の面白みとどんどん違うところに行くなあ、と思いながら観た。結論は「残念でした」。
もちろん、映画が原作と違う面白さを狙うこと自体はあっていいし、むしろそうすべきだとも思うのだが、着地点がまったく>>続きを読む
とてもシンプルな話だ。なんなら予告等で出回っている「設定」そのものの映画と言ってもいい。24年前、小学校の終わりに、彼女の引っ越しで離ればなれになった韓国人男性と、カナダに移住して今はアメリカに住み、>>続きを読む
B級なのか、それともA級大作を狙っているのかよく分からない作品になった。
これは前作にも思ったのだが、要するに「ゴーストバスターズ」というブランドで商売しているだけみたいになってて、かつて原典が巻き起>>続きを読む
日本の映画ファンにとってはもちろん必見作であり、同時に傑作である、と感じました。満点でない分は、おそらく自分の理解がまだ追いついていない分と考えます。
これから原作であるノンフィクションを読み、そして>>続きを読む
あらためて1976年版の「オーメン」を観直した人は多いだろう。自分もそうだったのだが、実に何年ぶりかで観直してみて、これほどしっかりした恐怖映画の秀作だったか、とあらためて思った。聖書の言葉をうまく用>>続きを読む
20世紀中盤のプロレスに対する人々の思いは、今とはだいぶ違っていた気がする。
正直、今現在はまったくプロレスに興味は持てないのだが、当時は親も含めてプロレスを見るのが「男子としては」当たり前だった。>>続きを読む
こういう映画に評価をつけたり、いい悪いを言うのも失礼な話だが、とにかくいろいろなところで、こういう映画が話題になることが大切だと思うので、ちょっと書いておきたい。
まず作り手の思いの熱さと濃さ、いい>>続きを読む
この映画に関しては、みんなもっと褒めようよ、とよけいなお世話をしたい。
人生の目的を見いだせない若者(つまりすべての若者の代表に過ぎないわけだが・・と書くと、すでに「若者」ではない自分としては書きす>>続きを読む
いろいろな方のレビューを読むと、「優れた映画なのだが、面白さや満足感としてはもう少し・・」といったものが多いように思う。
そして、自分の感想もその通りなので、なぜそう感じてしまうのかを少し考えてみた。>>続きを読む
日本語吹き替えで鑑賞。
めまぐるしく動く映画なので、これで正解かなと。
鳥を扱ったアニメでは、数年前に「ブルー!」シリーズがあったが、今回はまったく(脇役としては登場するが)人間が主体にならない、完全>>続きを読む
映画としては佳作。
風俗も含め、観る価値は十分にあるが、若干の不満はある。
まず、全米的に「中絶」という「当たり前のこと」が「禁止」されつつある現在(それは日本の「同性婚」「夫婦別姓」を認めたくない>>続きを読む
傑作!と言いきってしまうにはちょっと物足りないところもあるのだけれど、こういう話大好きなんで、ちょっと甘い採点かも。
結論的に言うと「イヤミス」ですよね。
いや、このヒロイン自体は決して悪い人でもい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ネタバレに違いないのだが、結論としては、何も分からないまま終わるのか!?ということである。
いや、冒頭に「未解決の殺人事件の映画化である」という説明が示されるので、その通りじゃん、といえばそういうこ>>続きを読む
「ハイキュー!!」については、漫画もアニメもほとんど触れてきていないが、その評判のよさにこれは見ておくべきだろう、と勝手に思って観に行ったという程度の「にわか」以下の鑑賞者。
だから、言ってることに何>>続きを読む
日本人としては観ておくべき映画だった。
ドキュメンタリーなのに、いや、ドキュメンタリーだからなのか、ここまで現地の人々に接したことを撮影できるものなのか?という驚きがある。
北朝鮮という国の言動は、日>>続きを読む
アクションでもファンタジーでもないインド映画が多数公開されるようになってとても喜ばしい。
世界一の映画大国インドの大量の映画の中から、配給者が選び抜いて公開してくれているのだろうと思い、公開作はなるべ>>続きを読む
リュック・ベッソンは結局好き。というか嫌いになれず、ずっと付き合って、一通り観ているが、個別の作品になると、好き嫌いがはっきりする。
本作は途中まで好きな方に入るが、次第に???となっていって、終わり>>続きを読む
町田その子は、おそらく現在もっともビビッドで人の心に刺さる作品を書き続けてくれている作家で、つい先日も「夜明けのはざま」という秀作をドキドキしながら読んだばかり。(ちなみに、これも秀作映画であり小説で>>続きを読む
「明けない夜はない」という言葉には、「夢はあきらめなければかなう」という言葉と同じくらい、聞くたびに、無責任な励ましだ、と顔をしかめたくなる。
しかし、この映画は「明けない夜はない、しかし、きっとま>>続きを読む
TVシリーズは見逃しているので、こういう形で再構成して公開してくれたことはとてもうれしい。
結果的に前作となった「違う惑星の変な恋人」に比べると(短いってこともあるし)構成の緊密さや仕掛けの巧みさとし>>続きを読む
絶賛しかできない。できません。
大好き、と言い換えてもいい。好み、ということかも知れないが。
男女4人、実は5人による、すれ違いというか、4角5角関係のラブコメディ、といってしまえばそれまでなのだけれ>>続きを読む
ぶっとんだ。傑作。森達也はドキュメンタリーの人って思ってたので、へえ、劇映画作ったんだ、という思いが何処かにあった。テーマ的にも大切でみんながちゃんと知っとかないといけないことだよな!と思い、「真面目>>続きを読む
見直せば見直す程に「コク」が出てくる映画。「単一に」見ていけば、女と刑事のドラマ、彼女は犯人なのか、哀れな被害者なのか?刑事が暴く真相は?というB級っぽい作りだが、山に始まり海に終わる、という全体の骨>>続きを読む
エンタテインメント映画としてパーフェクトな出来。160分まったくダレ場がなく、頭から終わりまで楽しめる。パート2が楽しみでしょうがないけれど、かといってパート1はこれはこれでちゃんとケリがつく。2部作>>続きを読む
いわゆるキラキラ青春映画とは対極にある地味〜な映画。でもまさしくこれが映画だという映像と演技とテンポとちょっとしたフックと、そして青春って実はこういう切なさとなにかの始まりでしかないという期待とに満ち>>続きを読む
大傑作。実写映画としては今年№1かも。
とにかく脚本が当然ながら緊密で、しかも仕掛けがいっぱいあって、中盤で一度(ネタ)があって、ああ、なるほど、ってなって、そこからラストまでは、ジワジワと結末に向け>>続きを読む
アマプラで、評判だからっていう感じで見始めたらやめられなくなって、ほぼほぼ一気見しました。んで、どうせ総集編かもな、と思いながらも、復習のつもりで映画館へ。そしたら、ああこれほど見事な復習があろうかと>>続きを読む
他の作品群に比べて評価の低い投稿が多いようなのでちょっとでも平均点を上げたいと思いますが、これは傑作の部類ではないですか。何といっても1950年代の小説で、物語の設定や展開がいかにも古くさい。しかし、>>続きを読む