終わり方にまず驚いて、
「ああ、これはトーベ・ヤンソンの愛の履歴を…」と気がついた。
穏やかな晩年の前の嵐のような10年くらいの物語。
ムーミンを見たことがある人なら、これを見て、ああ、この人があ>>続きを読む
ああ…心臓がドキドキ…
伝令兵が命令を受け入れてから、危険な地域を抜けて伝令を届ける…
言ってしまえばそれだけなのに、伝令を受けてから二人の気持ちの動き…届ける道中での互いのことを知り、見ている私た>>続きを読む
ライアン・ジョンソンのミステリーでかつ、アガサにオマージュと聞いて楽しみに観に行きました。
いやいやいや、いいじゃないですか、キレ物なのにどこか抜けていてユーモアのある探偵、最近もう007のイメージ>>続きを読む
ああ、変な汗かいてしまった…
スウェーデンでホラー映画…一体どんな切り口なのかしらと興味津々。
日照時間の短い北欧の国々は日のさんさんと照る夏至の頃にみんなでそれを喜ぶお祭りをするのね…
がしかし>>続きを読む
かなりの悪評、というより気持ち悪いという前評判を聞いて、そんなに?とちょっとドキドキしながら鑑賞…
あ、いえ、普通に面白かったです。
トム・フーパーの優しさ、が随所に溢れていて、好きだったなぁ…>>続きを読む
わははは、最高の転校生じゃないか!しかも既成概念にとらわれない良いやつ!
やはり私たちのファティ・アキン監督、わかってる!
普通って何さ?
いきなり家庭のことを暴露しちゃう、ちょっと?な主人公マイ>>続きを読む
ジョジョ演じてる男の子可愛いなぁ…
お母さんがスカヨハというのもうんうん、わかります、とっても可愛い親子。
しかし、ワティティ監督、なかなかにやり手なのは、実際のこの時代のドイツを面白おかしく、出演>>続きを読む
冒頭でいきなり男から川に突き落とされる女(ジュリエッタ・マッシーナ)
助け出されるも、意識を取り戻した瞬間から、恩人たちにお礼を言うでもなく、突き落とした男の名前を叫び、探し始める…
もうこれだけの>>続きを読む
この二人なら、と事前情報入れずに行きました。
この二人、派手すぎず地味過ぎず、エキセントリックさと冷静さをうまく使い分ける演技達者。
期待を裏切らず、実に実に…
CG技術もあるのかもしれませんが>>続きを読む
自分にとってメッリサ・マッカーシーは、明るくてゴージャス、いつも笑いに包まれた人気者。
これが・・・
いや最初同じ人物だとは思えませんでした。
暗い面持ち、オーラをすべて消し去った控えめすぎる演技、下>>続きを読む
マットとチャンベの共演というだけでも熱いのに、
それに絡めてフォードが舐めた辛酸、
敵は外にあらず、実は・・・という今の会社構造にも当てはまる関係など、いやいやこれは働く人の多くが「いやわかるわ!」と>>続きを読む
ここ数年、好きな監督作を観ていると「強いメッセージ」を鈍い私でもひしひしと感じることが多い。
昨年末のケン・ローチ、一昨年の是枝さん。格差とそれに無関心な人々、国家に対する怒り…
人それぞれに受け>>続きを読む
「それ」があなたの手元に届くまで、誰がそれを運んだのかを知っていますか?
ああ、やはり敬愛するケン・ローチ、少しの軸もぶれることなく、私たちに問いかけてきました。
自宅にいながら何でも手に入れら>>続きを読む
いや全く予想だにしたなかった物語の展開でした…
スウェーデン、いや、まさかそこに話を持ってくるとは…
物語がどう転がるか分からず、ただ、口を開けて見ていました。
結末まで見て「ああ…そうなのか…」>>続きを読む
2018年ベストに「万引き家族」とトップにした自分、かなりの期待値で映画館に鼻息荒く乗り込みました…
是枝さん…
いや好きですよ、みんなそつなく演じていてこじんまりと綺麗な作品。
ああ、でも、私>>続きを読む
ネトフリ配信のみかと思っていたら、映画館での上映ありと聞いて飛んで行きました。
通常洋画上映は10人くらいの観客なのに、やはりスコセッシ➕デニーロ、ああ、好きなんだな…と思わせる観客が(上映よりかな>>続きを読む
ああ…これで終わってしまうのね。
テンポよく、それでいて、アレ?そこは?と思うところも多々あれど、この世界を見届けることができた幸せ。
色々な思いが頭をよぎり、胸がいっぱいになり、この気持ちをどう表>>続きを読む
ノアバームバックは私生活を映画にするけれど、ああ、これが理由で離婚したのね…と。
ビック・モローは「コンバット」の撮影中、子供を庇って亡くなった…
というのは彼のファンであった母親から耳にタコがで>>続きを読む
銭湯が舞台で…とは聞いてましたが、まあ、こんな展開とは…
主人公の鍋岡の賢いけどうだつの上がらない、生き方下手、不器用そのもののようなところと、松本の見た目とは裏腹のプロ根性…
いやこの二人で大丈>>続きを読む
結果は分かってます、ええ、ええ分かってますとも…
でも観に行ってしまう、マン・ドンソク兄貴の上腕二頭筋…(そこかい!)
舞台の町、昭和の頃のような田舎町に赴任してきたドンソク先生。
体育教師なのに督>>続きを読む
こんなにも悲しい笑いを見たことがあるだろうか…
彼が笑うたびにずきずと私の胸は痛んだ…
貧しく悲しい生い立ち、人に強く言えず搾取される側、それでも母親の介護をして、テレビのコメディアンに笑い、ささや>>続きを読む
この時代の北朝鮮、こんな風だったのね…
twitterで金正恩をフォローして楽しんでいる自分からしたら、こんなスパイ合戦、それから裏でこんなやりとりしてたのね…
当時の北朝鮮の再現率もすごいけれど、>>続きを読む
一番苦手とするSFだし(自慢ではないが、2001年宇宙の旅で10回くらい寝てしまい、見終わるのに数日かかる…)
大丈夫かしらと…
父親の影を追いかける息子、それに絡むとある…
真実は何なのか?誰が正>>続きを読む
ただもうひたすらに辛い作品でした…
気が弱くうだつの上がらない主人公…町のあばれ者、不思議な関係…
いやもう、その関係を見ているだけで、気が弱いのにそこはかとなくずる賢いようで、そうではない…(イラ>>続きを読む
ヴェンダース新作と聞いて、飛んで行きました…
ベルリン天使の詩に魅了され、ヴェンダースといえば自分の中でも特別な思いのある監督でした。
今回、先にご覧になった方々の感想は決して芳しいものではなく、>>続きを読む
面白い面白い、ドンソク兄貴の腕が女子のウエストくらいだの、なんやかんや前評判で聞いてはいたのですが、まあ!なんとタイトル通りの「無双」なことよ!
監督さんは「新感染」のお方なのか…
きっとその作品で>>続きを読む
ようやく福岡でも公開されましたので観て参りました。
レバノンの話なのか…これ…
日本の地方農村などでも昭和の終わりくらいまでこんな家あったよね…(田舎育ちなので)
そしてもっと前の昭和の最初は9人>>続きを読む
エルトン・ジョン…
てっきり本名かと思っていました…
素晴らしい楽曲、奇抜なスタイル、高いテンション、マイノリティ…
彼を見たり、語るとき、そんなイメージが先行し、その人となりは知ることがなかった>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
タランティーノ…あんたって人は…(浸っている…)
そこにあるのは限りない映画への愛。
シャロン・テート事件は知っていたので、さあ、一体、一体…とドキドキしていたら…
西部劇は知らずとも、もうね、>>続きを読む
今年の夏は暑く、一枚、大好きなインド綿のワンピースを購入した。さらりと軽く、薄さの割に丈夫で重宝している。
そのインド綿(であろう、柄や素材からして)の繊維工場の事実を淡々と、実に淡々と映し出してい>>続きを読む
傑作だった。そして今年一番の恐怖を味わいました。
丁寧にインタビューを重ね、今までにこんなところでこんなことがあったという現実、発言、その意図。
最初、一体誰?と思うまもなく、それぞれのインタビュ>>続きを読む
お恥ずかしい話、高校生の頃世界史が苦手で苦手で、唯一の赤点追試を受けたのもそれでした…
ので、ちゃんとわかるかしら…
時は1819年、に、二百年前…
とてもとても丁寧に当時の労働者層の生活、社会>>続きを読む
仕事が忙しくなかなか行けず、ようやく鑑賞。
アノ後からのお話よね?
と頭の中を整理しつつ見るのにもちゃんと綺麗にまとめてあって大変わかりやすく、学生生活も満喫しつつ、で冒頭からかなりの楽しさ(それに>>続きを読む
なんと…
あのダンケルクを映画にしよう!と思ったのはノーランだけじゃなかったのね…
確かにノーランのものとは違ってプロパガンダ映画ではあったものの、こういった試みは国民の士気を高めるためにどこででも>>続きを読む
西部劇や追走劇は苦手なのですけれど、ジャック・オーディアール監督と聞いて…
今年はジョン・C・ライリーの当たり年と言いますか、まぁ、彼の抑えながらもいい演技…
これ原作とは逆で、イーライは愚鈍な弟>>続きを読む
これ、半分実話なのか…
まずものすごく昔の話かと思っていたらそうではないようだし、一体この村は?
文化に毒されていない山奥の村が美しく、後半との対比が印象的。
ラザロもそうだけれど、村人たちにとって>>続きを読む