幽斎さんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

幽斎

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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

4.6

Agatha Christie原作1949年「Crooked House」初の映像化。氏が得意とする見立て殺人、マザーグースの童謡「in a little crooked house」から引用。自身が>>続きを読む

ドール・メーカー(2017年製作の映画)

3.0

原題Rock Paper Dead、変な英語だなと調べたら米国公開時のタイトルはROCK, PAPER, SCISSORSで納得、日本で言うジャンケン。アメリカでは異様な進化を遂げており、ジャンケンを>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

4.0

恒例のシリーズ時系列
1984年 5.0 THE TERMINATOR 殿堂入り、悲恋モノSFホラーの傑作
1991年 5.0 TERMINATOR 2 JUDGMENT DAY 前作を超越する神格化
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モーガン夫人の秘密(2019年製作の映画)

3.6

原作は2013年4月出版「The Aftermath」直訳すると余波、この作品では戦争後遺症的な意味合い。原作者Rhidian Brookのデビュー作「タリエシン・ジョーンズの証言」はサマセット・モー>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

5.0

原作は2014年Ron Stallworth著「BLACKkKLANSMAN」クランズマンとはKKK団員の名称だが「クークラクサー」の方が有名。映画を観る前に読了したが、ルーサーキングジュニアの後継者>>続きを読む

サンセット(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ホロコーストを描いた「サウルの息子」でカンヌ映画祭グランプリ、アカデミー外国語映画賞を受賞して時代の寵児に成ったNemes Laszlo監督待望の2作目。監督はハンガリーの巨匠で代表作「ニーチェの馬」>>続きを読む

ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

トロント映画祭で上映され、大絶賛と大ブーイングが起こり騒然とした。とアメリカのニュースで見た時に「だからフランス人がSF映画を作るなと・・・」観る前から期待より不安が大きかった。しかし、北米の配給権を>>続きを読む

ミッシング・タワー(2017年製作の映画)

4.0

ポスターに堂々と映るVal Kilmer。大抵このパターンは主人公で無い。加えて配給がアルバトロスで地雷臭しか無い。しかも監督や俳優では無く、謎のスタッフ押しの予告編。しかも、その予告編が何気にネタバ>>続きを読む

ハロウィン(2018年製作の映画)

4.4

恒例のシリーズ時系列
1978年 5.0 John Carpenter's Halloween ホラーの歴史を変えた傑作、異論は認めない
1981年 4.4 Halloween II 紛れも無い続編、
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バッド・ディシジョン 終わりなき悪夢のはじまり/悪夢の逃避行(2018年製作の映画)

3.8

原題は「Bad Samaritan」。タイトルの「Samaritan=サマリア」は、日本の方には馴染みが無いと思う。長いですがお付き合いを。

「サマリア」とは新約聖書ルカの福音書第10章第29節に書
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

4.0

原作はPhilip Reeve著「Hungry City Chronicles」シリーズ恒例の時系列
2001年「移動都市」Mortal Engines 本作
2003年「掠奪都市の黄金」Predat
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ナチス第三の男(2017年製作の映画)

3.8

原作はフランスを代表する作家Laurent Binetの代表作「HHhH」。2010年ゴンクール最優秀新人賞、本屋大賞翻訳小説第1位作品。「HHhH」は「Himmlers Hirn heißt Hey>>続きを読む

モンスターズ 悪魔の復讐(2018年製作の映画)

4.2

販売元のアメイジングD.C.に警告する。日本版ポスターは作品の意図から大きく逸脱しており、アメリカなら商標棄損で多額の賠償金を執られる、US版の上品さを見習え。本作はリベンジ・ホラーでは無く、ゴシック>>続きを読む

ペイシェント・セブン(2016年製作の映画)

3.0

精神科医のマーカスは執筆の為、スプリングバレー精神病院に入院してる6人の患者にインタビューを行う。患者達の過去を聞き取る中で、彼は1人の患者に行き着く・・・

本作には元ネタが有る。1972年イギリス
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.4

よく訪れて来れるフォロワーさんから「yuusaiさんはアクション映画は見ないの?」と聞かれる。得意ジャンルでは無いので自信ないのでレビューしないだけ(笑)。

恒例のシリーズ時系列
「JOHN WIC
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ホームカミングマーダー(2014年製作の映画)

2.0

同窓会に集まった男女に狂気の殺人鬼が襲い掛かるサイコスリラー。祖母が亡くなり20年振りに帰郷した主人公ケイティ。13歳の時に両親を交通事故で亡くす等、色々な不幸に見舞われた彼女は、過去を乗り越える為に>>続きを読む

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

4.6

同事件を名匠Paul Greengrass監督が昨年Netflix「7月22日」で配信。ドキュメンタルで、事件後の被害者や犯人のその後、裁判に関わった人々の胸の内を、監督らしい社会的背景をクールな眼差>>続きを読む

デッド・クリフ(2019年製作の映画)

2.2

この作品を友人と語る時、明らかに話が嚙み合わない。私は2019年アメリカ製「デッド・クリフ」。友人は2009年フランス産「デッドクリフ」おい!@エンタテインメント(笑)。「デッドクリフ」も支離滅裂なス>>続きを読む

アナベル 死霊博物館(2019年製作の映画)

4.0

死霊館ユニバースの時系列。
1952年 4.0死霊館のシスター 安心して観れるゴシック・ホラー 
1958年 3.0アナベル死霊人形の誕生 脚本の詰めが甘く間延びしてる
1970年 3.4アナベル死霊
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ガーディアン 偽りの守護天使/ガーディアン・エンジェル 洗脳捜査X(2018年製作の映画)

3.8

フィンランド/デンマーク/クロアチア合作劇場未公開。WOWOW放送時の邦題「偽りの守護天使」。催眠術と犯罪と言えば何故か性犯罪が多い。2015年イギリスでセラピストで16歳の娘を持つ既婚者Gary N>>続きを読む

ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.8

死霊館ユニバースの時系列
1952年 4.0死霊館のシスター 安心して観れるゴシック・ホラー 
1958年 3.0アナベル死霊人形の誕生 脚本の詰めが甘く間延びしてる
1970年 3.4アナベル死霊館
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ハングマン(2017年製作の映画)

3.4

「ゾディアック」系サイコスリラー。「ハングマン」とは英国発祥の文字当てゲーム。①出題者は単語を選び文字数を表す下線を引いて絞首台を書く。②解答者はアルファベットを1つ答える。③出題者は単語に含まれてる>>続きを読む

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.6

「永遠のこどもたち」以降スターが挙って出演を渇望する、J.A. Bayona監督。その盟友で脚本家Sergio G. Sanchezの長編デビュー作。長年温めたオリジナル脚本は、スパニッシュ・スリラー>>続きを読む

ホステル ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.6

「ホステル」のタイトルで期待された方はガッカリする事間違い無し。私の好きなフォロワーさんから引用すると「キェー!!怒MAX!!(以下省略)」お察しします。ディスクを叩き割るのは何時だよ!今ですね(笑)>>続きを読む

SF核戦争後の未来・スレッズ(1984年製作の映画)

4.8

核戦争「後」に起きる恐怖を完全映像化。至る過程と都市崩壊のパニックでは無く、社会への壊滅的影響を各専門分野の世界的権威の見地を基に徹底した終末観を描く。公開して30年以上経つ色褪せない恐ろしい作品。映>>続きを読む

トゥルース・オア・デア ~殺人ゲーム~(2017年製作の映画)

3.6

Truth or Dar 懐かしい。イギリスのミドル・スクールで流行した実在のゲーム。日本語で「真実か無茶振り!」簡単に言えば王様ゲーム。既視感が有ったのでブログを見たら2011年「トゥルースorデア>>続きを読む

ヘンリー(1986年製作の映画)

4.6

犯罪者を擁護する趣旨は全く有りません。H. H. Holmes、Ed Gein、John Gacy、Jeffrey Dahmer、Charles Manson、彼らサイコキラーの代表格。Henry L>>続きを読む

ドント・スリープ 蘇る悪夢(2017年製作の映画)

2.0

スリラー愛好家と会う度に聞く言葉「また、このタイトルですよ」それは「ドント・ほにゃらら」私が4.4評価した「ドントブリーズ」の便乗作品がハンパ無い。観た事有る作品を並べて見た。
2016年 4.4「ド
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アス(2019年製作の映画)

5.0

最初に観たのは運営協力してる広島のミニシアター、序破急サロンシネマさん。フロア内の純喫茶パールは広島市民なら誰でも知ってると紹介された。掘りごたつ席、おひとりさま席など個性的且つJBLのクリアサウンド>>続きを読む

アンノウン・ボディーズ(2017年製作の映画)

4.0

ベルギーの人気作家シリーズ第3弾。ベルギーのミステリーと言えば「メグレ警視」のGeorges Simenon「名探偵コナン」の元ネタとして知られる。そして私が4.6評価した「ロフト.」オランダ「LOF>>続きを読む

サイコキラー・ホテル(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

スペイン産劇場未公開作品。監督も出演者も無名、為らば脚本や演出が面白ければ隠れた佳作に成る訳だが、スリラー映画で「やってはいけない」事をしてるので、ある意味反面教師に成る作品。

設定は悪くない。息子
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

5.0

原作はDarcey Bellデビュー作「ささやかな頼み」38歳の彼女が教師を経て書き上げた小説は英米で大流行中の「ドメスティック・ノワール」として争奪戦が展開され「ゴーン・ガール」で味を占めたフォック>>続きを読む

インモラル・ルーム(2018年製作の映画)

3.6

WOWOW先行放送作品。昔からエロテックとサスペンスは相性が良く、と言うかエロだけでは身も蓋も無いので、無理くりサスペンスを継ぎ足す。TVで見ましたが、20代(+未成年)の75%はエロをスマホで見ると>>続きを読む

アンフレンデッド:ダークウェブ(2018年製作の映画)

4.0

2015年「アンフレンデッド」4.2 Levan Gabriadze監督(不思議惑星キン・ザ・ザ出演)

前作「アンフレンデッド」が初めてPCのデスクトップのみで展開する斬新な手法で、ファウンド・フ
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ネクソス(2014年製作の映画)

2.0

レンタルは無くネット配信のみ。私が観たのも出張先のホテルのVOD。この作品1.0評価した「森の中のイーラ」と同じ監督作品。意味不明過ぎて批評を放棄しましたが、アレを見ると此方は随分と分り易い。テーマと>>続きを読む

森の中のイーラ(2014年製作の映画)

1.0

原題「El espíritu de la escalera」レスプリ・ド・レスカリエ、スペイン語で直訳すると「階段の工夫」これはフランスの諺で、表現が遅すぎた時に独創的な反応を考える行為。

この作品
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