ふみんさんの映画レビュー・感想・評価

ふみん

ふみん

ほつれる(2023年製作の映画)

4.5

楽しくないけど余韻が残る。

木村くんのお父さんやフミノリのように、過去の過ちを後悔してるって他人に語る事は「今の自分は正しくなった」と他人に示したいんだろう。
それは後悔の形をした開き直り、合理化。
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mellow(2020年製作の映画)

3.5

リアルを追求していない綺麗で平和な邦画。
ぎこちない演技で退屈な場面も。それを中和するレベルの変なキャラクターが登場してうまくバランスが取られてる気がした。

花は枯れるから良い。
贈る方も贈られる方
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私はたぶん絶対にかわいい(2022年製作の映画)

3.5

車内の会話って、密室だから気まずさとか苛立ちとか浮き彫りになる。ワンカットで後ろからの視点というのも後席から覗いてる感覚で面白い。
ドライブスルーで締めるのも良い。

サッドティー(2013年製作の映画)

4.0

すごい退屈かと思ったけど最後まで見たら笑いが待っていた。

ラストに集合する感じが面白かったし、会話の感じがリアル。

こういう人いるいる、こういう無駄な会話あるある、と思う一方で、

登場人物の誰に
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

4.0

見ててイラッとするユカという女。
だけど、自分の中にある見たくないものを見せられているような感覚もある。

打算的かと思いきや短絡的で依存体質。
出会うタイミングや関わりの深さによっては悪い影響しかも
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転々(2007年製作の映画)

5.0

お茶すすりながら観たい映画。

間合いや展開に笑いながら、
後半はこの散歩や、かりそめ家族がどうか終わらないでと思わされる。

特別な出来事より、日常生活の方が身体に染み付いてる分終わった事を信じたく
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

”ちょっと思い出しただけ”の物思いは歳とともに増えていく。タイトルがよく考えられてる。

記憶は生存本能的には未来の危険を避けるためのもの。だから快より不快が鮮明に蘇りやすいらしい。
どうせ鮮明に蘇る
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

どうにも絵として綺麗すぎるけど、恋は終わるんだよって事をうまく表してる。

一度は一生を共にすると思っていた人との別れは辛い。
過去の自分たちが、そのままの関係で、そのままの姿で別の世界で幸せになって
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.0

「キリエのうた」が良かったので同監督の過去作を。
この”夏の一日をうまく切り取って繋げた感”が良い。
小学生男子のおバカさとか、10代少女のませた感じとか。子供達が自然に可愛く撮られてる。

ちょっと
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.5

こういうストーリーにありがちな、ヒロインとどうにかなる「おじさん」ではなく、ちゃんとした「おじさん」というところが良かった。

“がむしゃらに手に入れたものが宝物とは限らない”とか、など言葉も良かった
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キリエのうた(2023年製作の映画)

5.0

水色のカツラが何か漫画の実写化っぽいな…と思ったのが序盤の印象。
それが、みるみる、3時間の長尺を全く感じさせない素晴らしい映画体験になった。

鑑賞から時間が経っても余韻に浸っている。

劇中の”憐
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ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式(2007年製作の映画)

3.5

葬式って不謹慎狩りされる場代表だと思うので、
振り切ってて良いと思う。
想像以上に下品。
ちょっとひくくらいの覚悟必要。

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

4.0

ドラマ見始めたら面白くて、最終回はゆとりロスに。
映画はその延長を見れたようで嬉しかった。
韓国人上司が尖ってたり、山路、ゆとりちゃんがドラマより子供っぽく見えたけど、やっぱりこの人達面白いな〜とずっ
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映画プリキュアオールスターズF(2023年製作の映画)

1.0

ツッコミどころが沢山で何回も椅子から転げ落ちそうになりながら、一周回ってだいぶ楽しめました。

個人的には子供向けにしてもストーリーが薄い気がしたけど、これはファンのために全員出場に意味があるタイプの
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