みろさんの映画レビュー・感想・評価

みろ

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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

最終的に愛が正しかったっていう展開に泣ける。圧倒的映像美。無音のシーンも効果的だった。未来を感じさせる。ただ良い映画なのはわかるが、あんまり好きになれないのはわたしがSFに興味を持てないからなのか…。>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

突拍子もない設定のはずなのに美しくてとてもよかった。おとぎ話のような世界観で語られるのは、生きることを見出していくベラのお話。油断していたら思わず涙がこぼれた。個人的には音楽がすごくよかった。初めて外>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

思わず泣いちゃったな。紅がいい曲に聞こえてくる。そして綾野剛の色気といい、主人公の声変わりのかすれ具合といい最高でした。原作にはなかった映画を観る専門の研究会がいい味だしてた。あの年代特有のもやもやド>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ好きだったな。情報量が多くて早くて混乱して疲れるのもわかるけど、どっぷり世界観に浸れて楽しくなってしまうウェス・アンダーソン。挑むのは怖いからっていう男の子の吐露が妙に刺さってから、そこか>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

先人がつくってきた世界の崩壊は避けられない、それを100%は引き継がなくてもいい、君たちはどう生きるか、というメッセージは受け取った。それをジブリが出してくれたことには寂しさもあり、ほっとする気持ちも>>続きを読む

ミザリー(1990年製作の映画)

4.2

アニーの異常さはどこかで感じたことのある身近なものにも近くてとにかく恐ろしかった。人を、作品を、自分のものにしたいって、それがどうしてできると思えるのか不思議。作家故のアイディアで計画を練るのがかっこ>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

4.0

まじこわかったな…。黒ずくめのエスター怖すぎた。エスターの奥に秘めたものを知るとそれはそれで哀しい。ずっとひやひやして肩が上がってしまうので、マックスのかわいさに救われたな。

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

5.0

「あなたはわたしを見つけられるけど、わたしはあなたを見つけられない」って言ってたのに、最後に作った家具でウジンを見つけたの泣けたな…。斬新な設定にお話ももちろんよかったけど、素敵な家具とか照明・音楽、>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

4.2

羊たちの沈黙から続けて視聴。その後のレクター博士を追う話。クラリスが代わったのが個人的に残念。でもこちらのほうがレクター博士とのいびつな愛がよく見えた。ドレス着せられた食事シーンは怖すぎて目を背けてし>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

5.0

やっと観た名作。これはめちゃくちゃおもしろかった…。ジョディ・フォスターは美しいし、なにより上品な凶悪犯がかっこよすぎる。顔アップが印象的だった。二人の駆け引きには大人の魅力が漂ってて、時折レクター博>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.6

脳がRRRになった!最高に楽しい映画体験。

バーレスク(2010年製作の映画)

3.9

えろいのに超かっこいい!何事もやるなら思いっきりやるのがよし。お話はありがちなサクセスストーリーだけど、画面の華やかさと、体の芯に届くような歌と音楽とダンスにやられた。

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

4.0

ツッコミどころはたくさんあるけど、そんなこと気にならないくらい壮大な世界観が最高。気付いたら終わっていて、圧倒的な映像とアクションに引き込まれてた。そこでおわり?!って感じだったけど…(笑)

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

育ちの異なる人たちが東京で交錯し、希望を見出していく物語。二人の女性の話というが、幸一郎の話でもある。幸一朗と美紀はお互い「その日あったことを話せる」ような人だったのだろう。でも家柄的に前には進めなか>>続きを読む

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.8

花売り娘がレディへと変貌していく物語。王道の展開だがやっぱりわくわくする。絵も音楽も良くて少々長めですが楽しく観れました。それにしてもヘップバーンの演じ分けはすごい。最初はあばずれ風で、レディになると>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

さかなくん×のんの組み合わせが素晴らしい。取り巻く俳優陣も最高でした!水槽のシーンが多く水族館の中にいるような気分に。物語と相まって不思議なヒーリング効果がありました。

セラヴィ!(2017年製作の映画)

4.5

気軽に笑えるフレンチ群像劇。ありえない事件ばかり起きるけど、乗り越え方のセンスがさすがのフランス。みんなかっこいいし楽しげ。欧米風?の結婚式の雰囲気も味わえて心地よさが残ります。新婦さんはとにかく可愛>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.7

愛しさ満載のフレンチディスパッチ!細部まで整えられた最高におしゃれな画面と世界観に酔いしれる。今回は自分の視点で物事を切り取って世に届ける編集者へのリスペクトを感じた。
4つの記事の中では『確固たる名
>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.8

今回もおもしろかった〜!瀬戸康史の怪演が際立ってよかったです。今までの仔猫ちゃんお魚たちがいい感じで登場するのもこのシリーズの愛しいところ。赤星の使い方を毎度楽しみにしてる自分がいる(笑)愛が溢れてて>>続きを読む

クリスマス・キャロル(1938年製作の映画)

4.0

昨年のクリスマスに鑑賞。頑固で意地悪なスクルージおじさんが過去未来を行き来して、人の心を取り戻していく物語。最後にプレゼントを受け取った子どもたちの喜ぶ姿には本当に心温かくなった。幸せを共有しようと思>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.0

主人公が家族の目をくぐり、性別があやふやなまま友人と過ごしていく。おそらく主人公自身も自分がわからないままであったのだろう。友人の前で男の子として振る舞っていたのは本人にとっては嘘ではない。それが伝わ>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.8

初めて出会った世界観。何語かわからない言語が飛び交う世界に自然と惹き込まれる。Charaは最高。大量の偽札シーンは夢のよう。

青い春(2001年製作の映画)

4.0

すんごい映画だった。不良たちの閉塞感と思春期の危うさがよく表現されてた。幸せなら手をたたこう、九條7回、黒い校舎、花を咲かす球根、モチーフがどれも印象的。覚醒後の青木こわすぎた…。その後の残された人た>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.9

原作が好きだったのでこうなったのかという感想。昔の映画現場が活き活きと描かれていて映像として魅力的なものになってた。全体的にthe日本映画という印象で、改めて山田洋次監督が映画界を担ってきたんだなぁと>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

家族を失った主人公が奇妙な共同体に足を踏み入れ、新たな“家族”を見つける物語。噂通り気持ち悪さ満載で映像は美しかった。不穏な空気で、人・小物、映るもの全て意味のあるものかと考えさせられるから飽きずに観>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

4.2

ビクターは母国を失い空港に閉じ込められ空港内の人々と交流を重ねていく。そのうちにできた仲間は彼がNYに来た理由を知ったとき、大きな助けとなる。揺るがない真っ直ぐな思いと行動は、人の心を動かすものだと小>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

ガラクタっぽい近未来。ディストピア管理社会に生きる主人公が、恋に落ちて破滅に向かう物語。日常的にレストランの真横でテロが起きてたり、あれおかしいよなと感じるひっかかりが上手く散りばめられていておもしろ>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.2

さすがのウェスアンダーソン。一見小さなかわいらしい物語だけど、根底にあたたかな“人の心”が流れていて好き。グロとかブラックユーモア織り交ぜてても心地よいのは、淡々と進んでいくスタイルがある意味希望的だ>>続きを読む

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.5

まだなにもわからない少女たちに、次々と迫る魔の手。子供キャンプ?主催する会社経営者がでてきたときは、驚くもののやっぱりかぁと思ってしまいます。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.2

泣けた…!昔は不思議な映画と思ってたけど、今回は涙が自然とこぼれて大人になったんだなぁと思った。零戦に使われた飛行機に込められた思いを考えると切ない。次郎が自暴自棄にならず生きていられたのはやはり菜穂>>続きを読む

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.7

森見登美彦ワールド全開でよかった。湯浅監督の独特な映像表現が、あの世界観にぴったりだった。乙女が酒を飲んで花を咲かせるシーンのよさ。ただ原作好きとしては、全エピソードを一夜の設定にしたことが気がかりだ>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

トニーとシャーリーが心通わせていく姿が微笑ましい。黒人差別問題は個人に悪気が無くても社会の目を気にすると生まれてしまうとか、最近考えていたことと偶然にも重なる。「こういうルールだから」を疑う視点も持っ>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.0

ドラムのリズムと共に心情が伝わってくる熱い作品だった。昔はスパルタ教育を受ける人たちの耐性ってすごいなぁと思っていたけど、大人になってその教育する側がとんでもないなと思うようになった。エネルギーがない>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

見た後しばらくこの映画で頭がいっぱいになった。誰かに翻弄されながらも真っすぐ生きていたら、ホンモノの繋がりを得られるってことだろうか。あれほど辛いこと、不可思議なことが一気に起きたのに、最後はすーっと>>続きを読む

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