みろさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

みろ

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オズの魔法使(1939年製作の映画)

5.0

物語も映像もキャラクターも何もかもかわいい!モノクロの世界から色鮮やかなオズの世界に一気に惹き込まれた。ファンタジックな展開のなか、求めてることは自分の中にあるってじんわり伝わってくる。さらっとさりげ>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.3

映画の中にもうひとつ映画がある感覚、とても面白かった!なんて斬新なアイディア。SNSがない時代だからこそ閉鎖的にできたよなぁとも思う。ジムキャリー最高だったし、最後のお決まりのご挨拶にはしびれた。目に>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

4.4

『LoveLetter』が最近すごくよかったので、これも再鑑賞。二人の少女の美しいこと。蒼井優のバレエシーンは何度見ても涙がでる。家庭環境、友達、恋愛あらゆることにぐるぐる振り回されるあの年代の子たち>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

愛ってなんなんだ。自分を大切にしないと愛は生まれないんだろうか。登場人物はみんな自分勝手だけど憎めない。特にすみれさん好きだったなぁ。少し寂しさが伝わってきて、この人も恋を模索してたのかなとか、もしか>>続きを読む

Love Letter(1995年製作の映画)

5.0

ものすごいものを観てしまった感。もっと早くに観たかった…。二人の少女の話と思っていたら、最後に『藤井樹』の物語と腑に落ち脱帽。岩井俊二監督の音楽センス映像美で一秒たりとも飽きない。雪景色とシャッター音>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.5

カンニングでここまでやるか〜となる映画。ばれそうでばれずにはらはらするし、飽きさせない。初めてのタイ映画、言語と文字、演出も新鮮でした。日本もはまた違う貧富の格差意識にも驚いた。

花と木(1932年製作の映画)

3.8

うねうねした木の擬人化見事だな〜。木の穴をうまく活かした動きもおもしろい。ディズニー特有の足が生えてるキャラクターはいきいきとしてて、何度見てもわくわくする。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

すばらしすぎませんか…。鑑賞して1週間くらい余韻に浸ってた。もう一度観るか本で味わいたい。一人の寂しさより二人の寂しさの方がよっぽど辛いってわかるなぁ。別れに近づくと、付き合いたての時のことを思い出話>>続きを読む

リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.6

男がバレエなんて、と思われる時代にバレエ学校を目指す男の子の物語。ビリーが生き生きと踊るシーンが気持ちよかった。ダンスしてる時だけ何からも放たれたようで最高。ずっと反対していたお父さんが、ビリーのダン>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.0

細部にわたって美しく心動かされた。ジョゼの部屋の登場シーンはまるで海のお城のよう。恒夫に出会ってから、だんだんと心を溶かしていくジョゼが健気でかわいらしい。絵本のシーンは自分にとっての心の翼を与えてく>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7

異常に記憶に残る映画。おもしろかった!前半はテンポ良く進み、後半はどうしようもなく憎らしい気持ちになっていてぞっとする。地下室に住む元家政婦の夫のモールス信号は、地上のダソンに解読されず、父のモールス>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

4.5

わくわくしながら惹き込まれた!カリオストロの城の構造が魅力的で、宮崎駿みを感じる。最後に現れる古代の水の都が美しかった。ミートボールのスパゲッティ食べたい。

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

4.5

ルワンダ内戦、ツチ族フツ族のこと、よく知らなかったけど、この映画で触れられてよかった。悲惨な映像が心に刺さる。どうして同じ人間なのに傷つけ合わなければならないんだろうって只々思う。あのホテルマンの立場>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

最高の友人は学生生活の何にも変え難い!最後の野外卒業式ラフでいいな〜。スピーチも最高だった。向こうの感覚なのかわからないけど、ねちねちせず、なにかあっても人と人が受け入れ合い楽しんでいる雰囲気が素敵だ>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

5.0

しばらく余韻が残りそう。草彅くん素晴らしかったです。一果ちゃんだけでなく、女優としての服部樹咲さんの成長を見守っているのがリンクしていたのか、母性がスクリーン上にあふれていた。神々しくも感じた。自分の>>続きを読む

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

5.0

めちゃくちゃ好きなやつだった。芸術に傾倒して身体がついていかなくなった経験がある人にとってはすごく救われる映画だと思う。イヴが「よくなりたい」って祈れるようになったこと、「自分の過去を拡大鏡で隅々まで>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

Beatlesのいない世界で奔走するジャック。はらはらどきどきしながら、名曲がたくさん聴けて楽しかった。今風アレンジもよかった。やっとBeatlesを知ってる人と出会ったときの、ジャックの嬉しそうな顔>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.0

古めかしいSF感にわくわくした。がらくたっぽいタイムワープ装置はバック・トゥ・ザ・フューチャー感ある。電話での「メリークリスマス」の伏線好きだったな。誰かわからないくらいぶっ飛んでたブラピ、怪演でした>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.2

このシリーズはやっぱり最高だな!どのキャラクターも好きになって、にやにやしちゃう。赤星が泣くシーンは笑いこらえきれなかった…。前作よりもどんでん返しはないものの、たくさん笑えて感動的で好きでした。関水>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

毎日同じことのくり返し。でもちょっとずつ違う。そんなことに気付かされる映画。英詩に精通していたらもっと楽しめた気がする。書き留められる詩ももちろんいいけど、この夫婦のお互いを完全に信頼し合ってる絶妙な>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

美しい映画でした。慎ましく愛情深く家庭を築くメグ、自由を愛し突き進むジョー、ピアノを愛する心優しいベス、したたかながらも愛を忘れないエイミー、だれも自分に嘘をつかず、素直に生きる姿に憧れた。衣装や小道>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.8

見終わったあと本当に切なく、やるせない気持ちになった。ただ愛する人と一緒に過ごしたいだけなのにズタズタにされるなんて。好奇の目で見られるのも嫌だけど、マルコのお母さんが無関心だったのが悲しかった。親子>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

4.1

ペンギンもアザラシもなにもいない南極の観測地で過ごすおじさんたちに癒やされた。男たちの豆まきの楽しそうなこと!べちょべちょ唐揚げと、ゆかちゃんからの電話に涙。あつあつのおにぎりほおばりたい。自粛中いか>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

5.0

かわいすぎる色使いとスピード感で一瞬にして引き込まれた。画面幅が回想シーンでは狭く、ホテルの食事の場面では広くなっていたらしい。ホテル客としてお話を聴き見ているような感覚で心地よかった。物語はメンドル>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

DNAで判断される時代がそれほど先の未来のこととは思えない…。映像は冷徹ながら美しく、パソコン以外なにもない机で淡々とキーボードをたたく感じ、近未来的でぞくぞくした。体とDNAを提供し合う二人の絆は朗>>続きを読む

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)

4.0

夢のような一週間。リチャードギアの佇まい最高、ジュリアロバーツはとびきりキュートでセクシー。王道シンデレラストーリー。ただハッピーエンディングを望んだ彼女に「それは無理だ」はいくらなんでも悲しかった。>>続きを読む

ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.5

しなやかで華麗なミュージカル。オープニングのキャラヴァン隊からときめきが止まらない。双子姉妹のダンスもファッションも可愛すぎる。ジャックドゥミ監督の男女のすれ違いの描き方は本当に見事でロマンチック。街>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

5.0

なんて切ない音楽…!鮮やかなパステルカラーの画面は徐々にシックになっていく。愛だけでは乗り越えられない現実を二人が知ってしまったからなのか。シェルブールの傘屋は夢だったのか。アルジェリア戦争から街に戻>>続きを読む

ピザ!(2014年製作の映画)

4.0

ピザ屋に住所を聞かれ答えられない子どもたち。スラムには住所もない。カラスの卵は美味しいんだろうか。インドの貧富格差にまた驚かされた…。ピザを食べるため奮闘する兄弟の物語。社会的背景は深刻なはずなのに、>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.5

気持ちいいくらい鮮やかな騙しっぷり。詐欺師デカプリオは本当に子どもで、ただお父さんを喜ばせたかっただけなんだろうな。最後に空港で「今は誰も追ってこない」って言い放つトム・ハンクスが最高にクール。人は信>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

2020.5.10 追記

2年越しに見て結末の印象が変わった。以前は再会したけどお互い別の道に進んでしまったから仕方ないってどこか割り切りかっこつけた笑顔なのかと思ってたけど、今回は素直に「これでよ
>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.5

北欧スローライフが詰まった心地よい映画。3度目くらいの鑑賞でも、いつの間にかゆったりとした時間に浸れた。さちえさんの料理シーンと、フィンランド人が穏やかにもくもくと食事するシーンが好きだな。「珈琲は人>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.2

パンチのある楽しい映画でした。これが好評価なのは納得。インド映画はじめてだったけど、キャストの表情の豊かさが一番印象に残ってる。友情、自立、葛藤、ラブロマンス、色々盛り込まれていてここまで詰め込むかっ>>続きを読む

ローラ(1961年製作の映画)

4.5

ローランとローラのお話かと思いきや、初恋を思い続けた純なローラの物語。古典的ながら登場人物たちが巧みに絡みあった作品でとってもよかった。フランス語の呼び名とあいさつにはやっぱりきゅんとする。ローラのお>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

凛とした女性といえばローマの休日のヘップバーンを思い出す。表情豊かで可憐かつ気品溢れる彼女は永遠の憧れ。最後の記者会見は切ないけど、一生忘れられないだろうな。登場人物たちも上品で素敵な人たちばかり。「>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

5.0

数え切れないほど見返している大好きなミュージカル映画。元気をもらえる。差別を跳ね返して明るく前に進んでいく登場人物たちが愛おしくてたまらないんだと思う。ダンスシーンの弾ける笑顔が最高。ノリノリのブラッ>>続きを読む