HISSANIKSさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.3

スーサイド・スクワッドには正直興味がなかったけど、あの「ジェームズ・ガン」が監督と聞いたら見るしかない!たまに登場する水玉のママの存在感w シャークの声&つぶらな瞳ww 何よりBGMのセンス!!と頭か>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.0

誰しもが経験する「14歳」という不安定で過敏な時間。自分が何者でもないことに不安を抱え、些細な出来事に躓きや揺らぎを覚えてしまう。年齢を重ね鈍感になってしまった「自分」に改めて気づかされる。儚くも危げ>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.8

白石和彌監督&阿部サダヲ主演となれば見るしかない。目に1点の輝きもないサイコパスサダヲに背筋が凍る!20代(?)のセンター分け(永野風)サダヲも不気味すぎて最高!サダヲ以外にもう1人強烈キャラがいれば>>続きを読む

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.5

ポンジュノのデビュー作。詳しく内容知らずに見たら、あぁ嫌な気持ちになるなぁと。ナイツ土屋似の主人公(?)に終始イライラさせられるし、文化の違いとはいえ匂わすくらいで良くない?と正直思ってみたり。。

ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

4.0

涼しげで怪しいヒットマンや菅原文太とデタラメに戦うジュリーも良いが、自転車漕いだりキンチョールで戦うジュリーも素敵やん!!

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.8

北朝鮮を欺き続け、10年もの間潜入し続けたデンマーク人。「工作 黒金星と呼ばれた男」でも感じた、北朝鮮という国家(政府)の異常性や深過ぎる闇に背筋が凍る。。日本海に度々打ち込まれるミサイルの印象、これ>>続きを読む

ZAPPA(2020年製作の映画)

4.0

歴史に名は残していないものの、数多いるであろう天才たちの音楽に耳を傾けてみたくなる。ヒットソングを生み出すことには目もくれず、己の音楽への欲求を追求し続けた愛すべき奇才、ZAPPA最高!!

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.5

スライの抜きんでたセンスとカリスマ性!(紫の着こなし!!)才能が炸裂する前のスティービー・ワンダーも流石!そしてニーナ・シモンズの憂いを帯びつつも、力強く響き渡る魂の歌声!全部マジ最高すぎる!!!

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.3

ジェシー君(9歳)のこっそり一人録音の言葉が、まるで生き方の答えのようで心に染みる。モノクロの世界だからこそ、削ぎ落とされ際立つ何か。C’MON C’MON “先へ、先へ” ほんの少し、生きる勇気を与>>続きを読む

目指せメタルロード(2022年製作の映画)

4.0

プール(ジャグジー?)のシーン最高!レジェンドx4まさかの登場ww マジで演奏してる感じもいいし、何よりチェロバージョンのBlack Sabbath渋すぎる!!ゆるく見れるし、音楽に対する愛情も溢れま>>続きを読む

ホモ・サピエンスの涙(2019年製作の映画)

4.0

固定されたカメラ、抑えられた色彩(実写の色なら逆にエグい)、人生の悲哀を綴る散文詩的な世界。ジワるなぁ~他のも見るしかない、独特でクセになる感じが最高!!

ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

3.8

音楽要素もうちょい多めが個人的には好みかな〜なんか惜しい!あとパンクロックじゃなくてハードコアパンクね!あのジャンル(個人的な拘りw)

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

4.3

バチバチのバイオレンス展開 to まさかの歪んだ純愛物語。そしてステロイド隊長の最後の贖罪!いやーマジで強烈(&最高)!!しかしあのムキムキマッチョ消防士だらけのダンスパーティーだけには参加したくない>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.8

レオス・カラックスの新作、絶対ムズイやつやんという予想を裏切らない悪夢のようなミュージカル(一応褒めてるw)アダム・ドライバーのムキムキBODYが脳裏に焼きつく!混乱した頭のまま飲み込まれる濃密な世界>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.7

割と分かりやすい物語展開。因果応報的なオチ。デフォー先輩、地味ながらも小賢しい存在感!ケイト・ブランシェットはああいう上昇志向の塊みたいな感じの役、ハマりすぎ!!

ライトハウス(2019年製作の映画)

4.0

モノクロ映画で登場人物ほぼ2人(と鳥)、舞台は孤島に存在する灯台。普通に考えると退屈しそうな映画なのに引き込まれる、引き込まれる!孤独や絶望の果てに狂いはじめる主人公。パワハラ上等なデフォー先輩、ヤバ>>続きを読む

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.3

鹿肉を喰らう半裸の國村隼&謎の踊りを舞う祈祷師ファン・ジョンミンという俺得すぎる強烈な組み合わせ!後半怒涛の展開で、何が正義で何が悪なのか見る側を混乱に陥れていく。カオス過ぎる濃厚な150分!!

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

最近見たイケオジ映画 その②
分かるわーほろ酔いで日々過ごせるなら、そんな最高なことはない!でもブレーキ効かないのよね。。酒の失態を重ねてる身としては、刺さりに刺さりまくる内容。マッツ・ミケルセンの最
>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.8

最近見たイケオジ映画 その①
実はめちゃ強いんかーい!おじいちゃんドクやないかーい!と理屈なしで楽しめるバリバリのアクション映画。なるほど脚本の人、ジョンウィックの人ねと思わず納得w

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

地獄の黙示録のドアーズで鳥肌立ちまくり!(でもまだ未見w) もう見た映画や、まだ見ぬ映画の様々な音が音響技師のたゆまぬ努力によって生み出されている。いつも漠然と眺めがちなエンドクレジットを、もっと敬意>>続きを読む

オアシス(2002年製作の映画)

5.0

耳を傾けようともしない連中とは別の世界で生きる2人。高速道路やカラオケや電車内、2人のシーン全てが心に刺さる。他の誰も見ることができないOASISが2人には見えているはず!イ・チャンドン凄過ぎるぞ!!

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

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たった8年前に理不尽を跳ね返し取り戻した自由が、権力者の暴走で再び奪われようとしていることを考えると本当に胸が痛む。ウクライナの人々の容易く従うことのない強さの理由が、垣間見える。まさに今見るべき作品>>続きを読む

ビー・デビル(2010年製作の映画)

4.0

前半の鬼胸糞からの、後半の怒涛の復讐劇!ある意味爽快感すら感じる!!「岬の兄妹」「さがす」の片山監督オススメ韓国映画とのことで鑑賞。まあ前半は気分悪い悪い。後半はエグいエグい。味噌たっぷり塗りたくるよ>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

ナイスな若手キャストに惹かれて鑑賞。ちょいワル風な若葉竜也が新鮮w
んーでもラスト20分くらいのあの展開、正直いる??

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.0

ホドロフスキー先生、御年80歳オーバー(撮影当時)ながら衰え知らずの創作意欲が炸裂しまくり!常人の理解を余裕で超える強烈さ!!たまに後期ごっつええ感じみたいな瞬間もありで、笑える感じも最高w

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

大人になればなるほど、たわいもない会話ができる相手はそうそう出会わない。自転車の2人乗りが出来る相手がいない(?)、高良健吾がある意味一番不幸かも。。まあ自分は序盤に出てくる、いなたい居酒屋で飲むの大>>続きを読む

幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.0

田舎の農村での物語から急転、後半の展開が意外過ぎるけど斬新!!田舎にも都会にも蔓延るシステムの外に存在するかのような、聖人ラザロ。オオカミに導かれたであろうラザロの魂は、どこに向かったんだろう?

工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.5

スパイものとしても最高なのはもちろん、何より後半尻上がりな男の友情物語感に胸熱!金正日(鬼似てるw)との面会シーンは、とんでもない緊張感がヒシヒシと伝わる!ファン・ジョンミン渋い!渋過ぎる!!一生つい>>続きを読む

ロード・オブ・カオス(2018年製作の映画)

4.0

北欧メタル、闇深すぎー!若気の至り、虚勢の張り合いが暴走し過ぎて歯止めが効かない。。主人公の経営する店を見ながら、昔足繁く通ってた某レコード屋を思い出してみたりw "ポーザー"で音楽続ける方が絶対楽し>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

映画を見るというより、ウェス・アンダーソンという天才の世界に触れるという体験!今回は文字情報(字幕)多過ぎて、映像を追いかけきれず不完全燃焼な感じ。。豪華すぎるキャスト&緻密すぎる画面構成を堪能するた>>続きを読む

声もなく(2020年製作の映画)

3.8

あの兄妹と過ごす日々の方が、実際の家族と過ごす毎日よりも笑顔が溢れるような気がして切なくなる。善悪の曖昧な境界線と色鮮やかな韓国の田舎の情景が混じり合い、心を打つ。

さがす(2022年製作の映画)

4.3

人間の隠れた暗部や人生にまとわりつく重苦しさをしっかり描くから、この監督は信用できる!西成の街並みも馴染みまくりで、「九条の大罪」とか映画化して欲しい!!

マクベス(2021年製作の映画)

3.8

削ぎ落とした背景とモノクロの映像が余計に際立たせる、デンゼル・ワシントン&フランシス・マクドーマンドという主役2人の存在感!そして序盤から度々登場する魔女の不気味かつ強烈なインパクト!!

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

2話目の渋川清彦が最高にオモロすぎる!「セガワ」先生!残念!!まるで小説を読んでるかのような、むしろ脚本をそのまま読んでみたくなるような短編集。例のズームが出た瞬間、アレ使ってええの?と余計な心配して>>続きを読む

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.0

叔父と姪が暮らすデンマークの酪農農家の平凡な日常。特にドラマがある訳でもなく、小さな感情の揺れがささやかに心地よく綴られる。デートにおじさん連れてくる主人公w(おじさんも断らんと)あと、端々に登場する>>続きを読む

トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング(2019年製作の映画)

3.8

ケリー・ギャングってオーストラリアではかなり有名な存在だということは映画を見るまで知らなかった。クセあり過ぎな母親の存在と、移民や貧困の問題が主人公を暴走を加速させる結果に…パンク精神溢れまくりの世界>>続きを読む