harutaさんの映画レビュー・感想・評価

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エリックを探して(2009年製作の映画)

4.0

ゆるさもありつつ要所要所で締めてくる脚本が見事すぎる。

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.8

あるバンドの演奏でゆっくり主人公の頑な心待ちが溶解していく。監督は百の言葉よりもある夜の音楽が人をまっさらに変えることを信じていると思った。

ほかげ(2023年製作の映画)

4.0

ほとんど音と画だけで(特に顔)語り得てしまう監督の手腕に感銘を受ける。
クライマックスでのセリフの畳み掛けは子どもの未来への希求であり最後の教育。ふすま一枚隔てた距離が死者と生者をわける設計。映画監督
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正欲(2023年製作の映画)

3.0

ガッキーと磯村くんが結婚式でなんも交流せずそのあとガッキーのストレスを貯めさせるのは、2人が告白し解放される手順としては真っ当。だが、群像劇のため2人の話は寸断され、2人が向き合い本格的にストーリーが>>続きを読む

ペパーミント・キャンディー 4Kレストア(1999年製作の映画)

4.0

どんどん過去に遡る構成でどうしてこんな破綻した人間になってしまったのだろうという謎が明かされるストーリー。いかにひとりの人間が変節してしまうか掘り下げられる。

もとより権威と暴力に親しんでいたわけで
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.0

むちゃくちゃ面白い!
オープニングであの生々しいタッチの絵が出てきたときは鳥肌何度も立った。スパイダーバースの衝撃が更新された。
ストーリーはわずかに、ん?と思う箇所があるものの、お父さんがスーパーフ
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ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

3.8

人間の面倒臭さ、人とつきあうことの面倒臭さ、それが反転してむさぼりあうほど心が通じたときの輝きを余すことなく描いていた。1秒先はどうなるかわからない人間たち。唯一無二。

愛の奇跡/ア・チャイルド・イズ・ウェイティング(1963年製作の映画)

3.8

かなりいい映画だったが、後ろのおじさんに席を何度も蹴られたので十分楽しめなかった。上映終了後謝らせたが、怒りが全然おさまらない。お前から謝ってこい。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.0

今年見たすべての映画の中でいちばんストーリーの語りがうまいと思った。
2人がはじめて手を合わせるときは、実写ではできないときめきの爆発が表現されており、好きな人とつながるうれしさがこちらにまで乗り移り
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サントメール ある被告(2022年製作の映画)

4.5

すごすぎて、劇場を出たあとしばらく気分が悪くなった。
多くの裁判映画は司法という制度の内側にある。そこでは大抵真実が明らかになることがクライマックスになるだろう。
この映画は司法という制度に問いを突き
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バービー(2023年製作の映画)

3.0

つまらなかったと書くと反動的な人と思われる映画だが、そんなに楽しめなかった。
バービーが現実世界に行くと尊敬されておらずショックを受けるとこまではワクワクしたが、その問題は深堀されることなくケンが築い
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はだしのゲン(1983年製作の映画)

-

どれだけ悲惨でも終わり方の見事さに人間のたくましさを感じさせてくれる。いなくなってしまった人との約束を叶えられる人間でありたいと思う。

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

ブラウン管を蹴ってぶち割るシーンなど、笑えるところがたくさんあるのに、周囲で笑ってるのは自分一人だった。ひどすぎる、過剰であるのは笑えるという感性が世の中から死滅してるのか。単にツッコミがないと、ここ>>続きを読む

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