sketchさんの映画レビュー・感想・評価

sketch

sketch

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.8

個人的に面白い映画しか作らないと思っていたジェームズ・ワン監督の映画で、前作もゲーム的な要素てんこ盛りで大好きだったのですが今作はそれなりに良かったかな位の感想。ただ原作との相違点等の考察を聞くとガラ>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

『パターソン』のように今後いつ見ても心地よい気持ちにさせてくれるような映画でした。
本作の一面として”自分の手の取れる範囲で慎ましく幸せな生活を”というやりすぎると説教臭くなってしまいそうな所を、役所
>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.4

金曜日のアトロクで勧められてたのを聞き、すぐに鑑賞。
クリスマスで繁盛するレストランを舞台に、プロポーズを計画してるカップルや料理批評家、インフルエンサー、クレーマーなどのお客がドンドンとやってくる中
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.3

タイムループものだけど、メタ的な要素も組み込まれていることで開始からテンポがよく、後半は思ってもなかった展開になったりと、コメディだけど最終的には泣ける大好きな邦画でした。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

少し納得いかない部分・説明不足な部分はあれど、物語の筋は1本通っていて最近の新海誠作品の中で最も好きな作品でした。
廃墟のかつての情景を思い起こすシーンが良き。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

全31巻の漫画を1本の映画でスラムダンクを知らない世代の人たちにも向けて作ったことを考えると、非常にスマートに完成されていた映画でした。親世代が好きなのか小さい子供たちを連れた親子連れも結構いましたが>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.3

推しが一致した世代の違う二人のお話。
好きなものの話を共有できる喜びを主演二人が上手く演じられていたのが非常に良かったです。飲みの場で好きな映画やゲームの話が出来ていればそれだけで楽しかったのを思い出
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.2

下北沢の古着屋で働いている27歳の主人公と周囲の人々を描いた青春群像劇。
登場人物それぞれのキャラクターやその関係性が良く描かれていて、やっぱり人と人との関係は可笑しくて愛おしいなと思える良い作品でし
>>続きを読む

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.2

心に傷を負ったダイバーが1匹のタコに恋愛感情に近いものをもって1年間接するドキュメンタリーで、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した作品。海が舞台のドキュメンタリーの映像を流し見するのが好きなの>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

4.1

𠮷田恵輔監督の最新作。監督作は劇場にかかる度に見に行く程、すきな監督なので今回も鑑賞。試合ではずっと負け続けているが好きでボクシングを続けている男のお話。現実にはそれこそ映画になるよう勝者は一握りで、>>続きを読む

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.8

テックカンパニーが開発したロボットが反逆を起こし、変わり者の4人家族が対抗するお話。変わり者家族であること以外はよくある設定でNetflixにて配信されたことも知らなかったくらい目立たない本作ですが、>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.1

アカデミー賞長編アニメ賞にもよくノミネートされるアニメスタジオ・カートゥーン・サルーンのトム・ムーア監督ケルト3部作の完結作(物語自体はどれも独立)
物語自体はウルフウォーカーと呼ばれる半人半狼が従え
>>続きを読む

羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

4.5

日本の漫画などから影響を受けた中国のアニメ作品。ラジオ等で評判が良いのは知っていましたが期待以上に面白く、続編が非常に楽しみになる作品でした。

人間と妖精の共存をテーマにしたよくある普遍的なお話は、
>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

ストーリーに関してはよくわからないと評されることが多い作品ですが、劇中で出てくる原理のわかりにくさだけでなく不親切な物語展開が相まってわかりにくくなってしまっている作品。特に展開の説明部分がもう少し親>>続きを読む

のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

4.5

評判に違わぬ良い映画でした。

ひたむきに壁をのぼりつづける小寺さんの姿に周りが感化されていくお話。大人になって周りでひたむきに頑張ってる姿を見つけにくくなってしまって、少しずつ何となくで過ごすように
>>続きを読む

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

4.0

テレビで放映されるタイミングだったみたいで、アマプラで鑑賞。
映画の中から理想の女性が出てくるという似たような作品は数あれども、しっかりと感動させられる評判の良さに違わぬ良い作品でした。昭和を模した舞
>>続きを読む

ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

4.2

女子プロレスを舞台にした『GLOW』が面白かったので、昨年話題になっていたけどプロレスの話かと見れていなかった本作を鑑賞。期待以上に良い作品でした。
よく知らないまま見ていてシンデレラストーリーとして
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

評判の通りすごく良い映画だったんですが、外出自粛で暗い中見るものではなかった気がします。
子供を養うことも難しい貧乏な家庭なのに、子供がたくさんいるために更に困窮し、子供たちが毎日路上で働いている始末
>>続きを読む

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

見れば見るほど味わい深くなっていく大傑作。
今見ると悪役のセリフひとつひとつが軒並み素晴らしく、そちらにも感情移入してしまいました。ぜひ注意して聞いてみてください。
平成にも懐かしむ匂いがあったのかな
>>続きを読む

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.9

幼稚園の遠足先である牧場付近にある研究施設からゾンビがあふれ出し、幼稚園児を守るよう先生と付き添いの主人公が頑張るお話。映画序盤、主人公のあまりのクズっぷりになんでか笑ってしまいました。
内容は極めて
>>続きを読む

EXIT(2019年製作の映画)

3.8

昨年話題になっていたので気になっていた作品。
市街地で放出された毒ガスが上がってくるため、山岳部の2人組が高層ビルの上に脱出していくというワンアイデアな作品ですが、様々なギミックでハラハラさせられる展
>>続きを読む

メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

自転車で転倒して骨折した痛みに耐えながら見た映画として忘れることはなさそう。

昨年の単館系作品の中では最も話題になっていたと覚えていますが、結局劇場へは見に行けずレンタルで鑑賞。
東大を卒業したにも
>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.0

『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎監督作品。アマプラにあったので鑑賞。監督の作品はぴったりと自分の好みにマッチしているようで本作も落ち着いた気にさせてくれる良い作品でした。

商店街の喫茶店のメ
>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.0

『ハイテンション』『ヒルズ・ハブ・アイズ』のアレクサンドル・アジャ監督の最新作。
ハリケーンで浸水が進んでいるのにやたらと人間を襲ってくるワニのいる家の地下から、水泳部の女子大生がケガをしたお父さんと
>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

4.3

白石監督作品は『孤狼の血』が最も好きな作品だったんですが、本作も同作に並ぶくらいお気に入りの作品になりました。
主人公の駄目っぷりが香取慎吾の熱演と演出の上手さによって、人間っぽさも残るいい塩梅で本作
>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

4.2

事故で盲目となってしまい、警官を辞めてしまった主人公が誘拐事件の現場に遭遇し、捜索を進めていくというストーリー。
オープニングの色合いから良作感が漂っており、ツッコミどころも要所要所はありますが、ハラ
>>続きを読む

海獣の子供(2018年製作の映画)

4.0

映画館で観たかったのですが間に合わず、『Subnautica』という深海を旅するゲームが楽しかったことで本作を思い出し、レンタルで鑑賞。
絵の描きこみが異常で、港町を舞台にした綺麗な背景や絵の動きは素
>>続きを読む

コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.8

本作の公開を契機に、昨年コードギアスを初めて鑑賞。アニメシリーズは噂に違わぬ傑作で最初からずっと楽しめました。
少し間を空けようと思い、ようやく本作を鑑賞しましたが、映画単体としてはそれなりに楽しめた
>>続きを読む

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

3.9

評判が良かったので、triは未見のまま鑑賞。同じ流れで見たヒロアカの映画が非常に良かったので、期待し過ぎてしまったのかなぁという部分もありますが、昔を思い出しながら楽しめる作品でした。
馴染みの曲や諸
>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.1

生まれ持った障害で手足を動かすことが出来ない23歳の女性が主人公のお話。序盤こそどういう展開になっていくのか予想もつかなかったですが、後半からの物語は非常に清々しく良い映画でした。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

ワンカット風に撮られている戦争映画。緊迫さの演出にはなっていますが、どことなくゲームのシーンっぽさも感じられて、鑑賞中アンチャーテッドシリーズを想起してました。
イギリスの名優たちが要所要所で登場して
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

監督の前作『ヘレディタリー』が考えれば考えるほど嫌な映画で最高だったので楽しみにしていた作品。
監督らしさを発揮した悲惨なオープニングにはこれからどうなるのかと期待が膨らみましたが、中盤には少し冗長さ
>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

3.8

全編を通じての不穏さに好みが出そうな作品.
アトロクの本作のレビューが良かったです.

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.2

評判が良かったのは知っていたのですが,劇場では見れず.レンタル開始したので,早速見てみましたが面白かったです.
オープニングの戦艦の戦闘シーンから圧巻で,こういうシーンが続くのかと思いきや,本編自体に
>>続きを読む

ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

4.2

美しいフランスの町並みを実写とアニメを融合したような見たことのない映像で見られるだけでも見る価値ある作品です.背景は本当に美しい.物語も素敵な話で楽しめました.全てのキャラクターたちのセリフや立居振舞>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.1

ベルリンの壁が建設される5年前,東西の分割がどんどんと強くなっていっているドイツを舞台に,ソ連側である東ドイツの高校に通う高校生たちのお話.学生らしくひょんな思いつきをクラス全員で実施したら話が大事に>>続きを読む

>|