なんてちょうどいい変化球格闘技映画だろうと思った。
暴れてるけれど少しおしゃれ。だけどおしゃれすぎない。
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主人公が成功したことを示唆する、関係者へのインタビューに、ドラマーは登場するがピアニストは登場しない。
サックス:成功する
ピアニスト:不明だが復活の可能性も
ドラマー:「元バンドメンバー」になるがよ>>続きを読む
映画がその映画だけの魅力を持った場合にだけ感じる「固有」があった
最高以上の「固有」の映画
ゴジラ映画に、戦後生き残った者の葛藤、という題材を付け加えた。戦後生き残った葛藤というテーマ自体はよくあるものだが、主人公である神木隆之介の演技がとてもよく、不安定な役柄の定まらない情緒を演じて平板さ>>続きを読む
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いま「オッペンハイマー」との関係で炎上したりしている「バービー」とはどんな映画なのか?
ポリコレにおもねった駄作なのか、それとも反ポリコレ派をも唸らせる傑作なのか?
不安と期待の両方を抱いて見に行った>>続きを読む
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美しいシーン、面白い絵、いろいろあって観ているあいだは楽しめたが、ストーリーに意外な部分が少なく、ここで毎回感動するんだよなって思える部分がなくて、もう一度観たくならない気がした。
一番よかったのは>>続きを読む
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友達の絶賛で見に行ったので不満を書くのは心苦しいが、いいところよくないところ両方を感じた
面白いところ
・バスの中で乗客それぞれの聞く音が聞こえて、音のキュービズムみたいになってるところ
・風が息で>>続きを読む
演技と雰囲気が重厚だが、ギャンブルも残酷さも交流も、ストーリーも、何も印象に残らなかった。重厚な雰囲気でなにかあるだろうと思わせた「出来映え」を楽しめばよかったのだろうか……。
ひげのおじさんがキノコや亀を避けながら足場をジャンプするゲーム?
ひげのおじさんがバナナの皮を置きながらレースするゲーム?
どのように言っても、任天堂のゲームが面白いということは、やってみなければわか>>続きを読む
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素晴らしい演技によりよい映画だった。あらかじめ予定されている結末に向かうタイプの作品でもあった。もとはドライな子供の一作文に過ぎないものが、主人公がそこに見出す能力によってあるいは親バカによって神秘的>>続きを読む
基本的に虚仮威しの映画で、人間ドラマの中身はないがそのハリボテが素晴らしくできがいい。
冗談みたいな部分と真剣なアクションがこんな風に楽しめるんだってだけでとても素晴らしいので、ありがたいんである。
とてもストイックで素晴らしい映画なのはわかるがストイックすぎてもう一度観たいとは思わない 一度だけ観た、そのことが嬉しい記憶になるだろう
下北沢で目当てのラーメン屋はしまっていて、そのそばのカレー屋に入って、カレーはうまかったのだが、1,600円も出したカレーがうまくても……と思うと、喜びが薄れてしまった。
そして、そのヤケな気持ちの>>続きを読む
とてもおもしろいけどマンガはこれの百倍面白いので低評価にせざるを得ない
二人の人間像が、反目し合う男女というテンプレに陥らなかったことは、人物造形を現代的にした。ソウタは閉じ師の仕事では生活できないと見込み、教師を目指して大学生をしている。この点など、自分が人のために大切>>続きを読む
激しい出来事でないのにテンポがいいと感じさせる、小説に例えると文章自体の小気味よさのようなものがある。『マイ・インターン』にもこういう良さがあったと思って検索したら同じ監督だった。
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素晴らしい映画。
これまで自分は、
「そうはいっても映画はいろいろな『絵』を見せてくれなきゃ物足りない」と思っていたが、
それを撤回せざるをえない場合もあるようだ。
ポール・ニューマン特集で映画館で>>続きを読む
原作を読了墨(誤字)。
原作を読んでいる映画についてうまく感じ取れないことが多い。
私はその先どうなるかが気になる映画が好きなのだろうとも思う。
原作小説に大いに満足した私にとって、いい映像化ではあっ>>続きを読む
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阿部サダヲがドタバタするのかと思っていたら、笑いは自然な範囲で、しっとりとした良作だった。
察しが悪くて、「こうなってました」と視野が狭くなっていることをたまに自覚する、公務員の牧本。孤独死した死者>>続きを読む
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個人的には、チームお仕事ものの映画は安定して面白い割に圧倒的な作品が出にくいという印象だ。
・メンバーがそれぞれの役割を果たす
・結果、素晴らしい仕事が果たされる
この二つの展開があらかじめわかってい>>続きを読む
登場人物の会話の細部に創意工夫がなく、言いそうなことを言っているだけなので、みな存在感がなかった。正直に言って、面白くない。チャレンジして失敗した映画ということでもなく、単に小手先で書いたセリフだと感>>続きを読む
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アイデアは非常によかった。
怪獣は生物兵器で、真に恐ろしいのは知略に長けた星人、しかしもっと恐ろしい秩序的なものがウルトラマンの故郷の「正義」にある……。
だが、この終盤でカタルシスを得るには、その>>続きを読む
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緩急の付け方がうまいからだろうか、観ていて飽きない映画だった。
少年期の思い出、家族と地域の結びつきという個々の問題と、宗教紛争という大きなテーマが、別々にならずひとつのストーリー上でまとまっていたの>>続きを読む
お話の筋立ては興奮するようなところがなく、しかしそれでいて映画としては面白いという体験であった。
さしさわりのない程度にごくわずかな設定を書く。主人公には、妻の録音したカセットテープを再生して、戯曲>>続きを読む
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長い上映時間を通して映像のクオリティは高く、
アクション場面も暗さのなかでアイデアで魅せてくれる。
だが、肝心の内容が面白くない。
リドラーという殺人犯が殺人現場に「なぞなぞ」を残してバットマンたち>>続きを読む