ゴムあたまぽんたろうさんの映画レビュー・感想・評価

ゴムあたまぽんたろう

ゴムあたまぽんたろう

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.0

起こっている事は暴力的だし、悲劇的なエンディングになるのは目に見えているのに、ひたすら淡々とした美しい映像と音楽が記憶に残る。印象的なショットも沢山あった。そのコントラストが良いのだろうな。

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

久しぶりに観たけどやっぱり面白い。

無駄のないスマートでテンポのいいストーリーと少しの遊び心ある演出、魅力的なキャスト。女性のみのメンバーならではの発展性もあったりして良かった。

個人的な一番の見
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最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.0

頭空っぽにしてビール飲みながら観たい映画。とにかく最高に下らないので疲れてる時に最適。
モラル皆無という点で言えばサウスパークの方が好きかも。

フォロウィング(1998年製作の映画)

3.5

観てる人もあまり多くないノーランのデビュー作。この頃から既に時系列を入れ替える手法を取られていて、これが次のメメントでより洗練されるんだな、と分かってとても興味深かった。

ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.0

前半、主人公の行動があまりにも言葉足らずで短絡的すぎて見てられない。あの不毛な喧嘩はなんなんだ…少しは言葉で説得しないと…

諸々明らかになってストーリーも一気に進む後半からが肝。

ラストのベッドシ
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ウィッカーマン(1973年製作の映画)

3.0

ただのカルトなんだと勝手に思い込んだいたんだけどそんなことなかった。宗教をベースにしたホラーって当時は珍しかったんじゃ?
性に自由だけど生贄は童貞じゃないとダメなのね…

交渉人(1998年製作の映画)

3.5

中々熱い心理戦が繰り広げられて面白かった。交渉人は相当頭の回転が速くないと出来ない仕事だ。20年の付き合いの相手に裏切られたら相当辛い。サミュエルはなんで普通の坊主が似合わないんだ。

マーターズ(2015年製作の映画)

2.5

間違えてリメイク作を観てしまった。
この手の映画って罰せられるべき人間があっさり死ぬの納得いかないんだけどって毎回思う。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0

これは凄い映画だ…とか訳知り顔で言うのは簡単そうだけどそもそもアクション映画でもないし、ダンケルクと同じく史実に基づいているので、観る側に深い歴史に対する理解が求められるという点でそうはいかない。そし>>続きを読む

スーパー・マグナム(1985年製作の映画)

3.0

音楽担当がまさかのジミー・ペイジ

殆どのシーンがギャングにやりたい放題やられてるだけなのでやや胸糞感あり。そして住民の反撃パートはあっさり。ロケランの使い方◎

あのお姉さん殺さないで欲しかった…

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.5

狂人役が似合いすぎているデニーロ
こういう日本のテレビドラマあったな🤔

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

ハルコンネン男爵家が出てくるまでは正直退屈(それまでの話も進行上必要ではある)だったけど、後半からの戦闘シーンが物凄い。あんなの操られたら相手泣いちゃうよ。

ドゥニ曰く、これは勝利の物語ではなく訓戒
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タイムリミット(2003年製作の映画)

3.5

ああもうどうしようもない人生終わったと思っても、しぶとく諦めなければ道は開け最後には全て無かったことになる、ということをやらかしまくるデンゼルから学べる素晴らしい映画。

デンゼル「妻を裏切った報いを
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

3.5

パッケージデザインが妙に現代的で洒落ているなと思っていたんだけど、本作は今までお蔵入りされていたフィルムが時を経て発見されたとのこと。約10年前くらい。パッケージデザインもそれを機に作成されたのかな?>>続きを読む

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.0

難解な映画だろうなと思っていたけど、思っていたほどではなくミステリーとして楽しめた。やっぱり世の中変態ばかりなんだな。

デニス・ホッパーの存在感が途轍もなく強い。パルプ・フィクションばりにFuckっ
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バニシング・レッド(1992年製作の映画)

3.0

サブスクに来ていないB級映画を観れる午後ロー素晴らしい。

だらだらビールを飲みながら何も考えずに観たい映画。

ストーリーは希薄、アクションシーンはカット割りが多く、緊迫感を超えて何が起こってるかよ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロロ・トマシで鳥肌。
映画で叙述ミステリの感覚が味わえるとは。

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.0

タランティーノによるブラックスプロイテーションのオマージュ映画。黒人ならではの軽妙なトーク、音楽もブラックミュージックで固めていたりと世界観に浸れる。

タランティーノ作品では珍しくセックスシーンがあ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

テーマは異食症。

クソな義理の両親と、その両親に言いなりのモラハラ夫。裕福だが孤独で空虚な生活。積もるストレスに耐えきれなくなっていく主人公が見てて辛い。

しかし全てを清算し、囚われるものがなくな
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

レビュー見てると意見分かれつつ概ね好評みたいだ。

個人的には正直ついていけず。過去作以上に人選ぶと思う。途中退席したカップルがいたけどそんなの久しぶりに見た。

毒親とその子の壮大な寓話的物語という
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エイリアン4(1997年製作の映画)

3.0

前半は酷かったけど後半は良かった。特殊能力者は出してほしくなかったな。

いよいよ4作目にしてエイリアン側がスラッシャー映画の殺人鬼ばりの観客に向けたトリッキーな殺し方を会得し始める。と言ってももう直
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

デビットフィンチャーのデビュー作はまさかのエイリアン。が本人はスタジオ側にいじくり回されたので自作と認めていないらしい。

スタートはかなり衝撃的なんだかど、トータルで見るとストーリーはまとまりがない
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エイリアン2(1986年製作の映画)

3.5

監督がジェームズ・キャメロンに変わったことにより、一作目のシリアスなホラーテイストから全てが真逆のド派手なアクション満載のエンタメムービーに。もはや鬼神と化したシガニー・ウィーバーがここぞとばかりに暴>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

4.0

もう知らない人はいる訳がないSFホラー一作目。ここからジェームズ・キャメロン、デビット・フィンチャーに繋がれていくって今考えると凄まじい。

脚本や視覚効果もさることながら、エイリアンのデザインがあま
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.0

あらゆる面で示唆的なんだけど、最後まで掬い取れずに終わってしまった。

暫くしたらもう大部分を忘れてるに違いない。40年前に私を刺した蚊を説明できないのと同じように。

ハロウィンII/ブギーマン(1981年製作の映画)

3.0

これそのまま1に収めても良かったのでは?
ジョン・カーペンターが監督してるのはここまで。3からは別物らしい。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.5

これは原作読まないと深く理解できない類の映画だなあ...

ジョニー・グリーンウッドの音楽も相まってとにかく全編暗いです。人の一生って切り取りようによっては如何様にも出来るんだなあと。

主人公は碌で
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.0

エンタメ極振りトーキョーアクションムービー。
面白いんだけど、アメリカ人は日本の新幹線を何だと思ってるんだ。
ブラピみたいなジジイになりたい。渋い。

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5

エンドクレジット洒落てていいなあ。

“UMA THURMAN AKA Mommy"

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.5

20年ぶりに観てみることに。

やっぱり殆ど綺麗さっぱり忘れてた。これ当時何故かVol.2を観ないままそのままにしてしまったんだけど、パルプ・フィクションのオフビート感を期待してた当時の自分が受け入れ
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青い体験(1973年製作の映画)

2.5

エマニエル夫人を先日観たのでこちらも観てみることに。
次男…気持ち悪いっ…!

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.5

繊細な感情を静かに切り取っていく。味わい深い。美しい映画。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

シュールで笑えて純粋無垢にエロい。本作、絶賛されていてアカデミー作品賞筆頭と言われてるけど、内容は割と人を選ぶ作品だと思う。

世の中で当たり前として受け入れてる価値観を正論でぶん殴っていく主人公。不
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.5

やっっっと見た。
監督スコセッシ、そしてこのキャストでマフィアものを観れること自体が幸せでしかない。

アル・パチーノが逸話的に話していたけど今作は若返りCGが見もの。ジョー・ペシなんてもうグッドフェ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

何という物悲しいハードボイルドバットマン... 続編楽しみで仕方ない。ド派手にやりたい放題するから剥き出しの顎が破壊されないか心配。NirvanaのSomething in the wayも良い味出し>>続きを読む

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