火曜日が好みだった。
「現実は何も変わってないけど
朝焼けが綺麗なので
とりあえず明日も生きてみよう」
と、茫漠で非建設的な前向き思考が芽生えるあの感じ、みんな見覚えがあると思う。
色んなタイプの
"自己開示が苦手な大人"が出てくるので、
誰かに自身を投影できれば、
いい教科書になるのではないかと思う。
あと「女のいない男たち」のそれぞれの話の取り入れ方がおしゃれ。
sozeはトルコ語で「喋る」の様な意味があるみたいなので、
トルコ人が観たらかなり退屈な映画なんだろうな…。
爺さんになって「あらゆる方向への鈍感さ」を得られるのって、
正直それはそれで魅力的なんだが。
製作時、監督も30代だろうから、
実際の老人の意見との相違はあるだろうし。
「それなりに、楽しく鈍感に>>続きを読む
帰郷したいと願いながら、
アイスランドの土に還り、そこに生ける者たちの養分となる牧師の最期。
亡骸となり、はじめて土地に受け入れられたわけで、
贖罪ではあると思うけど、
彼の人間性を顧みると僥倖だっ>>続きを読む
涙より「馬鹿だな〜」と呆れ気味な笑いの方が、社会問題提起との親和性は高い
ロッキーやらジョーズやら、
ハリウッド映画によって思考を侵されていく暗喩表現など、
正直多聞な人の考察を読まないと気付けない部分が多かったが、
「シュールで映像キレイ〜!キャッキャ」出来るくらい、>>続きを読む
タイトルを見て
「人狼ゲーム自体のブームも沈静化してきたし、これで実写版もひと段落なのかな…」と悲しんでいたら、
「まだまだ終わらせねぇぞ!!」
という、かなり熱意のある結末で、とても良かった。安心>>続きを読む
主軸は通俗ドラマだけど、
複数のコミュニティに属せず、どん詰まりで依存体質に陥る人の行く末を、
インタビューを通して、多角的に知ることができる。
ある宗教の話、というより「個人の孤独感と向き合わない>>続きを読む
色んな活動家が演技してる。
終始粗野で収拾つかないまま終わるけど、
無神経な内容で、ボケーっと観れて、けっこう好き。
多目的トイレで着替えを手伝うシーン、とても好きだ。
ただ、やっぱり「佐藤二朗じゃん」が始終まとわりつくため、
脳科学の研究が進み、「佐藤二朗の記憶を抹消」させてから、もう一度観たい。
2人の"出会い"
「共感や感情移入なんかが映画を評価する基準になってる奴らはこの部屋から出ていけ!」
と怒鳴られてるようでドキリとした。
報われる・報われないより、
光の近くにいることが大事なん>>続きを読む
恋をすると、束縛とともに
「この女性は、この色に染めれば輝くはずだ」と
ゴールまでの道筋を決めたがる男の気持ちが、
正直、全く分からないわけではないけど
恋をするほど魅力的な目の前の女性は
"哀れな>>続きを読む
神を失ってから自己変革し始めるのが面白いな。
各々が見出した「救い」にすがって、
もがいたり硬直したり走り出したり
「あわれみに満ちたみことば」が無くとも
己の中に光を見出せ。
などと、素っ頓狂と>>続きを読む
前半はずっと「テーマが異色なコメディだなー」ぐらいに観てたら、
最後の『紅熱唱シーン』でちゃんと号泣。
ただ、映画見る部という「居場所」があるにも関わらず、
あんなわけの分からないヤクザに依存する>>続きを読む
全編的にけっこうコメディですけど
鑑賞後、徐々に「苦痛と悲しみと喜び」が等量に感情を占めてきて
ただのコメディでも戦争映画でもない、
異常な魅力のある映画だなと感じた。
絶対に行きたくないが、ずっと観ていたい惑星キン・ザ・ザ
どんなにブチ切れても「キュー!!」としか言わないパッツ人が愛おしい。
ドラクエの村の入り口で、
「村の名前を告げる」ことを生業としている方達にも、家族がいて、悩んだり喜んだり、コーヒーにミルクを入れたりしているんだよな。
ハッタリを信じて、
ちゃんとおめかしして同行するリタの様な人の幸せを、心底願うけど、
でもそんな人こそ幸せにならないから、映画が好きだ。
なんて映画なんだ…
人外に変容しても、最後までちゃんと人間であることを選んだセス…
一度決めたのに、やっぱり自分の欲望に折れて厚めの窓ガラスバリーンしちゃうところも、ちゃんと人間的だよ。
あの状>>続きを読む
無神経に土足で踏み込んでくる人の魅力は、分かる。
気付いたらもう別の人の心に踏み込んでいるのを、遠くから眺めている惨めさも分かる。
結局自分も無神経になるしかないのだ!って躍起になるしかないんすよね>>続きを読む