トニシクツャンプーさんの映画レビュー・感想・評価

トニシクツャンプー

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

細やかな心配りを感じる作品だった。
わたしは観てよかったと思う。
だけどこの映画をあまりにもつらいと感じてしまう人がいるのもわかる。
ひとりで観ればよかった。
デートで観る映画じゃない。
反省。

ピクニック at ハンギング・ロック 4Kレストア版(1975年製作の映画)

3.8

いわゆる「やおい」というやつなのか…
心霊?ホラー?SF?
失踪した彼女たちはクィアな存在だし時間や空間、成熟や成長から切り離されている。
だからこそ美しいミランダの残像が強く目に焼き付くのかもしれな
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正欲(2023年製作の映画)

2.5

わかりやすい敵を作ってずいぶん被害者ぶってるなあと思ってしまった。誰にも感情移入できなかった。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

なんか…阿部サダヲの歯が…歯が怖い…!と思いながら観ていたら、監督の指示で役作りのためにホワイトニングしたそうだ。大成功です。
調査報道モノみたいなつもりで観ていたらエンタメに力いっぱい振り切ったラス
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.6

途中バルコニーでの格闘シーンだけタッチが変わってかっこよかった!月岡芳年みたいでクールだった。最後思いがけなくちょっとだけ泣いちゃったよね。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

「?!?!?!?!?!」
なんなんですか?!これ?!
どういうことなんですか?!
スリルいっぱいのミステリー?
サスペンスでホラー?
心が「わからない!」でいっぱいになる。
なのに今までに感じたことの
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.5

お説教もないし、同情してくれ!というかんじもないしすごくニュートラルな目線で作品を楽しめた。光石研さんのあるシーンでひとり大爆笑して恥ずかしかったのだけど、後日友人にそのことを話したら友人も同じシーン>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

こんなヤクザいるかよって白けちゃうところがあったけど、変声期の男子が歌う「紅」の尊さがまぶしい。奇跡の瞬間、第二次性徴。
とか言うとちょっとセクハラみたいで気持ち悪いけどでもこの映画の見どころはそこだ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

12才のナヨンは韓国に置いてきたとノラは言ったけど、劇中最後に流した涙はナヨンの涙だったのではないかと想像してしまう。

非常に抑制の効いた大人の恋の物語だった。
その抑制が余計にこちらの感情を掻き立
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.9

待ちに待ったプリシラを観るために予習しておこうと思って観たら面白かった。
かわいそうなエルヴィス。
だけど母親とパートナーには愛されていたのが救いかな。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

ほんとにあった怖い話。
トリニティ実験で使用されたプルトニウム原子爆弾のおでましには背中がぞわっとするようなグロテスクさを感じた。実験シーンは怖くて直視できない。(したけど)
原子爆弾は禁断の果実だ。
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

夫婦喧嘩は犬も食わないとは言うが何かよからぬものを見てしまうのではないかという不穏さに目が離せない150分だった。来客中あの音量でP.I.M.Pをエンドレスリピートするような旦那だから一世一代の嫌がら>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

あまり気が乗らなかったんだけど、神木くんが出てるのならと観に行ったら面白かったです。なんだこれジュラシックパークのT-REXじゃんとか言いたくなってもグッとこらえて、神木くんを見守っていると最後にはハ>>続きを読む

8 Mile(2002年製作の映画)

3.5

あまりにもストレートなド根性ものすぎてもうひとひねり欲しいと思った。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.7

ラストは差別の根深さにうんざりするが、ユーモアに救われる。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

恐怖でいっぱいのアンハッピーな出産シーンから物語がはじまる。薄皮一枚の境界で守られていたのにこんな世の中にひっぱり出されてかわいそうなボー。また不思議な映画体験を経験した。

春の画 SHUNGA(2023年製作の映画)

4.0

向田邦子の「阿修羅のごとく」の中で良妻賢母だと思っていた3人姉妹の母親が、夫の不倫をきっかけにひとりの女性として苦しんで、ある時に呆気なく死んでしまう。3人姉妹で遺品を整理していたら母親が着物をしまっ>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

こわいって!

ファーリー役の男の子どこかで見たことあると思ったらグランツーリスモの主人公だね。

市子(2023年製作の映画)

4.0

育った環境があまりにも酷すぎた生きのびるのに懸命すぎて善悪を道徳を超えてしまった…。大嫌いな武田鉄矢の「人として」じゃないけど「それでも人しか愛せない」のか。

ただただ弱く非力で悲劇の女性としてだけ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

愉快!痛快!わたしを励ましてくれる最高の作品でした。俳優陣もみなさん最高!

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

上映時間のせいでぐずぐずと二の足を踏んでいたら年が明けてしまった。ながい〜!2024年元旦。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

なにもいいことが起きなそうなライフゴーズオンだけどかわいい犬と好きなひとがいたらいいか。カラオケシーンは望郷の念に駆られる。ロマンを感じる。きらきらした新芽もいつか枯葉となって散る。退色した枯葉もまた>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.7

豪華なコント。ピントがしっかり合っていてちゃんと笑えるが、過去の北野映画にある情緒とか色気は感じられなかった。娯楽映画としてはかなりいい線いってると思う。時代はやっぱり「映え〜」なのか。
俳優陣もとて
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.0

当時、映画批評家のおすぎがこの映画について「そうよ!ブスは街を出なさい!」って言ったこと忘れられない。わたしはこのひと言で勇気をもらったくち。
最初に観たときは彼女たちと同じ歳だったのに40歳になって
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.0

スナックでダンカンが悪女歌ってるシーンがスムーズなテンポで気持ちがいい。出てくる俳優がみんないい顔をしている。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

やくざが無邪気に遊んでると泣けてくるのなんでだろう。誰よりも怖いたけしさんが笑うと誰よりもかわいくて悲しい。胸が苦しい好きすぎる。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.8

ずっと観たいと思っていたのに冒頭のシーンから最後までずっと観たことがある映画でびっくりした。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

「自然に善悪はないのかも、生きていく知恵、懸命なの」なんだよね。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

平たく言うと気難しい男がねちねちとなんか言ってる映画だったけど、映画全体には独特の気品がある。How soon is now ?のイントロが流れて標的に照準を合わせるシーンはかっこよすぎてしびれた。そ>>続きを読む

イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.0

う〜ん…じめじめとした陰鬱な雰囲気につい引き寄せられて最後まで観てしまったけど、思い返すとだいぶ退屈。

ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド(2021年製作の映画)

2.8

スミスがデビューして今年で40周年だそうです。
今月モリッシーのコンサートに行くので関連作品を見ておこうと思って。
スミスのファンだけどあと追いなので、当時スミスがどんな人たちに支持されていたとか知れ
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