柴芋さんの映画レビュー・感想・評価

柴芋

柴芋

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.4

寝言を言う、思ったこと全て口に出して独り言を言う人は即死だろうな。許される音の範囲が曖昧でサバイバル賭けるには境界線気になる~。どうせ死ぬなら好きな歌を歌って死にたい。彼らは殺しに来るけど食べに来るわ>>続きを読む

プリシラ(2023年製作の映画)

3.3

『エルヴィス』見て予習したから初見だったら何故と思うところ拾えてよかった。それにしても取り巻き多すぎないか。支払いは全てエルヴィスだろうし、それって友だちとか仲間と言えるのかな、とずっと考えてた。それ>>続きを読む

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

え~っと、、ちょっと最後だけ思ってなかった寄り添いにどう感じたらいいのか分からなくなりました。彼女はどう見てもクリスチャンに似ていたよね。好きになって大事な時に側にいてくれた人でも、社会的に許せるもの>>続きを読む

RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

3.5

勝手にドキュメンタリーだと思ってたから、見始めてびっくり。でも自伝を元にした映画なのね。それにしてもイラクの留置所とか中東の戦場はしんどい事間違いない描写で何故ここからラッパーが?と観てる映画が信じら>>続きを読む

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.5

ものすごいファミリーヒストリーだけど、ちゃんと原因があるから呪われているという訳ではない。問題だけ作っておいて解決は兄弟だけでしろとか親の資格ない。子どもに夢を押し付けるんじゃなくて、自分がヨボヨボに>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

3.8

パクフンジョンの作風が前よりポジティブになっていて、この明るさも良い。豪邸のオープンな階段が好きとみた。マルコの八方塞がりがかわいそすぎるよ~。プロはホント格好いいのに、あの愛嬌と張り付いた笑顔とコメ>>続きを読む

辰巳(2023年製作の映画)

3.4

竜二の言動がいちいち面白く感じてしまって、楽しみ方間違ってる気がする。最初の解体現場で冗談だよってめちゃかっこ悪~。ナイフ持ってて車を止めたいならタイヤ刺せばいいのに騒いでるだけだし、喉切られてる人に>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.6

この映画の怖さを最大限に感じるためには、自分の中の潜在意識を掘り出すことと、他者の立場に意識を向けることでは。バースコントロールを自分ではない他者にされる恐怖。少子化改善の負担は産む者に課される今を思>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

エルヴィスの生きた時代の背景とか全く知らなかったけど、この時代にスターとして生きていくのはすごく厳しかっただろう。時代の変わり目に20歳前後の自分の決断が社会に与える意味とか考えて行動しろなんて言われ>>続きを読む

わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

3.9

お互い嫌い同士だと始めに感情見せ合えてるから、遠慮せずモノを言えていいのかもしれない。全く気を遣わない関係。なんかそれが羨ましかった。森田想ちゃんのパワハラや他者をいいように囲っていこうとする姿がすご>>続きを読む

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

双子のリアリティーショーでお互いの恋愛のために離れて暮らす体験をしたら数組は精神状態に限界がきてリタイアするなどとても辛そうだったのを思い出すと、一卵性双生児は親に精神疾患があっても無くてもお互いが居>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.8

めちゃめちゃ現代の家族像じゃないか。世代間ギャップを飲み込めない両親と慣習的な呪いに違和感を持つ年頃になる子どもたち。あのいないないばーは怖い。大人が子どもを信じられるか否かの描写はホラー系ではよく見>>続きを読む

ポゼッション(2012年製作の映画)

3.1

絶対そんな意図では無いだろうけど、家族の絆を取り戻したい父親の計画に思えてしまうのはなぜだろう。キーラセジウィック見るだけで嬉しくなる。箪笥とか箱ものはアンティークを選ぶのは止めよう。ユダヤの要素は初>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.7

オープニングから目が回って気持ち悪いのをずっとやられて、ようやく平行に戻してくれるかと思ったら平行に辿り着く瞬間までは写してくれなくてめっちゃ意地悪で好き。何か水が滴る音だなぁと思ったけど監督なら、、>>続きを読む

成功したオタク(2021年製作の映画)

4.1

私もBIGBANGのペンだった。でもバーニングサン事件が起きた時にはもう離れていて、彼女達の衝撃とは程遠いけどインタビューに答えていた彼女のように、そうかもしれないそんな気もしてたと思った。いや、正確>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.6

昔はイニョンだと思える恋愛は決して手放してはいけない派だったけど、今はそうじゃない。人間は運命だとか宿命だとか人生をドラマチックにするのを楽しんでる。それが生きてく上で面白いんだと思う。相手を愛してい>>続きを読む

ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

3.6

チョンソミンのお綺麗な感じが良く出ててめちゃかわいい。そしてホンナラの強気な性格が私が見たいチョンソミン見せてくれる。チョミンスが毎回役柄以上の何か恐ろしいことをしそうと思ってしまうのは嘆きのピエタの>>続きを読む

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

原作は未読。周りにたくさんいる日常の人々だけど、それぞれのキャラクターが抱えている問題が現在に寄り添ってて目を引く。おんたんみたいな人居ないでしょって思ったけど、あのちゃんの声により、あのちゃんが居る>>続きを読む

映画 ○月○日、区長になる女。(2024年製作の映画)

4.2

監督の愛猫みーちゃん?から始まってみーちゃんで終わる。生活の中から始まってまた生活に戻るのが、それが選挙とか政治だと思う。結果を知っていてもドキドキしながら見てしまうし、区民の長年の夢が叶う瞬間は何よ>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.0

オピオイド鎮痛薬を題材にした映画はベンイズバックがあるし、この映画で出てくるサックラー家のような一族はドラマ戦慄の絆にも出てきた。そして美術館での抗議活動もニュースで見た事あったけど、ナンゴールディン>>続きを読む

FEAST -狂宴-(2022年製作の映画)

3.5

私はどこに連れられて行ったんだろうっていう映画。伝えたいメッセージを受け取るのが大変難しい。フィリピンの宗教観とか人柄とか生活とか、そういうのは今までより理解できたけど、私の中では何も解決していないの>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

一度も乗れないまま終わってしまった。オッペンハイマーがやったことも彼がやらなくてもいずれ誰かがやったことだろうし、まぁこういう話ですよねという。過ぎたことはもうどうしようもないし、知りたいのは先のこと>>続きを読む

みんな死んだ(2020年製作の映画)

3.4

みんな死んだって、パーティーでどうやって?の謎がやや強引だけど、そこは楽しい。その合間に辛すぎるエピソードありで、なぜそれを挟んできたのか。パラレルワールドはひょっとしたらあるかもしれない。フィリップ>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.4

高校生の時1週間でDVD4つとか毎週レンタルしまくってたのにファイトクラブは決して手をかけなかった。その感覚は今も変わらなかった~。どこの世界の話ですか?というぐらい別の惑星に住んでいる。睾丸失くした>>続きを読む

囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件(2012年製作の映画)

3.8

いや、これが75%は事実とは、、。ドキュメンタリータッチでどうなるか分からない展開に目が離せなかった。決してテンボは良くないのだけれど、薄ら怖ろしさと対人の関係性の構築がめちゃくちゃ上手く描かれてる。>>続きを読む

依存魔(2019年製作の映画)

3.5

監督がポールに自分を重ねてるのなら、愛の病重いな。守ってやらなきゃという男性の呪縛に囚われてるし、女性への畏怖の念も感じる。一度踏み入れてしまったら抜け出す事のできない愛。自分を聖人だと思わなければ、>>続きを読む

ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.7

見終わってから、嘘だろとつぶやいてしまった。久々にあんぐりだよ。全てが悪い方向へ行ってる。監督のインタビューで病室のオンマに長生きしてねと言っているのは逆の意味だと語っていて、本当にそう聞こえたよ。お>>続きを読む

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.4

すごく心に響くことを言っているはずなのに、なぜかストレートに伝わらなくて謎の演出ばかり気になってしまった。監督の前作を観ていたけど、同じように感じたのかも。なぜ自転車に乗っていたのか、最後の遠足はなん>>続きを読む

彼方のうた(2023年製作の映画)

3.9

杉田協士監督の舞台挨拶付でよかった。癖があってトークも面白い。キノコヤは今年で5周年らしい。物語が始まっても観客は話が飲み込めないまま進むいつものスローテンポが心地よくも、謎を解消したくてずっと考えな>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.7

あの医者の会合に一瞬で物凄い殺意を覚えた。だから図書館でのジョイの行動がすごく快感でニコニコしてしまった。現在にも存在する生ける屍の様な奴らは一掃したい。日本の中絶の選択が一向に良くならないのは、医師>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

脚本が面白い。アメリカの温度を肌で感じていた方がより笑えるんだろうなと思いつつ、ある程度文化や歴史を理解してればあるあるが伝わる。こんな面白く逆手に取ったコメディ作れるのすごい。冒頭のシーンはその後を>>続きを読む

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

3.5

ダサい下着が好きってディスってるのはちゃんと引き継がれていたんだ、よき。そして下着のエピソードは韓国っぽく無かったからからやはり。文化的に韓国の方が近いからどうしても親近感は韓国版にいっちゃうけど、中>>続きを読む

クローゼット(2020年製作の映画)

3.7

社会派ホラーというジャンルがあるのか分からないけど、自分が好きなのはこれだ。子どもの失踪の理由。親が欲しいものを与えておけばいいという資本主義社会にまみれた育ち方をしてたら財閥2世みたいになるのかなと>>続きを読む

エイリアン3(1992年製作の映画)

3.6

デヴィッドフィンチャーっぽさは分からなかったけど、設定は楽しい。なんか毎回あんだけ苦労して助かったのにこの結末なのかとガクンとしてしまうよ続編は。YY染色体しかいない囚人惑星ってのが好き。染色体がYし>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.4

アランドロンのエセっぷりが似合う。エセにしか見えない。リプリーを20年近く前に観たけど、結末が違うような気がしたらそうだった。原作に忠実なのはリプリーの方。1960年の映画だから色々規制があったのかな>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

3.5

2は、本当に続きなんだ。前にジェームズキャメロンはタンクトップの筋肉質な女性が大好きで必ず出てくると聞いてたから、ホントだったな。タンクトップにさせたがち。でもバスケスのかっこよさ観るだけでも価値ある>>続きを読む

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