スミスさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ファーザー(2020年製作の映画)

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「混乱」がとても上手く描かれていた。終始描かれているのはひとつの事柄だけなのに、ずっと観ていられる。脚本を丁寧に積み重ねていけば無理やり展開を作らなくてもいけるんだなと。主人公の撮影の規模はとても小さ>>続きを読む

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

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こんな名作があるとは知らなかった。
無駄なカットが全くないし、怒涛の展開。なのにとてもゆったりとしている。
美しさもあり、恐怖もあり、哀しみもあり、冒険もある。エンターテイメント。

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

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特に何が悪いということはないのだが、主役も敵も逸脱した感じがなく、普通のハッカーの話に感じられた。変態的なカットを観たい映画なのかも。

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

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本当にドキュメンタリーなんだろうか?どうにかしたらこれを作れたりしないだろうかと考えるくらいに、とんでもない映像だった。くだらなくみえるカルト集団にも何があるか分からない。

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

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独特のタッチ、テンポ感、とても参考になった。一番盛り上がるところにくだらないこと絡めてくる映画が大好きだ。

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

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伝えたいことは全部台詞で言ってくれる親切な映画。何不自由なく生きていた時代の最中にあんなに批評的にペシミスティックになれるものなんだろうか?業界で同じように生活してたけど、同じようには感じなかった。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

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仮に彼が宣伝のために、カメラの前でひたすら良い人を演じ続けるのって可能なのだろうか?ましてや周りの人々もそれに合わせることが出来る?個人的には、とても良い人間に見えた。その印象を裏切らないまま総理大臣>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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なかなかの完璧映画。何度かあるワンショットの長い会話シーンがとても効いている。独白をうまく脚本に組み込んだり、撮ったりする工夫がとても良い。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

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撮り方と物語に違和感がずっとあって、それがとても奇妙で効果的。リアルなアレハンドロホドロフスキー。キャスティングがうまいし、ロケ地もとても良かった。しかし何考えてたらこんな演出できるのか。

エル プラネタ(2021年製作の映画)

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何の情報もなく、直感だけで観てみた。とても魅力的な主人公で母親との演技もとても自然。演出も落ち着いていて、素晴らしい。ゆっくりとしかし確実に壊れていく様に心動かされた。ケンローチ的でもあり、ジャームッ>>続きを読む

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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期待通りのウェスアンダーソンを見せるための映画に感じてしまった。美しさもユーモアもクオリティは高いんだけど、それで何を伝えてくれるのかってところがあんまりでした。でも100点。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

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編集が参考になった。感情高ぶるシーンにスコセッシ風味で静止画、フォーカス甘いカットも多用、アドリブ大事にしていくとこうなるのかな。

オーディション(2000年製作の映画)

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三池崇史作品でもかなり上位。構成が好みです。夢と現実を行き来する映像が好きなんです。

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

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ただ歴史を追っていくだけに感じてしまった。構成の問題なのか、時間が足りないのか。映像の広がりもいまいち。衣装は良かったけど、GUCCIの映像美みたいなものを期待し過ぎたのかな…。

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

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ガイリッチーをナメてました。よく考えると粗もある話な気もするけど、段々と真実が浮き出てくる展開、クールなアクション、観ていて飽きなかった。面白い。

グレイハウンド(2020年製作の映画)

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シンプルで緊張感のある脚本が良かった。強い者ではなく、不安や迷いの中から正解を選びとっていくリーダー、その解答をじっと黙って見つめる部下、演出家としてよく見る風景でした。

国家が破産する日(2018年製作の映画)

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経済ドラマ、ここまでしっかり問題点を浮かび上がらせているのは凄い。日本も失われ続けている何十年をいつか総括するドラマが、出来るのだろうか?

来る(2018年製作の映画)

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あまりに不吉に撮りすぎているような…。個人的にはもうちょっと日常を自然な感じが好み。悪意が滲み出すぎて。日本でこのレベルの作品を作れるのが羨ましい。

Red(2020年製作の映画)

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丁寧な撮影で絶妙な心象表現。自分ならどう出来るだろうと終始考えてしまった。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前半のテンションは凄い。カット割りは少ないのに音楽との相乗効果で引き込まれる。後半、色々解決していくんだけど解決しないで終わりたい気持ちになってしまった。もっと前半の力強さのまま、置き去りにしてほしい>>続きを読む

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

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何度観ても楽しめる。特に前半の様々なアングルは、とても参考になる。冷たい視点が感情を揺さぶる。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

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軽快さとコメディ調が新しい。やはり皮肉が効いていると笑ってしまう。事件の陰鬱さに寄り添わない脚本が興味深い。

EXIT(2019年製作の映画)

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飽きさせない楽しい作品だった。いくつか観たが、韓国のコメディはやや肌に合わないかな…。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

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アクション映画はやっぱり楽しい。役者の見せ方がとても上手く、楽しめた。
アクションは長回しすると緊張感が増して、カットを割ると、どこかおかしみが出る。音だけが残念でした。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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ほぼ完璧な映画。脚本良し、演技良し、撮影良し、音楽良し。しかも莫大な予算がかかっているわけでもない。悔しい。

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

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あまりマーベル映画を観ていないのだが、新しいフェイズということなので観た。
最近のマーベルは現代社会の問題をSFで語るってやり方だと思うんだけど、なんかいまひとつ乗れない。入ってはいるんだけど、浮かび
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

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何箇所か声を出して笑ってしまった。良い映画だったが、肝心のラブシーンだけが何となく浮いてしまっているような。カメラワークなのか、必要以上に甘くしようとしているのか、いや、単に趣味の問題なのかな…。

ライトハウス(2019年製作の映画)

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音響の効果絶大な映画だった。人が狂っていくことに納得。イメージシーンもうまい。光が主役の中、色温度がない効果を感じた。
広いはずの海が狭くて怖い。

愚行録(2017年製作の映画)

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不穏な雰囲気と抑えられた演出は良かった。段々と話が解きほぐれていくが、ピークがやや曖昧で、盛り上がりにはかけたか。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

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コメディだからといってアクションや画作りを疎かにしない。当たり前だけどそれがしっかりできているだけでエンターテイメントとしてとても安心できます。個人的にはもうちょっとブラックジョーク気味が好みですが。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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台本に書かれている「素晴らしい演奏」を映像化することがどれだけ難しいか。エンターテイメントが完成された素敵な映画だった。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

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音楽映画として最高だった。主人公のキャラクターもどんどんしっくりくる感じ。

孤狼の血(2018年製作の映画)

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「仁義なき」現代版。オマージュとしては良かった。ここに現代的な演出を入れることは難しいんだろうか…。