スミスさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

スミス

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引き裂かれたカーテン(1966年製作の映画)

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東西ドイツという世界観がリアリティ持ってた時代なら、スリリングに感じられたかもしれない。しかし毎回ヒッチコック本人を見つけられないな。

罪の声(2020年製作の映画)

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リアルタイムに事件を知っているとどこか違う気がしてしまった。劇中の説明的なカット、どうやったらうまくこなせるのか、悩ましいです。

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

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内面的な美が溢れ出ていて、映像美に大きくプラスとなっている。演技が美しいとはこのことか。

フェアウェル(2019年製作の映画)

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オークワフィナの存在感。彼女の人間性が演出に生きている。シリアスから、ほんのちょっとコメディ方向にずれるだけで観やすくなる。セリフの感じもとても良い。

TENET テネット(2020年製作の映画)

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ストーリー自体に複雑さはないけど、理屈が難解というか腑に落ちないというか。感情が置き去りにされていて、もったいなく感じた。ラストの流れにいくなら、もっと気持ち主体で演出していけばカタルシス得られただろ>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

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久しぶりに再見。美術、造形は今観ても最高峰。演出も欲張ることなく、リアリティを保てる限界を追求している。ただもうちょっとうまく倒す方法あった気がする。

恋人たちの予感(1989年製作の映画)

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二人の人生の積み重ねがとても良い。セリフも生きているし、観ていると二人を好きになってしまう。こんな恋愛映画を作りたい。

さすらいのカウボーイ(1971年製作の映画)

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西部劇の文脈も知らず、いきなり観た。観客を煽るような演出もなく、淡々とストーリーは進んでいくが、あらゆるカットから感情が滲み出る素晴らしい作品だった。
撮影が最高だ。感情が役者からだけでなく、画そのも
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知りすぎていた男(1956年製作の映画)

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オーケストラ展開は緊張感があり、見応えはあった。劇中の音楽の使い方も上手い。しかし夫婦の態度にはやや疑問が多い。古さ故か。この頃の映画はエピローグが無く、唐突に終わる。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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卒業パーティーネタはどれもだいたい最高だ。もうファーストシーンから最高だった。この映画を観ると、世界は昔より良くなっている気がする。現実もそうなっていって欲しい。

レッド・ファミリー(2013年製作の映画)

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設定は韓国映画ならではなので、面白くなる要素がかなりあったと思うのだが、ちょっと極端な話にし過ぎたかな。もっとじっくりとした話にしてブラックコメディ要素強めれば傑作になったかもしれない。予算と演出不足>>続きを読む

ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

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社会の闇に気づいた時、どう行動すべきなのかを考えさせられる。
弱者からの搾取によって成り立っている社会を描いている作品の中、時折差し込まれるアフリカ民のカットはちゃんと許可を得ているのかなと気になって
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

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記憶との付き合い方を考えさせられた。
亡くなった家族、忘れ去られたテクノロジーが生きていく上でどう関わってくるのか。
人との別れに後悔はつきものだが、それを癒すのは何なのか。残された者が何を考えている
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E.T.(1982年製作の映画)

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観たことあるようなないような…で再見。話はシンプルだが、やはり名作だった。子供の目線に常に寄り添ったアングル作り、ユーモアのセンスもPOP、最高の音楽。誰もが懐かしい気持ちになるちょっとした出来事。高>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

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役者がとても良かった。
脚本はうまくできているが、すべての台詞が機能し過ぎていて、ちょっと答え合わせが多いかな…。カメラを止めるな然り、舞台脚本が元である理由かもしれません。
個人的にはもうちょっと掴
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見えない目撃者(2019年製作の映画)

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犯人余裕ありすぎ問題でした。
多少の御都合主義は演出でカバーするしかないんだけれども、隠しきれていないのか…。新しい感覚と古い感覚がちぐはぐでした。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

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大人になって見返してみたが、サメの出来はなかなかのリアリティ。サスペンスは今の映画に比べると流石に劣るが、28歳のスピルバーグが世界を熱狂させただけあって丁寧に作られている。

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

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コメディサスペンスといった感じ。
仕掛け自体は悪くない気がするが、コメディに甘えてご都合が多い気がした。
もう少しサスペンスよりの方が好みです。

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)

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何度も観ているが、はっきりと記憶に残ってなかったので再見。分かりやすく気が利いていて、よく出来ている。
ビル・マーレイの演技も好き。最近はこんなアドリブめいた演技する人が減った気がする。
街はバックト
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

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デビッドリンチ感はかなり明確にあった。世界観は大好き。意味を追求しても意味がない感じ。
ただ日常にずっと置かれている謎に気付いてしまったら、こうなってしまうのだろう。

透明人間(2019年製作の映画)

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オープニングは最高。端的かつ恐怖のテンションマックス。
全体的には透明人間としては新しい切り口だと思うが、ホラーとしてはオーソドックスか。勿論水準は高い。
個人的には前作のアップグレードの方が先進性を
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

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前半の緊張感が良かった。カメラが近く、細かい説明よりも感情を中心に描いており、息苦しさがリアルにかんじられる。音楽がそれを補強して、全体的な流れをスムーズにしていた。とにかく編集が上手い。

はちどり(2018年製作の映画)

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誰も悪くないはずなのに、いろんな抑圧が重なり合って、苦しんでいる。若さがそれを変えていける力となる。
最小限のカット割り、なんでもない日常を美しくみせる構成、感情の説明をしないで展開していく演出はとて
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アップグレード(2018年製作の映画)

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攻殻機動隊の実写化とはこれだった気がする。前半の未来描写に既視感はあるが、中盤から俄然良くなってくる。

許された子どもたち(2019年製作の映画)

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良くも悪くもテーマを極限までに全面に出した作り。それにより、演出や演技も過剰な方向。
思春期の葛藤をどういった演出で見せていくかを考えさせられた。
ギミック的な撮影も多く、それが不意に心を掴むのか、あ
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アス(2019年製作の映画)

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シンプルな企画をとても上手く見せている。恐怖の中のユーモアもとても効果的だ。何故か一人二役ということを全く意識することがなかった。演技力なんだろうか?

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

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重たい話だが、そこまで暗くはない。展開がそこまでご都合に感じないのは丁寧な描写が積み重ねられているからなんだろうか。

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

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タイムスリップモノとしてはなかなかの出来。複雑なストーリーをちゃんと落とし込む映像も見事だ。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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ほとんどの説明が省かれたまま、進んでいき、ただ人について語られていく。そのことが普遍性を感じさせられる。
本当にシンプルな物語で、とても力強い。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

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女性としての人生を不思議な視点から観る映画だった。社会的な内容にも関わらず、登場人物が紋切り型ではなく、揺れ動くところが参考になった。ついついキャラクターに役割を与えてしまいがちなので、とても参考にな>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

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ラストはとても良かったが、途中ちょっと展開が雑な部分もあり…。今でもこれくらい自由に撮影ができたらなと思ったり。

名もなき野良犬の輪舞(2016年製作の映画)

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なかなか暑苦しいストーリーだが、カメラアングルは落ち着いており、全体的にクールな印象。ラストはちょっと感傷的になり過ぎか。

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

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格闘シーンのアイデアや見せ方は悪くなかったが、ジャッキーの政治的傾向から考えるとなんか虚しくなる

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

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今たまたま作られたルールの中で生きていくことが困難な人がいる。彼らや私たちはどう生きていけば良いのだろう。どこにも愛情はあり、その表現をどう映像にしていくのか。苦しみのようなものがとても伝わった。

スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

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ここまで美しく乾いたコメディは観たことがない。
撮影も編集もかなり好み。哀しさの中の笑いが一番面白い。キャストもぴったりだった。それでいて荒唐無稽なところも良い。

よこがお(2019年製作の映画)

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時間軸の構成がとても良かった
音楽も効果的で、おかしくなっていく演出もリアリティがあった。とにかく無駄に叫ばないのは大切。