あなごちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

あなごちゃん

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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.9

奇しくもイギリスがEUを離脱した日に映画館で見た。
政治不信を払拭する手段として、私たちは自分達の状況を一変してくれるような強い力を持った指導者を待ち望んでいる。それがもしヒトラーだったらどうなるか?
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

4.6

話のスピードが速くて飽きずに観られる。
社会は暴力でなりたっていて、弱肉強食、言われたことをハイハイ聞き入れていたら利用されて棄てられるだけだと思った。
サラリーマンもボクシングと一緒で、殴って蹴って
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恋の罪(2011年製作の映画)

3.7

・言葉から離れた、感情の発露があった
・笑いながら「死ねよクソババア」って言うところが、得体のない憎悪が垣間見られたようで好きだった
・演技、演出はわざとらしいところがあるし物語の細部を回収しきれては
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

良かったところ。
・浜辺に飛ばされるトランプ
・三角関係でもお互いを嫌い合わない花とアリス
・アリスではなく花を選んだ先輩
・落語
・花のために先輩を諦めたアリスのダンス

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます


凄い映画だとは思ったけど、これがいい映画なのかどうかは分からなかったな。。

刃物で体裁を下すような収束の仕方があまり好きではないから、映画から「衝動」は感じるけれど、もう少しデフォルメから抜け出し
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.2

「ノルウェイの森」のミドリっぽかった、、
映画的な映画だった
香水の使用量が多くて気になった

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.1

4人の子供たちが死体を見つけに行く話。
「生きることは死に向かうことなり」という聖書の引用が出てくるが、生きることの真っ盛りのような12歳の子供たちが死体(死)へと足を進める旅は、まさにこの言葉を体現
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カポーティ(2005年製作の映画)

3.5


鳴り続ける電話のベルは自分に訴えかけてくる他者の声のような気がした。

「利用しながら愛してる」という台詞が出てくるが、利用価値がなければ情が湧かないというのも過激ではあるが正しいだろう。利用価値
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.8

フリオ・コルタサルの小説「南部高速道路」を思い出すような映画。
銀行強盗の強盗犯(アル・パチーノ)と人質が戯れたり、協力しあったり、「強盗犯と人質」以上の信頼関係を編み出す。それは強盗犯と警察との間で
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ションベン・ライダー(1983年製作の映画)

3.5

大学の授業で講義されなかったら、この映画を駄作だともっと酷評していたと思う。

テーマ主義、内容主義を排除して、ただ人間の動きを遠く離れたところから眺めるように撮ることで、人間の根源(生と死)のはざま
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.8

大泉洋的な三枚目俳優がヒーローを演じたらどうなるかを追ったヒーロー映画。グロさが予想よりちょっと上を行ってて満足度は高かった。

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.4

R18指定のポルノ映画を3Dメガネでみよう!!という馬鹿が考えた天才の映画!!きゃー♡3Dだよ!3次元!ほぼリアル♡きゃー♡(無限ループ)

私の見る前のテンションはこんな勢いだった。
だけど見た後は
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

1.0

退屈だった。いくらタイトルに「モラトリアム」ってついてるからといって映画も役者もモラトリアムではすまないからね??
前田敦子にこの映画は頼りすぎてるしそのせいで前田敦子もアイドル前田敦子がグダるという
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

大学生の私には、この映画はちょっと胸をひりひりさせるものがありました(笑)

ご存知、Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグはハーバード在学中にFacebookを開発するんですよ。キッカケは、
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

キャストが豪華だからどうせビジネス映画だと侮るべからず。
人間関係の距離感の問題を切実に写し撮っている。

主人公は初めは内気であらゆることに受身で、他人を愛しておらず自分しか好きではないように思えた
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.8

途中長くて飽きたけどその分のクライマックスの驚きは大きかった。いい意味で、大学の映画研究会が作ったかのような挑戦的な意気込みを感じる。
一番印象的だった言葉
「愛はあるのに、そのはき口が見つからないん
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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

5.0

ゴットファーザーPart3は神映画!!Part1、Part2を軽くしのぐほどの感動がある。Part3の酷評を読んで尻込みしてるならぜひ見て欲しい。なぜならPart3でPart1、2の引きずられた命題を>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

5時間17分という私の中で最長の映画だったが全く退屈はしなくて、むしろこの映画のテーマ「言葉によるコミュニュケーションの難しさ、アウトプットの難しさ」は日頃私が抱えている悩みに等しいし第二のテーマであ>>続きを読む

草原の実験(2014年製作の映画)

3.7

光や水を多用した映画。
無声映画だったが、退屈はしなかった。記憶に残るシーンも多く、光や水を使ったシーンをたまに思い出す。けれど私は最後のシーンはあまり好きではない。破壊で終わる映画が好きでないからか
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エデンの東(1954年製作の映画)

3.7

後に残る作品
よくこの映画は思い出す。
人間、聖と邪を抱えて生まれて抱えて生きてるのだろうけれど、人に邪を出しやすい人と聖を与えやすい人がいるみたいに思える。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

まだ自分の中で消化できていないけれどすごくいい映画で、「これほどの愛に私は値しない」といったリリーと妻の目線の絡み合いが、まさしく私が欲してる全てだと思った。ああいう愛を欲するまではしないけれどああい>>続きを読む

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.5

マイクにとってサリーは仕事のバディーであり親友であるのだが、ブーに出会ってからサリーの価値観が変わり自分や仕事よりもブーを気にかけるようになる。
私はそこが面白かったと思っていて、マイクは最終的にはサ
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Maiko ふたたびの白鳥(2015年製作の映画)

4.2

キャリアと出産の両立をテーマに、バレリーナ麻衣子が出産を経て「白鳥の湖」をプリマとして踊りきるまでのドキュメンタリー作品。

彼女がいかにそれまで自分のキャリアにこだわりハングリー精神を持って踊ってき
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告白(2010年製作の映画)

3.4

最初の牛乳のシーンはミュージカル風な中島哲也っぽくて好き
最後の追い込みもいい

ライフ・イズ・ミラクル(2004年製作の映画)

3.4

エミール・クストリッツァ作品ということでみたけれどこの話にはクストリッツァの暗さやカオスさがあまり出ていないなぁと思ったのが正直なところ。。。

でも動物を巧みに使う技術はそのままで、絶望したロバが線
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