結局カレーさんの映画レビュー・感想・評価

結局カレー

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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.6

「ある閉ざされた雪の山荘で」というタイトルなのに、雪はまったく降っていないという。密室空間でおきる殺人が芝居なのか事件なのかがわからないワンシチュエーション・ミステリー。王道なんだけど「犯人はこの家に>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

意外にもちゃんと見るのは小学生以来かも?な魔女宅。35年前の映画とは思えない色褪せなさ。キキとジジが旅立って空を飛ぶ始まりのシーン、「ジジ、ラジオつけて」からのルージュの伝言からのタイトルバック。至高>>続きを読む

隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

2.8

初見のときはSF映画かと思ってXのチープな演出しかり都合のいい登場人物・都合いいストーリー展開に若干辟易していたんだけども本質はそっちじゃないね。(もちろんもっとスケールのある世界観で見たかったけど)>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

3.8

ソクバッキーなヒモ男、プライドだけは高い売れない俳優、ヤることだけヤって無責任な男、家に入り浸ってその気にさせちゃうゲイ。四種四様の徹底的なエゴにまみれたクズ男たちとそんな男に翻弄されて沼ってキレてる>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

4.9

肉食動物と草食動物が共存し誰もがなりたい夢を叶えられる社会。現実世界にもある国籍や肌の色、職業や性別などによる差別と重ねて読み取れる強いメッセージ性もあり、田舎から出てきた若者が奮闘するサクセスストー>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

2.8

原作未読。でも読んでもなくてもわかる、どうやっても実写化すると波紋を呼ぶ題材でしょ。一応みんな外国人?と思われる世界観を作り出すのが難しいことは進撃の巨人で学んだし原作通りの年齢設定でキャスト起用しよ>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

3.6

ある高校の1クラスのみに行われたLGBTの授業が発端となりクラス内で始まったLGBTの当事者探し。クラスにいると確信した途端にみんなが噂する。授業で聞いたことと現実が急に地続きになると興味が湧き出す感>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

2.7

ジブリ出身の監督・プロデューサーが立ち上げたスタジオポノック作品。魔女宅、猫の恩返し、千と千尋、もののけ姫…とジブリのオマージュ要素強すぎん?と感じてたものの「ジブリの血を引いた作品をつくる」というス>>続きを読む

ブラックナイトパレード(2022年製作の映画)

2.3

なんかね、わかる人はわかってくれる気がするんだけど天才てれびくんでやってたドラマみたいだったわ。(伝われアラサー)あれね我々はとうにターゲット層から外れてたのかもしれない、小中学生向けかな。

原作は
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手紙(2006年製作の映画)

4.0

マイベスト東野映画。テーマは「加害者家族」というべきか「罪」そのものというべきか。

自分のことを心から想ってくれるたった1人の家族の存在が自分の人生を阻む存在になったこと、その苦しみはどれほどのもの
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プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)

3.1

星に願うだけではダメなの、と自らの力で夢を掴み取ろうとする友情努力系主人公ティアナ。ヒーローに助けてもらうプリンセスというディズニー作品のイメージとは打って変わって、迎えにきてもらおうだとか受け身じゃ>>続きを読む

今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.5

記憶をなくすとか、恋人のフリをするとか、もう何番煎じだよ!ってぐらい擦られた設定だな〜なんて思ってみはじめた割によかった。1日しか記憶がもたない人系の作品ってどうやっても記憶がリセットされてるのに関係>>続きを読む

リング(1998年製作の映画)

2.9

日本のホラー作品を代表する一作。ただ20代の私からのすると「貞子」はバラエティ番組や他の映像作品のパロディでみてたから最早「ご本人登場」の感覚でした。エンドロールの「来る〜♪きっと来る〜」を聞いてこれ>>続きを読む

ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.6

生まれ持った容姿やルーツに対する差別が真正面から描かれるディズニー作品の中でも異色の作品。

育ての親であるフロローに「醜い」と刷り込まれ続け、世間に出れば虐められるという脅しに怯え、言いつけ通り塔に
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.3

2018年公開ということで半沢直樹の大ヒットから下町ロケット、陸王のTBSドラマ3作品を経て確立された「福澤克雄率いる池井戸潤劇団」のオールキャストムービーといった感じ。半沢直樹大ヒット5周年企画かと>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.2

テレビドラマ「ガリレオ」シリーズの映画第3作目。第2弾の映画から約9年。50過ぎたガリレオ先生、確実に丸くなってるよな?笑 あんなパレード鑑賞しながらニコニコするタイプやったか。物理学にしか興味なかっ>>続きを読む

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

3.4

久しぶりのディズニー!!金ローにて視聴。なんというか”今っぽい”印象。特別な存在であるプリンセスたちの物語が多い中、「じゃない方」の女の子のお話。

主人公のミラベルは“魔法のギフト”を授かる家系に生
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.6

ずっと観たかったのがアマプラ登場してたのでようやく。殺し屋としての手際が良すぎる反面社会不適合な女子高生2人が高校卒業を機に殺しの傍ら社会に順応すべくバイトに奮闘する話。2人の緩さといいダメっぷりがキ>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.1

なにかとSNS上で話題だったのでアマプラにてドラマ版から予習しての鑑賞。原作は未読。ジョジョに登場する岸辺露伴のスピンオフ作品らしいけどそもそもジョジョも未読。さっぱりすぎてわかんないかなーと思いつつ>>続きを読む

ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.4

怪盗グルーシリーズのスピンオフ作品。個人的にはこの作品でミニオンを認知して調べてみたら怪盗グルーに辿り着いた感じ。なんか黄色くてかわいいやつは一体なにで彼らの行動原理は何なのか、ミニオンたちにフォーカ>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.2

“女子高生”というブランドは理解しながら、その女子高生である“今の時間”の価値は理解しきれてないこのチグハグ。当時ヒロスエブームを巻き起こした同世代のアイドル・広末涼子の「大スキ!」をカラオケで歌って>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.3

この映画を初めて観たのは14歳、15歳よりも若かったときかもしれない。この言い表せない閉塞感と鬱屈とした空気感だけが印象に残っていて、もう一度観ようにも重い腰が上がらなかった強烈なインパクトある作品。>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

2.9

他の方のレビューをみて「君の名は。」がよぎったのは私だけじゃなかったのだなと。話は違うど新海誠の系譜というか。高校生の青春物語なのに主人公はどこか自分の能力を諦観してたり、どことなく寂しげな空気感に既>>続きを読む

宇宙人のあいつ(2023年製作の映画)

3.5

当然のことを今更言って申し訳ないですけれどバナナマン・日村勇紀は稀代のコメディアンであることは間違いなかったですね。
みんな大好きゆるふわ中村倫也も良かったけど、伊藤沙莉の男兄弟で育った逞しい妹感とツ
>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

3.0

嗚呼、なんてくだらない。なんて馬鹿馬鹿しい。でも嫌いじゃないこのふざけっぷり。笑OL界にもある派閥争いを誇張しまくった到達点がこれなのかな。笑 ツッコミどころ満載の世界観でも主役の直子が静観してるこの>>続きを読む

映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

3.0

アマプラに映画があがっててセイウチの絵と雰囲気が気になって調べたらTVアニメ作品だったとか。ほんなら映画の前にアニメ見とくかーってことでアニメを先に視聴。

いや!TVアニメおもれー!!!”タクシー”
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渇水(2023年製作の映画)

2.5

日照り続きの中給水制限が発令され、水道料金が払えない家庭の水道を止めて回る仕事。悪質なものもあるけど言わばライフラインを断ち切って回るような仕事のようでなかなか酷だなと思う。滞納金を地面に落として払う>>続きを読む

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.2

「なんでもないところで転んじゃって」がホントになんでもないところで転んじゃってることなんてほとんどないと肝に銘じた方がいいね。

芸能人は不倫だなんだと取り沙汰され批判の嵐に晒されるわけだけど、結局一
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

3.7

現代から一気に時代を遡り気づけば室町の京の都まで連れていかれるオープニングにいきなり引き込まれる。猿楽一座に生まれた獣のような人のような犬王と盲目の琵琶法師、2人の生い立ちと出会い、駆け上がるスターダ>>続きを読む

ヲタクに恋は難しい(2020年製作の映画)

1.9

転職先で再開した長身イケメンの”ヲタク”馴染みが「じゃあ俺で良いじゃん」って告白してくるシチュエーションがあまりにヲタクの夢すぎる。ヲタクへの理解があるよって売り文句のあとにしれっと失望させたり泣かせ>>続きを読む

アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.3

光属性のまま大人になれた半沢直樹。あるいは逆恨みを知らない半沢直樹。半沢直樹がじゃがりこならば、アキラとあきらはじゃがりこチーズ味。とまぁこんな微妙な例えを出しといてアレだけどとにかく定番の池井戸潤作>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.4

廃業に迫られていた劇場が夢を見るだけで終わりかけてた原石たちを発掘し起死回生の復活劇がメインストーリーだった『SING』から5年。あのときのメンバーで相変わらず仲良く切磋琢磨してて劇場は笑顔のお客さん>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.5

あ〜〜〜全然わかんなかった!笑 これは仮面ライダーの知識があまりにもないから?「シン◯◯」シリーズとして前作まででみてた特撮×現代ニッポンとの融合がみられるかと思いきや違った。よく言えば昔ながらの仮面>>続きを読む

N号棟(2021年製作の映画)

1.7

なんというかとんでもなく奇妙な映画だった。舞台となる廃墟団地で起きる出来事とかもそうなんだけど主人公たち3人に「いや今なんでそうなる?」って反応や言動が散見されて終始不思議だった。ホラー映画にありがち>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.7

こんなん好きに決まってるやんか〜〜〜不器用でガサツな一匹ものが孤独な少年を育てながら自分も成長していく。それは師弟であり、親子のようで、友人にもみえる。似たもの同士だからこそ、ぶつかるし自分を重ねる。>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.7

Twitterでみてた世紀末さんの漫画の実写化。可愛らしいタッチの4コマ漫画ながら若者の心の肌恋しさみたいなものを絶妙に切り抜く作風が好きでよく読んでたな。実写映画化って聞いたときは何をどうすんねん?>>続きを読む

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