結局カレーさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

結局カレー

結局カレー

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今度は愛妻家(2009年製作の映画)

3.4

わりと早々にこの映画の仕掛けに気付いて「ああこういうお話ね」なんて思ったりしていたのだけれど「狂ってしまえれば楽だった」という言葉にハッとさせられた。

そうじゃない、そんな仕掛けに面白さを見い出す話
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モテキ(2011年製作の映画)

3.6

森山未來の演技の幅に感服。主人公の感じ、モテるかというと微妙なんだけど、モテる理由もわかるって言う絶妙な匙加減。この映画、森山未來なくして成立しなかったんじゃないかとすら思ってしまう。

私自身、大根
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清須会議(2013年製作の映画)

2.6

豪華戦国バラエティ。みたいな映画。

戦国時代を題材にしていながら弓矢が飛び交う争いではなく、あの手この手の根回しやらで時代の転換点が描かれているのは新鮮でおもしろい。

柴田勝家を主役におくところも
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.9

公開当時は特に気に留めずDVDがレンタルされていたので鑑賞。想像を超えてめちゃくちゃ泣いてしまった。なぜか序盤から号泣。石橋陽彩くんの声が素晴らしすぎた。

話が面白いのはもちろんのことなんだけど、そ
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アマルフィ 女神の報酬(2009年製作の映画)

2.8

酷評を耳にしていたけれど思いの外楽しめた。

言わずもがなイタリアの風景は美しいし演者を含め画がきれい。実際の外交官のあれこれに詳しいわけではなくツッコミどころも考えれば出てくるけれどそこまで気になら
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ミックス。(2017年製作の映画)

2.4

エイプリルフールズに続きリーガルハイの演出脚本の再タッグ作。主演はガッキーということで期待値も高かった。が、レビュー評価はじめガッキーが主演女優賞をもらっていたりここまでの高評価には少し疑問。

あま
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武士の家計簿(2010年製作の映画)

2.2

どんな物語においても言えることだけれど、描かれる激動の時代にも華々しいドラマにもその陰には「金」がある。
けれどそんな地味なものが描かれることはあまりない。

当たり前にあるはずだけれど、描かれていな
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ドラえもん のび太のワンニャン時空伝(2004年製作の映画)

3.3

映画ドラえもんシリーズで最も好きな作品。

タイトルにある「時空伝」としての物語がしっかり描かれていて、全編を通じてイチの想いがしっかりと描かれ胸を打つものがある。「ちょっと無理がある......」的
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NANA(2005年製作の映画)

1.5

原作は読んだはずがほぼ記憶なし。

宮崎あおいに松田龍平、玉山鉄二、、、と今実力派となる彼らを知るからか全編において拙さを感じてしまう。
映画という短い尺だからこそ恋愛にしろバンドにしろ浅く原作や映画
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SCOOP!(2016年製作の映画)

3.3

ここ数年観た映画の中でもなかなかジャンキーな作品。自分の好みの作風でもないしながらみでもしようと思ったはずが目を離せず。

スキャンダラスで、どことなくリアリティを感じさせられるスクープたち。近年の芸
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キセキ あの日のソビト(2017年製作の映画)

2.9

GReeeeN誕生秘話。愛唄からキセキがヒットしたその瞬間を体感していたこともありなんとなく知っていた歯医者と両立の背景を観られて面白かった。

夢=表舞台に立つこと、人や社会に貢献度が高いこと、とさ
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映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険(2017年製作の映画)

2.6

ポスター&コピーが魅力的な今作。

印象としては「ドラえもんで学ぶ地学」のような勉強になる、いままでよりも対象年齢は少し高め?と感じた。

ドラえもんならではの友情&感動が好きな立場からすれば少し薄味
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僕の初恋をキミに捧ぐ(2009年製作の映画)

2.3

原作未読。
1番に思ったことは少女漫画実写作品あるあるの都合良すぎる展開が残念。

合格する!?走れる!?このタイミングで事故る!?等々あまりに都合が良すぎて原作を読んだわけではないけれど原作ダイジェ
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宇宙兄弟(2012年製作の映画)

3.0

原作未読。「夢の続きを、始めよう。」というコピーの通り宇宙という夢へと向かう2人の兄弟がキラキラしていた。

OPがかっこよく宇宙という歴史的規模的スケール感は実写映画だからこそ魅せられた所もあり映画
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.5

まさに「悲しい劇」と書いて悲劇と言える作品。決して悲話という括りには留まりきらない笑っちゃうくらい切ない悲劇。

最初は不器用な生き方、なんて思っていても気づけば救いようもなく人生を転落していく松子。
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僕だけがいない街(2016年製作の映画)

2.2

原作読了後鑑賞。昨今の実写化ブームの中、あたり・はずれ等の言葉で表現されることがあるが今作は後者のように思った。

タイムリープ、ということで小学生の頃の自分と29歳の自分を行き来するわけだが、今作の
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約三十の嘘(2004年製作の映画)

1.6

「約三十の嘘」というなんともワクワクさせるタイトル。が印象は「思ってたのとなんか違う......」。

密室×嘘ということで心理戦みたいなものを期待していたが、そもそも映画のアプローチする方向としてそ
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犬猿(2017年製作の映画)

3.7

見終わった後一番に「おもしろかった!」という言葉が出た作品は久々。ほんでもって超ナイスキャスティング。

すごいなと思ったのは登場人物4人ともすごい嫌なやつではないのに、ものすごい憎たらしさを感じると
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ピーチガール(2017年製作の映画)

1.0

原作未読。今まで観た映画の中で最もツッコミどころが多い。

永野芽郁の異常な執着度と犯罪スレスレ?な仕打ち、それすら許すももちゃん、何?全く共感し得ない。かいり海で溺れてなぜあの体制は人工呼吸したい演
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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年製作の映画)

2.1

水原希子の魔性感スゴイ。
でも変なやらしさは感じずナイスキャスティングだったのでは。妻夫木聡のキャラクターもあってかわいさがきちんとあった。これがモテキコンビだとドギマギがすごそう。

狂わせガールは
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脳男(2013年製作の映画)

2.4

全体的に過激なシーンが多く思わず目を瞑るところも。これでPG12ならR15は見れないかも汗

あらゆる狂気が幼少期からの人格形成の中で育つと思うと精神医療の難しさを思い知る。結局自分がショッキングな出
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永い言い訳(2016年製作の映画)

4.2

祖父が死んだとき、私は初めて身近な死を経験した。その訃報を聞いたとき胸がざわつき心が浮いた(文字通りの意味の方で)ような感覚に陥った。

私は葬儀で泣いたし悲しかったけれど頭の中でそれを俯瞰する自分が
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

2.4

タイトルの衝撃で敬遠していた作品。蓋を開けてみればびっくりするほど平穏な世界。

昨今不倫発覚ラッシュでワイドショーを賑わせていたけど実際不倫ってそんな劇的なもんではなくてさらっと日常に、じわっと心に
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

2.2

演劇作品として今作を知っていたため設定などはおおよそ把握した上で視聴。

まず評価の高さに驚き。
何よりガッカリだったのは車の運転シーンやミサイル?だとかの爆撃シーンのCG感。爆発は仕方がないにして車
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銀魂(2017年製作の映画)

3.2

原作は数年前に40巻程度?途中まで読んだ程度。
近年の実写化ブームから恐る恐る鑑賞してみたのだが大いにありなのでは???
ただし人は選ぶ。でもそれが正しいアプローチだったと思う。私はハマった。

銀魂
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.0

前編に続いて鑑賞。
三姉妹の父(伊勢谷友介)が出てきて、そういや10年ぐらい前はハチクロの森田演じてたのに〜〜あ!真山もいる〜!!!なんて思ってしまったり。

個人的に三姉妹と父の展開はんんんん???
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

3.2

原作ファン。映画化を知ったときに島田八段=佐々木蔵之介、宗谷冬司=加瀬亮と聞き成功を確信。加瀬亮と羽海野チカ作品の親和性よ。

実際観て1番の印象は「重!」想像とかなり違う落ち着いたトーン、、、。三姉
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ギャラクシー街道(2015年製作の映画)

1.3

スマスマに番宣で出演者陣が出ていた際?だったような何かの番宣で香取さんが「何にも起こらない」とおっしゃっていたのを思い出し確かに。という感じ

だからこの世界観?を楽しむもんなのかなーとも思いつつ、一
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キサラギ(2007年製作の映画)

4.7

脚本家・古沢良太のファンになった作品。
古沢作品といえば伏線回収が秀逸な作品が多く知れるが中でも今作はピカイチのような。

5人それぞれのキャラクターが個性豊かでおかしく、それぞれ明らかになっていく真
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.2

何よりも素晴らしかったのは宮沢りえと杉咲花の親子。各々の演技力も勿論だが2人の関係性がもう本当の親子にしか見えなかった。二重の意味で。

他に触れている方もいるが体操着の解決やらラストシーンは私もムム
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スウィングガールズ(2004年製作の映画)

4.7

マイベスト青春ムービー。吹奏楽部に入りサックスを手にしたのはこの映画きっかけかも。

シンクロ×男子のウォーターボーイズに続きジャズ=おっさんのイメージを女子高生たちが覆す。田舎の女子高生がひょんなこ
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

3.9

阿部サダヲ初主演映画。
なぜか何度も見てしまうし、改めて彼以外でこの作品は成立しないなと。
なぜあんなに中学生が似合うのが

内容はぶっ飛んでるし途中からは行き過ぎな印象もありもう完全にファンタジー(
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.8

「うつ」と聞くとやはり暗い、重いイメージで少し敬遠しがちなもの。それをハートフルに、けれども切実に描いてくれたような。

夫を「ツレ」って呼ぶのいいな。愛嬌を感じる。「夫がうつになりまして」と聞くと「
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俺はまだ本気出してないだけ(2013年製作の映画)

1.3

原作未読。
福田雄一作品にしてはテンポ感が悪いような。深夜ドラマ30分とかならもっと良かったのかも?
一本の映画としては少しだれた。

遺体 明日への十日間(2012年製作の映画)

4.1

どう映画として感想を述べたらいいのかわからないけど、やはり「その時」を知る1人としてもテレビ越しのニュース番組で知り得る悲惨さはどこか異世界で。

頭では十分にわかっているつもりでもやはり悪く言えば他
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ブタがいた教室(2008年製作の映画)

3.1

「命をいただく」について小学生時代考えたことはあったけれど「感謝しましょう」の一言に片付けていたような。

考えなくても頭で理解したふりができる問題を身をもって体験させる、そんな授業。こういう学びこそ
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