結局カレーさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

結局カレー

結局カレー

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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.5

なんというか物語のスケールと映画のスケールが一致してない”雰囲気クライムサスペンス”感が否めなかったなぁ。「これは戦争だ」と言いながら一方的に爆弾仕掛けてそれっぽい警告してただのテロでしかないし。火を>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.3

廃れた劇場の支配人が奮起して素人を対象にした歌のコンテストを開催する。色んなアニマルたちが思い思いの夢をそのオーディションにぶつけ歌い上げるシンプルでハッピーな作品。

登場人物は可愛いキャラクターた
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.0

バカリズム脚本のウェディング・コメディ。やっぱりバカリズムは共感性をつつくのがうまいなぁ。結婚式を挙げたくなかった新郎の気持ちとかわかりすぎる。ご祝儀を痛い出費と思われたくないとかキャンドルサービスを>>続きを読む

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

2.9

ゾンビになってしまう時が来るまでに本当にやりたいことをやる!というまぁ言わば最高の人生の送り方ジャパニーズゾンビver.の話。まるでゾンビのようにやりたいこともできないままに生きるぐらいならゾンビにな>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

3.2

久しぶりに観た映画クレヨンしんちゃん。懐かしいなぁ19:00ドラえもん19:30クレヨンしんちゃん20:00Mステの黄金ルート。そんなしんちゃんも30周年だとか。声優の方も一部かわりつつも今日まで繋い>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.1

壮絶なイジメの果て復讐に燃える話かと思いきや淡々と進むJCスプラッター映画だった。いやもうイジメというには生易しすぎる放火殺人の復讐の話なんだけど想像の上いくグロさ。そこらのサイコパス殺人犯とかの方が>>続きを読む

歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.4

日本独特の風習、お盆。死者を偲ぶために家族が集うとき。子どもが成長して自立し家を出ていくと親との関係は希薄になりやすいけど子どもが親になれば、父や母は「おじいちゃん」「おばあちゃん」となり子供を連れて>>続きを読む

パプリカ(2006年製作の映画)

3.7

知人が「君たちはどう生きるか」を「千と千尋やハウル好きは微妙だろうけどパプリカとか好きならオススメ」って言ってたから観てみた。言わんとすることはわかるけどこちらは桁違いに難しかった。笑 訳の分からない>>続きを読む

ミュージアム(2016年製作の映画)

2.5

カエル男が強烈なインパクトを放つサイコスリラーエンタメ。家庭を顧みない仕事命の熱血刑事というベタなキャラクターが主人公。猟奇的な連続殺人事件が続き、調べていくうちに次のターゲットの1人が家出した妻と知>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

3.5

予告編だけでしんどい展開がわかるし胸糞系映画のレビューに「『空白』と比べると〜」みたいな前置きがあったり何より吉田恵輔監督にビビって(褒め言葉)今日まで観るか迷ってた。思った通りに目を背けたくなるよう>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.4

ついに。前評判通りやや難解な印象ではある。見終わった瞬間に込み上げるというより帰り道思い返して噛み砕いて「あぁこういうことだろうな」と少しずつ腑に落ちるようなね。今までの宮崎駿の”ジブリ”を観に行くと>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.3

「中年親父と女子高生の恋愛映画」なんて聞いたらそれだけで眉間にしわを寄せてしまいそうな設定だけれど、そんな考えを打ち砕く爽やかで淡い青春映画だった。

冴えない45歳のおじさん店長、だけどどこか魅力の
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.4

STAND BY ME in 長崎。なんの根拠もないイルカが見られる話に乗せられ、交番に届けなかった100円の罪悪感に駆られ、朝5時に出発したひと夏の冒険。田舎町で育つ小学生がひとりじゃ考えもしなかっ>>続きを読む

もののけ姫(1997年製作の映画)

4.7

結局ここまで「生命」をまっすぐ描いた作品は他にみたことなくて、唯一無二のアニメ映画だとしみじみ思う。自然と人間の抗争と共生。そして社会に蔓延る差別と繰り返す内乱。そんな世界の摩擦をアシタカとサンという>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

3.9

1988年に起きた巣鴨子供置き去り事件を題材にした作品。児童虐待を描く作品をみたのはこの映画が初めてで当時はネグレクトなんて言葉知らなかった。

「お母さんね、今好きな人がいるの。」「私は幸せになっち
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悪の教典(2012年製作の映画)

2.6

公開当時話題になった記憶があるけどもうこれ10年前の映画なのか。生徒役に大出世してる人が多くて年月を感じる。にしてもハスミン役に伊藤英明は大正解だったな。海猿という大ヒット作で長年築かれた伊藤英明=「>>続きを読む

ニモーナ(2023年製作の映画)

4.0

冤罪をかけられた庶民出のヒーローが無実を証明するため「ニモーナ」と手を組むファンキーでロックな逃亡劇。コミカルなタッチとポップなビジュアルのアニメーションながら内容は差別や多様性といったタイムリーな社>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.9

女子高生って皆んな可愛くってキラキラしてて流行に敏感で恋バナが好きで。そんなイメージが強いし映画の主人公たちもだいたいそんな感じ。でも実際にはうららみたいに自分の好きなことだけ見ているこもたくさんいて>>続きを読む

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.8

キリエのうた公開にあたってYouTube上で開催されてる岩井俊二映画祭で1週間の限定配信中の本作。花とアリス以来12年ぶりの実写長編作品だったらしい。花とアリスは瑞々しくてまだまだ子どもで、先輩に振り>>続きを読む

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.4

青春映画の金字塔は色褪せない。いつ見たって輝かしいまま。原作は半世紀以上前の連載でWikiみたら70年代、80年代、90年代、00年代、10年代と映像作品が作られてるんだとか。まさに時をかける小説。平>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.6

「うちらみたいなんはずっとひとりで生きていかんといけんのんじゃ。強ならんといかんで。」
なんで私だけ。そうやってずっと苦しんできた凪沙が「うちら」という言葉を使って一果に話をしたのが印象的。トランスジ
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母性(2022年製作の映画)

3.5

原作者・湊かなえといえば告白のヒットを皮切りに次々と作品が映像化され「読後、嫌な気持ちになるミステリー」所謂”イヤミス”の女王として一躍有名作家に仲間入りした女流作家。いやー今回も絶妙なラストだった。>>続きを読む

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.0

劇場版26作目。ついに来た、哀ちゃん回。哀ちゃんに降りかかる過去最大のピンチ、劇場版らしい最新施設を舞台にしたスケール感、そして少年探偵団にFBIに黒の組織とメインキャラクター大集合の本作。めちゃくち>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

「のだめカンタービレ」「テルマエロマエ」を手がけた武内英樹監督のコメディセンスがいかんなく発揮された本作。二階堂ふみ、GACKT、伊勢谷友介というベルばら調タッチの原作の再現率の高いキャスティング。小>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

2.9

閉塞的な田舎社会で“犯罪者の息子”のレッテルの下、地を這うような生活をしているところに突如訪れた希望の光。再生と転落が描かれていて陰鬱とした空気感がとても重い。

父親が反対運動の果てに罪を犯し自ら死
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名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン(2023年製作の映画)

3.2

ミラクルキュートなサイエンティスト!!!!!!!カワイイよ哀ちゃん!!!ということで黒鉄の魚影に先立ち、緋色の不在証明同様おさらい用特別編集版。緋色がキャラ説明の総集編だったのに対しこちらはテレビアニ>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

こういうしゃべくり映画、拗らせ映画とても好き。世の中を斜めにみてる女と世間知らずの男。彼女たちのこねくり回した理屈が面白いし2人の掛け合いが心地いい。笑

「普通は」普通はそんなこと言わない、普通はそ
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

誰だよ、さかなクンの自伝を「男か女かは、どっちでもいい」って文字を出してのんを起用しようとしたのは。天才か??理科室でカブトガニ見た瞬間のあの驚き方をみて、あ、そりゃ彼女を起用するわってなった。ピュア>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.0

コナン劇場版24作目。緋色の不在証明で予習していた赤井ファミリー活躍回。2020年公開予定がコロナによってある1年延期で公開。オリンピックイヤーにかけた世界のスポーツの祭典・WSGや今現在も開通に向け>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.3

阿部サダヲの怪演が話題になった本作。コメディアンとしてのイメージが強い一方でこういう役までハマってしまうのは流石。心の奥底まで見透かしてるような瞳に吸い込まれそうになる。

人の心を掌握する。あなただ
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青い春(2001年製作の映画)

3.3

青い春。恋とか部活とかそういうものに情熱を注いだのだって青春だけど、やっぱり青春というものは青臭く、痛々しく、無知で馬鹿馬鹿しいものだと思う。そして生きてることを実感する時でもある。

高校三年生は青
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名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

3.0

赤井ファミリー総集編!
小学生だった頃からコナンのアニメは毎週みていたけど月曜19時から土曜18時に放送枠がかわって、内容もちょうどFBIの動きが盛んになって赤井さんが死んだあたりからあんまりわからん
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決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.4

コメディ映画、なんだけど今の日本の現状としてみると絶妙に笑えなくなる映画。笑 小泉構文に漢字の誤読、「ちがうだろー!」とネットミームになった政治家ネタが小ボケで入ってて草。

「君たち秘書があの馬鹿う
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.4

着実に人気と実績を積み重ねていた中、突如表舞台から遠ざかることになった女優・沢尻エリカの5年ぶりの復帰作としてはウマすぎる題材。どれだけ非難されようが彼女の美貌は圧倒的に美しいと思うんだけど、その美と>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

2.9

コナン劇場版23作目。ついに来ました「コナンくん海外へ行く。」篇。密入国とか犯罪で草、とか思ってたけど怪盗キッドがそもそも犯罪おかしてるの忘れてた。キッドというチートキャラによって作品の幅がいくらでも>>続きを読む

異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.3

まさかあの阿部寛が宝島を演奏するなんて!と吹奏楽界の名曲に胸熱の元吹奏楽部員です。笑 宝島やイン・ザ・ムードに興奮したあなたはきっと同志だね。

楽団映画といえばのだめのヒット以来よく見るようになり、
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