ンケダソさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ンケダソ

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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.9

発達障害の少女の話。

正直な話、これまで出会ってきた人の中でそれに近いなという人はいたし今もいるし今後出会うかもしれない。自覚なしに自分もそれに該当しているかもしれない。

当事者や周りも含め悪い人
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(2017年製作の映画)

3.9

大人になって久しぶりに会ったかつて恋人同士だった幼馴染。
気まずさや距離感を埋める?為に互いが絶妙に気を遣い合う攻防の様が良い。

もうちょっと感想言いたいし、登場人物の2人も本当はもう少し話したかっ
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また春が来やがって(2021年製作の映画)

3.8

会話の中にタクシードライバーが出てきたり加藤愛が好きだったり、坊主の人とは気が合いそう。

会話中のカメラが人間ではなくて餃子を焼いてるフライパンだったり寝ている人だったりと、その場に対する想像力が掻
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Coldplay Music Of The Spheres: Live at River Plate(2023年製作の映画)

5.0

何度も何度も鳥肌が立つから、体が熱を帯びてるのに体が冷えるのですよ。
是、私の感動の指標の一つ。

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(2014年製作の映画)

4.0

初めのうちはチープだなんて思ってたけれど、ファッションが凄くいいしイギリスの街並みもにも憧れて、私の目を喜ばせます。映画まるまるが一本のMVの如し。
愛着の持てる登場人物達で感性も騒ぎます。

サント
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.8

難しかった。一番違和感を感じていた部分が伏線で少し安心した。

子役の演技が迫真、というか本当にこういう能力を持っているのではないかと錯覚するほどの自然さ。

毎度毎度思う事で90年代後半の洋画の色味
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セブン(1995年製作の映画)

3.8

雲ひとつない日の午前中に観るには刺激が強すぎたけれども。

罪のない者の正義より罪人、マイノリティーの者の正義の方が個人的には心打たれるものがある。ラストの車内の会話のように。

2人の刑事のこれから
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Mr.&Mrs. スミス(2005年製作の映画)

3.7

こうした設定は以後多くの作品でオマージュされているから新鮮味を感じはしないけれど、そりゃ面白い。

内容はまあ予定調和というかご都合主義だけれども、設定とキャスティングがこの映画の全てでしょう。

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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.9

ジープチョロキーのカーチェイス。四駆の大群。思えば冒頭で心掴まれてました。

1番の目的は映画の中でシンディーローパーを聴くことだったけれど意外と序盤にヌルッとかかって少々肩透かし。せめてイントロから
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ジョン・レノン,ニューヨーク(2010年製作の映画)

3.7

ビートルズを解散してからオノヨーコを伴って、殺されるまで過ごしたニューヨークでのドキュメンタリー。

ブリキガラスの小林メロディがいつ見ても若かりし日のオノヨーコに似ている。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

討論の内容は正直1割も分からなかった。けれども互いが敵対し徹底した思想を持ちながらの討論のクオリティの高さにただただ敬服。
討論という討論を初めて見た気がする。

非常に緊張感のある環境ではあったけれ
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行く先/後世(2021年製作の映画)

3.6

結局全部恋愛と資本主義が行き着く先にはあるんだ!!

引っ越し資金集めをしだしてからの展開にはなんだか関心が薄れていった。興醒め。

作中かかる音楽が全部間違ってた気がする。でも眼鏡屋の店長の女優さん
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揺れるとき(2021年製作の映画)

3.7

映画の中のジョニーもこの後どうなるのか不安で気になるし、役者自体がこれからどういう事を思ってどういう人生を歩んでいくのかより不安で気になる。

こうなっていればいいなという未来は幾つもあるけれども何だ
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愛の記念に(1983年製作の映画)

3.8

主人公の友達がウィノナライダーに似ていた。けれどもその女優の情報があまりなし、無念。

美しい主人公や昔の南仏の景色に無理やり対比をつけるかの如く父親が家を出てからの家庭の様子はあまりにもキツかった。
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ジョーンについて(2022年製作の映画)

3.8

辛い過去に蓋をする為に空想の虚像をでっち上げてしまう。

文字にすると異様さに恐怖じみたものを感じるけれども、自分の中でも記憶を都合よく解釈してたり作り替えてたり、しまいにはポッカリ抜けてるものもある
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ザ・クロッシング(2021年製作の映画)

3.9

アニメというよりも一枚一枚の絵の芸術性が高かった。原画展なるものが開催されようなら是非に。

とはいえ内容はヘビーでダーク。こうした蛮行の歴史があって今も世界のどこかでは怒っていることではあるけれど、
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そんなの気にしない(2021年製作の映画)

3.9

エミレーツに対する憧れを話すシーンなんかがあって、こういう固有名詞を使った脚本ってやっぱり邦画には圧倒的に少ないよなと思った。

カット割りは定点が多くてホームビデオぽくも主観ぽくもあって質素でもあり
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.7

似たようなテーマを扱っている映画であったとしても“君の名前で僕を呼んで”をアイドル映画、weekendをその対としたら、後者のこちらの方が登場人物の葛藤や苦しみの消火のさせ方が希薄でより悲痛に感じられ>>続きを読む

Here(2023年製作の映画)

3.7

睡眠や散歩の事ってそれの暗喩?
その描写以降はそのフックに引っかかり続けていたのが正直だけれどこの余白の多さがこの映画の魅力に感じる。
いい加減、元気?最近どう?ってやつの正解を見つけたい。

1:1
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.5

Amazonプライムで観たけれど、吹替えと字幕が交互に入れ替わっててウディアレンには申し訳ないけれど内容どころではなかったです。

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.6

紙芝居のような静止画が連続るという形式は面白かったけれど、内容が内容だけに普通に映像で見たかったとも思う。

ただ、人間はどうしても動いている物に意識が向かうなんて話を聞いた事があるから一つ一つの静止
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.9

ミシェルウィリアムズという名前のカッコよさと役幅の広さ。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.8

大切な時間ってその時よりそれ以降にそうだったって気付くことが多いよなと思った。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.8

何か起こりそうな火種が立っても延焼はせずにずっと平行線。に見せる演出。最高。

どこにも着かないロードムービー、といったところでしょうか。

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.8

アメリカの学生のパーティー映画でこれほど静かで落ち着いているのは探してもなかなかないのではないのかな?新鮮でした。

途中の昔のハリウッド映画のオマージュじみた演出は全く予想はしていなかったけれど、不
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

皮肉な程に東京の夜景は綺麗だったな。

あれほど周りの人達に愛される事はかなり難しいと思うと同時に、あれほど人を愛する事も凄く難しい事ですよね。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.7

知らない食料を初めて見る器具で調理する現地の人たちの慣れた手つきに見惚れた。

世界中には沢山の料理があってどれも食べてみたいけれど、どうしても口に合わないものがあったりするのは悔しいなと。

旅先へ
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レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

何十年も経っているのに全く色褪せる事なく最高にカッコよくて渋いオープニング。
これから5年,10年と経ったらもっとカッコよくなるのでしょうね。

ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(1975年製作の映画)

3.7

ジェーンバーキン、美しさそのものといったような美貌。

限りなく排除されたセリフに、映像と音響音楽でかなり魅せられた。

ただ、これで一年を納めていいものかは懐疑的。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.8

スカヨハが出てる90'ファッション映画の軽いノリで構えていたけれども、イーニドは過去の自分レベッカは今の自分、シーモアはきっと未来の自分に酷似していて、内面的にも良かった。

予想通り90'の当時のフ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.8

凄い映画。凄い尾野真千子。

どんなに頑丈な時に観てもこりゃ参るし、そうでない時はそりゃ参る。

ルールに縛られる事は嫌だしルールを作る事も嫌。

わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.9

まるでその辺にいる大学生のカップルをそのまま切り取ったかの様な映像と台詞回し。圧倒的リアリティ。

男女ともに未熟なところが多く見られたけれども、はっきりと嫌悪感を抱くのは男の方だった。
ただ人間の嫌
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ゾッキ(2021年製作の映画)

3.8

オムニバス。どれも現実的な話だけれども、どれも存在していない世界の様な空気感。

映画の吉岡里帆って良いんだよなぁ。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

あまりにも面白い。面白すぎる。

人に薦めてもらって面白かったから、私も人に薦めます。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

色々な種類の家、仕事、食事、娯楽などなどこれらが合わさった生活というものがあるけれどもどれが良し悪しというものではなく人それぞれのものがあると思う。
人のそれを羨むのでも蔑むのではなく、自分にとっての
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

敬愛なるアキカウリスマキ監督へ

あなたを知ってさほど月日は経ってはないけれども一作ごとに魅了されて、運命的なタイミングでのこの新作の公開を待ちわびていました。キートス。