ンケダソさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ンケダソ

ンケダソ

映画(529)
ドラマ(1)
アニメ(0)

ゾッキ(2021年製作の映画)

3.8

オムニバス。どれも現実的な話だけれども、どれも存在していない世界の様な空気感。

映画の吉岡里帆って良いんだよなぁ。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

あまりにも面白い。面白すぎる。

人に薦めてもらって面白かったから、私も人に薦めます。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

色々な種類の家、仕事、食事、娯楽などなどこれらが合わさった生活というものがあるけれどもどれが良し悪しというものではなく人それぞれのものがあると思う。
人のそれを羨むのでも蔑むのではなく、自分にとっての
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

敬愛なるアキカウリスマキ監督へ

あなたを知ってさほど月日は経ってはないけれども一作ごとに魅了されて、運命的なタイミングでのこの新作の公開を待ちわびていました。キートス。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

面白いか面白くないかは分からないけれど、時間かけてどうだったか考える必要性は特別無い気がするので後者かなと。

ティモシーシャラメのファンは皆一様に時間にルーズ。

君の名前で僕を呼んでのラストシーン
>>続きを読む

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

3.8

こうした映画の類の中では肝の展開が序盤に来て、所謂その後のジレンマの部分が厚かった。
でも一石投じさせてもらいますと、少しばかり少年期のジェンダーを扱った映画、食傷気味ではありませんか?

ただ良い映
>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

子供はおろか結婚もしていない自分にはあまりにも抱えきれない内容。
だけれどもくらいにくらって、畏怖。
鑑賞してから数日経っても思い出すと暫く何も手がつかなくなる。

是、未来之自分?

under p
>>続きを読む

生きちゃった(2020年製作の映画)

3.6

終始救いが無い重い映画で、大きな出来事が特に演出もなく淡々と起きていく不気味さと不安定さ、その演技に途中までは惹きつけられた。

最後の解釈を委ねる類のものは好きだけれども、なんだかこれは観客に委ねる
>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.8

キャバクラの求愛シーンで蒼井優みたくシャワーでゴシゴシと体を拭きたくなった。

自分は普通?まとも?だと思っている未熟者たちが身を寄せ合ってすがり合っていたり時に独りよがりだったりな様にイライラして。
>>続きを読む

東南角部屋二階の女(2008年製作の映画)

3.6

加瀬亮と西島秀俊のアイドル映画。

00年代の邦インディーの集大成映画。

休日の夕方にぴったり。

あと伊藤沙莉。

ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.7

池田エライザって声素敵なんだな、僕知らなかったよ。

死という深刻なテーマだからこそ、時にはこうしてコメディタッチにポップに触れてみるのもアリなのかなと。

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.9

自分が持つ素直な感情を表現出来るようになりたい。と思える。

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

3.8

何か大きな選択で迷うことがあったら、またこの映画を観て青々しさに背中を押してもらう事にしよう。助けてもらおう。

「作った曲聴きながら、ちょっと遠回りして帰らない?」

アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

3.9

展開の連続と過度な演出への辟易がピークで一番退屈に感じてしまっていた結婚式の場面がラストシーンの最も重要なフックだった。

自分の知識不足が終始だいぶ足を引っ張ったけれども名作と言われる所以をとくと感
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.9

映像が綺麗で、キャストの演技に味があって。

映画に限らず何かしらの形で自分が沸々と考えている事がトピックになっていたりすると、躊躇わずに人に話しておけばよかったりなんて少し思う。

もう少し自分の事
>>続きを読む

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)

3.9

映像、映像。あと音楽。

相も変わらずのアンチハッピーエンド。“男と女のいる鋪道”彷彿。
たったワンシーンで全てをケリをつけるし、謎が深まる。

陰気な“女は女である”。

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.0

最低1時間下さい。それか2000文字(原稿用紙5枚)下さい。

私本当にこういう映画が正当に評価されないと、もう、本当に、、おかしくなっちゃうよ、、。

almost people(2023年製作の映画)

3.6

ある一つの感情を持っていないと自認する4人兄弟のオムニバス。

長女の話以外はそれぞれ引き伸ばして一本の映画として観たいとも思った。

“塩塚モエカが出てる映画”を初めて観たから十一月三日は塩塚モエカ
>>続きを読む

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.7

登場人物がウルフオブウォールストリートくらいfuckを口にする。向こうでは金融がテーマの映画は最低何回fuckと言わなければならない条項が契約に盛り込まれているのでしょう。

競争社会と富と名声、男女
>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.7

これまでは子供からみた親という視点しか持っていなかったけれども歳を重ねるにつれて子に向き合う親の視点も持ち始めた。

子育てを経験しているか否かでこの映画に対する印象が全く異なりそう。
否に当たる自分
>>続きを読む

最高に素晴らしいこと(2020年製作の映画)

3.8

決して明るくない話題だけれども悲壮感が強過ぎないのは監督のお見事。音楽かのどかな自然か。インストの作る雰囲気が凄くいい。

目に見えなくとも苦しみを抱えている人はいるし、自分からその苦しみを口にしてく
>>続きを読む

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

3.9

ビートルズに同名曲があるからくらいの気持ちで観たら思いの外凄く良い映画だった。
全編モノクロにより戻らない過去感が強調されていて良い。

別れを伴わない事が1番の理想ではあるけれども、せめてその出会い
>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.7

内容に新鮮味や真新しさは感じられなかったけれども、やはりパリは千両役者。ロードムービーとして満足。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.9

アキカウリスマキマラソン#10
ズームアップの仕方がぬるっとしていて好み。ロメール彷彿。

職を失った異邦人、自殺を試みるも上手くいかず自分を殺すよう殺し屋を雇うという縦軸。落語の様な秀逸な設定に既に
>>続きを読む

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.0

アキカウリスマキマラソン#9。
カフェイン摂取してアルコールも摂取して、ハンドル握ってあの子にチュ。

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

3.6

アキカウリスマキマラソン#8。
前作に比べたら駄作に感じたけれど、前作が個人的にはあまりにも傑作でしたので。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.0

アキカウリスマキマラソン#7。
ネイティブ英語と北欧英語の違いがよく分かって面白い。

ブルースブラザーズといいスーツサングラスに勝るものはありません。

レニングラード→サンクトペテルブルク
スリー
>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

3.9

アキカウリスマキマラソン#6。敗者三部作三作目。

2006年のものとだけあってこれまで観てきたものに比べて映像は明らかに綺麗になっているけれども、全体の色や雰囲気は初期作品と遜色ないのが感服せざるを
>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

アキカウリスマキマラソン#5。敗者三部作二作目。

普通こんなトーンの映画を観ていたら気分が沈み込んだり観続けることはとてもじゃないけれど憚れるはずなのに、むしろもっと多くの作品を観たくなるのは本当に
>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

3.8

アキカウリスマキマラソン#4。敗者三部作一作目。

退職者をトランプのカードを引かせて決める、同僚に刃物で刺されるもその人はクビにはならずしまいには後日タバコも一本貰う。そんな不可解な出来事が無表情に
>>続きを読む

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.8

アキカウリスマキマラソン#3。労働者三部作三作目。
主人公が女性という事もあってか労働者三部作の中では最も表情や行動から感情の機微を感じ取る事ができました。
ただ最も終始救いの無い悲痛なお話でした。

真夜中の虹(1988年製作の映画)

3.9

アキ・カウリスマキマラソン#2。労働者三部作二作目。

何でそんなにも吸えるのという程の喫煙量とこの世で一番美味しそうなケーキ。

淡々と事が進んで悲壮感は感じるものの、不思議と温もりはある不思議さ。
>>続きを読む

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

アキカウリスマキマラソン#1。労働者三部作一作目。

bgmのピアノとポップスのコントラストが良い。
タバコの渋さとラストのソ連の大型船に痺れる。

動くのは口と視線のみ。徹底したまでの無表情。如何に
>>続きを読む