ソウキチさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

  • List view
  • Grid view

透明人間(2019年製作の映画)

5.0

数ある透明人間ものの中でも恐怖映画としての演出が断トツ。震えた。見えないからこそ目を凝らしてしまう構造がそもそも映画と相性がいい。そして常に誰かに見られてる…という悪寒は、モラハラやDVから解放される>>続きを読む

「A」(1998年製作の映画)

-

報道では見えてこない(もしくは意図的に隠される)別の視点からの真実。これこそがドキュメンタリー映画の本懐。オウムという題材から観る前は正直もっとエグいのを期待してたが、そこにあったのは青春を捧げ信じた>>続きを読む

劇場(2020年製作の映画)

-

誰かを愛した時、相手の事が神様に思える日々がある。全てを赦す沙希は聖女であり、"一番安全な"彼女の部屋はまさに聖域だった。
これは自己愛により神様を遠ざけ、六畳の楽園を失った男の悲喜劇。「ありがとう」
>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

-

想像してたのとは別の方向でクセのある映画だった。世界を救ってきたのはいつもマイノリティだったという話。不死身だからこそ誰よりも痛みを知ってる=マイノリティだからこそ人の苦しみがわかる。それこそがヒーロ>>続きを読む

失くした体(2019年製作の映画)

-

切り離された手が本体を求めてパリの街を彷徨うという、実写にすると馬鹿げたホラーになってしまう設定でも、アートにしてしまうアニメーションにしかない柔軟さ。道端に転がるゴミの視点になって冒険する演出はめち>>続きを読む

透明人間(1933年製作の映画)

-

そこに実在しないものをフィルムの中に存在させる為の創意工夫。同年「キング・コング」と並び、総ての特撮・VFX・CGの祖先であり、嘘を本当にする技術は"映画"の本質の一部であるように思う。構造上、演出そ>>続きを読む