ソウキチさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008年製作の映画)

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もはやSWの映画もドラマもフルで楽しむにはアニメシリーズの知識が不可欠になりつつある。個人的にかつてないほどにSW熱があがってるので今しかないと思い、遂に避け続けてきたクローンウォーズへ。普通に面白い>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

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最高なところとクソなところが交互にやってきてその中間がない何とも困った映画であった。

主に仮面ライダー側のデザインから設定に至るまでの凝り用と、池松壮亮演じる本郷猛が本当に良かった。最初の「ライダー
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

5.0

スピルバーグ、人間やめるってよ

自分の観測範囲だと日本でのスピルバーグ需要といえばいまだ感動大作みたいなイメージを持つ人が意外と多かったりするが(実際フェイブルマンズの宣伝もそういう層をターゲットに
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式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

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私が庵野秀明の作家性に強く惹かれるのは、それが傑作であれ駄作であれ文字通り命を削りながら作ってるのが伝わるからなんだと改めて思った。第一線でここまで己を晒せる映像作家国内に他にいないと思う。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

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いきなり当たり前のことを言いますが、私は労働とそれにまつわるコミュニティがはっきりと嫌いです。「労働なんかやめて日がな一日ドラマや映画ばかり見て過ごしていたい」と常々思っています。そんな考えが頭を過ぎ>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

「あのとき別の選択をしていれば、違う人生があったかもしれない」年を追うごとに可能性が閉じていく大人になると誰もが考える命題。だけど選ばれなかった無限の可能性たちこそが今の自分の戦う力になるというSF設>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

5.0

「生まれたままの自分が、社会から許されざる存在だったら、その中で自らの人生をどう得るのか」カニバリズムという扇情的なテーマを扱いながら、それはあくまで映画的な暗喩で、言うまでもなくセクシャルマイノリテ>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

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今回量子世界が舞台ということで、アントマン最大の魅力である「見慣れた部屋がバトルフィールドになる」「日用品が兵器になる」といったスケール感のバグを駆使した演出が完全に封印されているのではと観る前は不安>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

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最初はおっさん同士の痴話喧嘩コメディとして笑いながら観てたら、映画が進むに連れてコリン・ファレルの眉毛並みの角度の急転直下で物語が不穏な方向に動き出す。

「どっちの言い分もわかるけど、なんでそんな極
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

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チーズバーガー讃歌!

高級フレンチがテレビ番組に映る度に「面積に対して料理ちっさすぎてるし、盛り付ける皿間違ってるのでは?」「お皿にソースかかってる?洗い残し?」とかツッコんでしまうほどにゴリゴリの
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

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エイリアンにはビンタじゃなくて即グーパンなウィル・スミス最高

そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

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キスマイがちゃんとBUSAIKUしてました

「この世界から俺が消えたら皆はどう変わるんだろう」というテーマと、年末という設定から、観てる最中とあるクラシックの名画を連想してたら、ほんとに大ネタ使いか
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

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「映画の映画」って匙加減を誤ると内輪の自己満足で痛い感じになっちゃったりするけど、これは伝えたいメッセージに対してストイックな作りで好感度高かった。プロデューサーと監督との陰陽の関係性が物語にきちんと>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

5.0

見慣れた日常が得体の知れない物体に蹂躙されていく異常極まりない光景を人目線のロングショットでじっくり見せる東宝特撮イズムがたまらん。前半のスケール感と対照的なミニマルな限定空間で繰り広げられる後半の展>>続きを読む

ボディガード(1992年製作の映画)

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「ヘイSiri、Spotifyでエンダーかけて」って言ったらこれの主題歌がちゃんとかかったのですげーってなった

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

5.0

16mmフィルムに映された粒子の荒い解像度の下町や土手の風景が、どんなハイビジョンで撮られた大自然よりも美しく。どんな高フレームレートの映像よりも役者の躍動を捉える。それが小さく、遅くとも、真っ正面か>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

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キャメロン完全に人間のこと諦めてて笑ってしまった。映像のクオリティの狂いっぷりもさることながら、作品の精神性もまあブッ飛んでる。

西部劇だった1作目に対して、2作目はファミリームービーに。作風は一貫
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マッドゴッド(2021年製作の映画)

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ふつうに寝たけど凄えことはわかるぜ

観てるだけで出来物ができそうな映像だった

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

原作者が監督と脚本をやると聞いた時は、いくら井上雄彦が「漫画」の天才だからって「アニメ」や「映画」という他分野においてもその才能が通用すんのか〜?と懐疑的でした。まずは謝らせてください。疑ってすみませ>>続きを読む

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

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ラストの字幕で愕然としてしまった。
議長が21歳という若さだったのにも衝撃。

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

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過去にどこかの動画サイトで見たが、このたびまさかのAmazonプライムで配信開始されたので再鑑賞。

後のエヴァにも通じる巨大生物を人間目線から捉えるアングルが最高にいかす。庵野秀明本人がウルトラマン
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

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腹捩れるくらい笑ったし最後にはほろり。

スピンオフってのは「こういうのでいいんだよこういうので」と自分の中の井之頭五郎も頷く塩梅のちょうど良さ。

宇宙人が地球に来て逆に地球が異星に思えてくる演出が
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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オープニングからずっと泣いていました。

エンタメ(消費されるもの)として面白いとかカッコいいとかよく出来てるとか凄いとかそういうのよりも、ただただ私たちが永遠に失ってしまったあまりにも大きな存在に対
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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『ミッドサマー』に続く松本人志が撮るべきだったシリーズ。

そもそもからして羊(ショーンと吉田は除く)って映画と相性わるい気がしてて、案の定風景の美しさに頼り切った退屈なショットばかりで、短い尺ながら
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スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火(1989年製作の映画)

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トビー・フーパーが撮ったクローネンバーグ映画みたいな雰囲気で、とにかくタイトルが覚えにくい。

怪獣はまったく出てこないけど『ゴジラ(1954)』と本多猪四郎リスペクトという本作、核時代への恐怖をジャ
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ヤマトタケル(1994年製作の映画)

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個人的な思い出とリンクしすぎてる映画なんですが、今回再見してみて特撮パートしか記憶になかった。

平成ゴジラVSシリーズの文脈でもっと語られてもいいと思う本作、これ和製マイティ・ソーなわけですが、仲間
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ラッカ(2017年製作の映画)

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Netflixで観られる俺たちのSFジャンル映画の雄ブロムカンプ先輩の短編。
短編とは思えないスケールのデカさとフェティッシュな世界観の作り込みが流石。
シガニー・ウィーバーが出てるとますます幻と消え
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

5.0

この届きそうで届かない両片想い。まさしく人生で最も輝いている瞬間が、同じことを繰り返しながら延々と続いている。
アナログレコードを指すタイトルさながらに、最高の名盤(だった青春時代)がずっとリピートし
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