singthingさんの映画レビュー・感想・評価

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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

確かに夢ってこういう感じ、そう言えば映像としては見たことなかったかも、と新鮮に見た。主人公が夢に見る世界と写真だけがモノクロ。余計なものが入りにくい世界を選んで生きている。最低限に見えるけれど、実はこ>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

マンガを読み終えたのでようやく鑑賞。

なんでオープニングあたりのタイトルがアルファベットだったんだろう。かっこよかったけれど。

冬の森のシーン、特に引きで木々のある中のカットがよかった。撮るの大変
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ノマドランド(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます



序盤からの表現で、貧困による惨めさや苦悩が描かれていく予感がして少し構えていたが、その心配は徐々に緩んでいく。主人公が不慣れながらバンで暮らし始め、その生き方に慣れていくのに同期して。

哀しみ、
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ロブスター(2015年製作の映画)

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殺し合いや拘束など、暴力的なシーンがドラマティックにならず淡々と描かれていたのが結構怖かった。
うっすら翳っているような浅めの色合い。画面全体が窒息しかけているみたいに見えた。時々少し傾いた(水平では
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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スタイリング、インテリア、色使い、構図。視覚の飽きない映画。

静止画のように撮られたエンドロール。
建築の壁などに見えるものがほとんど。対象の中にある美しさをどこかだけ切り出してくると、周囲との関連
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モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

リラックスして観れるものが観たくて鑑賞。終始かわいくてにこにこしながらみてしまった。人には勧めないけど、私は好き。音楽がいい。レトロでご機嫌。なんで冒頭のタイトルロゴが緑なのかなと思ってたけど、エンド>>続きを読む

スタッツ:人生を好転させるツール(2022年製作の映画)

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セラピストと患者である監督(俳優)との対話ドキュメンタリー。(ドキュメンタリー?)

メンタルヘルスのために具体的に役立つコツのようなものを紹介していて、それはそれで使ってみようと思ったりした。が、二
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怪物(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

是枝監督の作品、坂本龍一が音楽をつけている、という情報以外に何も把握せず鑑賞。

もっと恐ろしい話かと勝手に思い込んでいたので見終わってほっとした。今までの是枝監督の作品とは味わいが違うので、ずっと違
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スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

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昔見た気がする、と思いつつ再視聴。

マクドナルド好きだけど、刷り込みって怖いなと思う。見ている間にも味や香りを思い出してしまう。ちゃんと計算されているんだろう。

COLA WARS / コカ・コーラ vs.ペプシ(2019年製作の映画)

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コーラと広告の歴史。

味ではなくイメージで選んでいるんだということを強調するためか、ドキュメンタリーに登場する関係者たちにもペプシとコークを飲み比べさせていく。(大抵の人は当ててるのも、たまに外す人
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

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上映時間の長さによって、映画と生きる時間を過ごすことになるタイプのやつ。

全編セピアの色で通すのかと思っていたから、最後びっくりしたし夢からさめたような寂しさがあった。カラーに切り替わるラストが、救
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます



生きている人がただ立っていると墓標に見えるんだな。

砂漠はとても歩きにくい。足を取られるけれど、沈みきったりとらわれきってしまうことはないから歩けてしまう。それこそが歩きにくさ。

死人たちの家
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ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

APITA、文苑堂、北陸銀行!
地元で見慣れた、国道の風景がいちいちぶっ刺さる。
どこかへ行こうとするなら必ず通る道の、どこまでも似たようなチェーン店とショッピングセンターが並ぶ風景が、地元特有の「行
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KATSUO-BUSHI(2015年製作の映画)

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出汁をつくる工程を含めると、各国の料理の中で日本食が一番長い時間がかかっている、という発言があったけど、本当にそうだろうか。出汁の類の中ではきっとそうなのだろうけれど。

職人のドキュメンタリーは、自
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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こういう映画を映画館で観たの初めてかも、と思ったけれど、そもそもこんな映画初めてか。
めちゃくちゃちっぽけだけど、壮大でいちばん大事で一瞬で永遠のもの。
を、最高に馬鹿馬鹿しくヴィヴィッドに。まるで夢
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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CGの違和感に毎度夢がさめるようだった。省かれているであろうキャラクターたちの背景やエピソードが知りたくなり、原作を読んでみたくなっている。
音楽はもっと荒々しいものを想像していたので、思っていたより
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西索米~人の最期に付き添う女たち〜(2017年製作の映画)

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海外の葬儀文化について知りたくなって鑑賞。思ったような内容ではなかったものの、これから調べていくきっかけの一つにはなりそう。

GOSPEL(2014年製作の映画)

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ゴスペルを辞めた自分と照らし合わせながら視聴。
信仰がない人間として、ゴスペルを歌うことの葛藤と罪悪感、疎外感。高校生になって忙しさを理由に辞めたが、内心はそっちが大きかったと思う。
音楽としても力の
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

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北陸〜
・雨いつも降ってる土地育ち→雨落ち着く
・自宅にアイス常備
・食卓にお菓子置きがち
・パチンコが身近
・地元戻りがち
・東京行きがち
・頑張り屋さん
私は富山出身じゃないけど、富山のひとのほう
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