mayuさんの映画レビュー・感想・評価

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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.9

公開当時から興味があった作品

主人公のリディア・ターのモデルとなるのは、ベルリンフィルオーケストラ初の女性主席指揮者との事だが、脚本も務めるトッドフィールド監督は、ケイトブランシェットを念頭に書いた
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.6

日曜日に気楽にワイン飲みながら楽しく観られる映画
まずバリの風景の美しさに圧倒される
海の美しさ、装飾の美しさ、家族の笑顔の美しさ、いい人しか出てこない
ジョージクルーニーは素敵なイケオジ
ジュリアロ
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レア・セドゥのいつわり(2021年製作の映画)

3.5

レア・セドゥの魅力がたっぷり堪能出来る会話劇である
レアとの知的で怠惰な会話に夢中になっていく主人公の作家
作品のアイディアの妄想なのか現実なのか
妻を愛しているのかいないのか

妻に問いただされた時
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X エックス(2022年製作の映画)

3.6

最初のシーンでそのグロさに観始めた事を後悔した。
でもマキシーンのなんとも言えない魅力に視聴を継続
右だけに集中するそばかす
真っ青なアイシャドウ
撮影場所に選んだ老夫婦の家
離れを使い好き放題に映画
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

湿地の女の子と呼ばれていた。

母親が出て行き、次々に兄弟たちもカイアを置いていった。
父親と距離をとりながら、湿地から多くのことを学び美しく成長していくカイア

湿地の世界観はとても綺麗に表現されて
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トラップ・ガール 美しき獲物(2019年製作の映画)

2.8

写真家としての欲が勝ったのか…
どうしてそこでシャッターを切ってしまったんだ…
吐き気のする残虐な場面に出くわした美人写真家の主人公

保安官の罠、老人の家に助けを求めたはずなのに、逃げても逃げても渓
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.8

高所恐怖症の方は観ないで下さい⚠️

こう言われると余計に観たくなる!
終始手に汗握るスリル満点なワンシチュエーションムービー
動画撮影に過激なものを求めて
より危険な撮影をしようと600mのテレビ棟
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

『エア・ジョーダン』誕生秘話

バスケットボールもNBAも、マイケル・ジョーダンもバスケットシューズのエア・ジョーダンの爆発的人気さえも全然詳しくなくても充分に楽しめる本作。
早くもアマプラに登場で鑑
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

3.7

充実した生活だと思っていた50代の女性がバーチャル恋愛にのめり込む
徐々に見た目も若々しくなってゆくし、ハートが飛び交ってみえるよビノシュ…
でもなんだか周りが見えなくなってゆくのはなんだかなぁ。
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

もっと軽く考えていた。テキトーに遊んでスナックを用意すればいいと思っていた。
9歳の甥を預かることになったジョニー
ママが居なくなった朝もオペラを大音量で聴いていた。
音を下げろと命令したって言うこと
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ハングリー・ハーツ(2014年製作の映画)

3.6

この世で1番大切な家族を必死に守ろうとするジュード
もちろん小さな息子を守らなければいけない
ただミナも彼女なりに守ろうとしてしていたんだ
この世の汚れたものたちから。

ミナは危険だ、離さなければと
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.7

顔と身体を好きになって
心も理想通りだと期待した

16歳の初恋
不器用で好きで好きで、でも満たされなくて嫉妬して独占したくなる

終わりの始まり
古い靴下みたいに扱われた

たった6週間
362万8
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ブレス あの波の向こうへ(2017年製作の映画)

3.1

サーフィンに憧れる少年2人
ヒッピーと思われるサーファーにサーフィンを教えてもらうワクワクした目の輝きに
魅せられた。

サーファーの奥さん?
退廃的な雰囲気の美しさで少年を誘惑する
退屈しのぎに。
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サバイブ 一本勝負(2015年製作の映画)

2.8

サバイバルもの、極限状態になった時の人間の心理に興味があるのでこれは!と思い鑑賞

最初はドキドキしながら観てきた
ドキュメンタリーかと思ったら違うのね、となったあたりからちょっと冷めてきて…

こう
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エスター(2009年製作の映画)

3.7

まわりの大人たちを容易くてなずける
そして子供たちも…

出会った瞬間からパパにロックオン
この夫になんで?なんでよ!ってずーっと思ってた!

様々なストーリー性がちゃんと背景としてあって、サイコホラ
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人類遺産(2016年製作の映画)

3.9

ナレーションも音楽も無く、あるのはそこにある自然界の音のみ
静かに、あるがままの姿を映し出している。

世界中のたくさんの廃墟
驚くべきは建物とい建造物のみならず、そこに存在していた営みのリアルさ。
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.9

荒波の中、頼りない手漕ぎボートに乗せてもらい島に向かう画家のマリアンヌ
濡れたスカートが重そう

用意された部屋、暖炉、パンとチーズとワイン…どこを切り取っても絵画のような雰囲気の情景である

エロイ
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イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.6

いつだって手遅れなんてことはない

83才という年齢になってやっと自分のやりたかった事がわかった

夫の介護を長年続けてきたイーディ
自分は誰にも迷惑かけたくない
誰にも頼りたくないと思っている

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きみがくれた物語(2016年製作の映画)

3.3

美しい湖のほとりに建つ家
隣同士として出会った2人の愛の物語

迷惑だと思っていた隣人だった
憎まれ口をききながらもどうしても惹かれ合う2人、ギャビーには婚約者がいながら
トラヴィスとの愛に溺れてしま
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.3

『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランディモス監督が描くホラー

最初から不穏なムードが漂う
外科医と青年の関係は?
青年マーティンの異常な執着
だんだんと狂気がエスカレートしてゆく

随所に流れて
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

キングオブロックンロールの名声に輝いたエルビス・プレスリーの人生を描く話題作

世代的によく知らなかったエルビスの映画を楽しめるだろうか…
そんな迷いはすぐに払拭された。
オープニングから煌びやかな美
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

3.8

アメリカでは13歳未満の子どもを1人にすると虐待になるという。

感謝祭のあと娘達が行方不明になった2組の夫婦に訪れる絶望の時間

終始緊迫感に包まれる本作
散りばめられた謎
どうやらキリスト教の伏線
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.6

若き日の美しいカトリーヌドヌーブ
何を着てもどんなヘアスタイルでも品があって美しい

全編のどんな言葉も全て歌い通すのに戸惑ったが、次第に慣れてくると美しいフランス語が心地よい

ファッションも素敵だ
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オールド(2021年製作の映画)

3.7

美しいビーチリゾートに招かれた4人家族

子供達は仲の良い姉弟
きちんとした職業をお互いに持つ両親
一見幸せそうな家族だが様々な危機を抱えて覚悟を持って旅行のあいだは子供たちのために楽しむ事を目的にや
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パーフェクト・ゲッタウェイ(2009年製作の映画)

3.7

ハワイでのハネムーンという題材で
サスペンス&派手な展開の娯楽映画として充分楽しめるストーリー

しかしそれだけではなかった。

特筆すべきは風景の美しさ
太陽に映える濃い緑、ジャングルやハードなトレ
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

3.6

主演のビョルン・アンドレセンによる自伝的ドキュメンタリー映画

いつか観たいと思っていた『ベニスに死す』
美しい少年だとは思っていたが、ルキノ・ビスコンティーに見出されてしまったために
苦悩の人生を送
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ソラニン(2010年製作の映画)

3.7

芽衣子(宮崎あおい)が素晴らしい

大学のサークルで知り合った種田(高良健吾)との日々
大人になりきれないような、なんとなくを生きている2人

タイトルのソラニンとは、じゃがいもの芽に宿る毒だという
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星の子(2020年製作の映画)

3.5

我が子を大切に思うからこそ
藁にもすがる想いの末に信じきってしまう
よくある水を信じる、宗教、カルト感の漂う集団
こういう人って少なからずいる。
でも子供にとっては自分の意思で選んだものでは決してない
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サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

4.0

映画の題名だけは知っていたので
サウダーハウスルールってなんだろうって思ってた。

フォレスト・ガンプのような
心温まる青年が大人になるまでを丁寧に描いた作品である。

原作、脚本はガープの世界で有名
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レット・ゼム・オール・トーク(2020年製作の映画)

3.5

ずーっと気になっていた作品

まずメリル・ストリープ
往年の味のある抑えた演技だったし
まずファッションが素敵だ
気難しい作家であるが、甥のタイラーを大切に思っていてこの豪華客船の旅に一応世話役として
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

轟音上映で観てきました!

前方、サイドに設置してある大型スピーカーから爆音で始まるオープニング
まるで前作へのオマージュ…

最近は家で映画を観ることばかりだったけど
映画館で観るべき最高の娯楽作だ
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.7

スケボーに明け暮れる青年たちのドキュメンタリー

これがビン・リュー監督としてのデビュー作というので驚いた。

序盤はなんだか見ていてうんざりするほどのみじめな生き方に感じて挫折しそうになったが、生い
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おもかげ(2019年製作の映画)

3.6

幼い息子のイヴァンがたった1人で海辺に取り残された。
元夫と過ごしていたはずなのに…
電池の残り少ない携帯での緊迫したやり取りがつらい。つらすぎる。
なんとかしている場所を探したいのだが、イヴァンをパ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.7

ジヨンは専業主婦
少女時代から社会人まで、女であるがゆえの理不尽な思いをたくさんして来た。

バスの中で痴漢?怖い目にあった時
迎えにきた父親にお前が不注意だからだと言われたり、女であるというだけで重
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アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール(2018年製作の映画)

3.6

イタリア、トスカーナに生まれた世界的に有名なテノール歌手、アンドレア・ボチェッリの自伝的小説『沈黙の音楽』を原案とした伝記映画である。

家族親類から待ち望まれて生まれてきたアモス(アンドレア・ボチェ
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積むさおり(2019年製作の映画)

2.9

いや、これは怖い

最初は日常に埋もれていた
ほんの些細な気になること
忙しさのあまり見て見ぬふりを
耳を塞いできたのかもしれない

それでも頑張りすぎたさおりさん

少しのザラザラした感覚

聞こえ
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