荒川自転車乃介さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

荒川自転車乃介

荒川自転車乃介

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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.5

実話を元にしたアメリカ作品。貧しい白人の家庭に育った主人公。現在はイェール大学の法科大学院生で、インターンシップのため、大手法律事務所の面接中。インターンシップが採用につながるため、かなり真剣である。>>続きを読む

ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.2

凶悪な強盗を撃ち殺し、一躍時の人となった男性。ニュースなどで取り上げられたことから、過去を知る怪しい男たちが付きまといはじめる。
日本でも一度悪い仲間とつるんでしまうと、なかなか抜けられないはず。住む
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

波乱の人生を送った女性の一生をミステリーを交えて描いた作品。
こういう人生もあるのかなと想像させられる。
ミステリーとしては弱いが、主演女優の演技の上手さは称えたい。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.5

聴覚障害者の夫婦の間に生まれた健常者の少女。漁師の父親を手伝うばかりの毎日だったが、高校の合唱部に入ったことで人生が変わり始める。
フランス映画のリメイクとのことだが、フランス映画の方は未見。
それは
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.7

ベトナムと韓国を舞台とした、誘拐も殺人も犯す裏社会の男たちと、型破りな警察官の対決を描いた作品。
マ・ドンソクがいなかったら、ただのVシネマと言った趣旨のことをどなたかが書かれていたが、それはその通り
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.7

ハリウッドの大物プロデューサーで、映画制作会社トップのハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ事件を告発したニューヨーク・タイムズの女性記者2人の悪戦苦闘ぶりを描いた作品。
ワインスタインによるあの手この
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E.T.(1982年製作の映画)

4.0

かなり前に見た映画を飛行機内で再視聴した。
映画としてはオーソドックスな展開なのだが、見せ場がたくさんあって、飽きさせない。とてもよくできている。
主人公がE.T.とまず出会うが、E.T.を追いかけて
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フォーカス(2015年製作の映画)

3.6

詐欺師コンビを描いた作品。映画『スティング』には、観客も騙す展開があって、楽しかったが、こちらの作品でも見事に騙された箇所があった。
ラストが個人的にはいまひとつだったが、充分に楽しめる作品である。

嵐の中で(2018年製作の映画)

3.9

過去と現在が、ほんのわずかな時間繋がってしまったことから、その後の世界が変わってしまう。その波紋を殺人事件も絡めてえがく。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」では、過去を変えたために自分が消えてしまい
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.7

結婚式の当日、暴動が起こり、囚われの身となった女性とその家族、使用人たちの運命を描くサスペンス。
暴動のリアルさに衝撃を受ける。
暴動参加者を働いている豪邸に引き入れる使用人たち。
誘拐する正規軍の軍
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

孤島の最高級レストランに集った客たちが、狂ったシェフや従業員から、恐怖に突き落とされるサスペンス。
アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を思わせるサスペンスだが、殺意の理由、ストーリーの展開
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0

これまでにも何度も見た作品を飛行機の中で視聴。
さまざまなところに張られた伏線に気づいたり、1980年代中盤頃の日本製品のアメリカでの存在感の大きさを感じたりと、改めて楽しめた。
ちなみに、この作品に
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

2.5

離婚して離れて暮らす父と娘がトルコでバカンスを過ごす話。
なんというか、ストーリー性に乏しく、キャラクターも特に個性的な訳でなく、何を楽しめば良いのかわからなかった。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.3

肥満の大学講師が離婚後疎遠になっていた娘と再会し、和解しようとする。
肥満した人が多いアメリカでも、超肥満の人間は見下されることや、ゲイの人が必ずしも受け入れられている訳でもなさそうだということがわか
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ムービング・オン 2人の殺人計画!?(2022年製作の映画)

3.0

高年齢の女性2人が、かつてのナンパ男に復讐しようとする。
航空機で視聴。その際の内容紹介を見てサスペンス作品かと思ったが、そうではなかった。
高年齢女性の、それぞれの人生を描いた作品といったところか。
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

旅に出た母と恋人が行方不明に。娘がスマホなどを駆使して2人の行方を追うと意外な真相がわかる。
前作と同様、スマホやPCの中で、ほとんどすべての捜索が完了するところが目新しい。
前作ほどの意外性はないが
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

嵐の夜にモーテルに偶然集まった人たち。しかし、なぜか次々と殺されてゆく。そして、連続殺人を思わせるような証拠品が出てくる。
なかなかスリリングな展開で惹きつけるのだが、最後の落ちが、ちょっとやり過ぎと
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.7

死刑が迫る死刑囚は、本当に殺人を犯したのか。疑問を抱くジャーナリストが調べていくと意外な事実が明らかになる。
よく練られた脚本で、いくつか伏線が張られているが、見事に回収されている。
ラストの落ちがや
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

仁川空港発の国際線でウイルスがばら撒かれてしまうパニック映画。よくできているのだが、ゾンビ映画の傑作『新感染』などと比べると、人間の描き方などは少し浅い。もう一つ、後半で出てくる日本の対応策が非現実的>>続きを読む

探偵なふたり(2015年製作の映画)

3.3

キャラクターもの。ややストーリーがわかりづらいが、キャラクターの面白さで楽しめた。

殺人の告白(2012年製作の映画)

3.8

殺人事件の時効が成立し、その犯人が告白本を出版する。
一躍、時の人となり、あろうことか人気も出てくる。しかし、彼を許さぬ遺族や、刑事との間で、事態は意外な方向へ展開する。
冒頭のあたりに伏線が張ってあ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.6

前作よりは面白かったものの、3作目の「最後の聖戦」に比べると劣るかなという出来。
3作目まで、特に3作目はコミカルなシーンが多かったが、今回はそういうシーンがあまりなかったため、何となく冗長に感じるこ
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幕が上がる(2015年製作の映画)

3.7

ももクロのメンバーが主要人物を演じる青春モノ。演劇部員の成長を描く。
私は特にももクロのファンではないが、青春映画として良くできている。挫折があったり、友人間の微妙な距離感、主人公の成長などが、うまく
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ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.5

多くの人が書いているが、最後の伏線の回収が素晴らしい。ああ、あそこも伏線だったのか、と唸らされた。
ただ、そこまでがやや冗漫で、長く感じた。

楽園の夜(2019年製作の映画)

3.0

どなたかも書いていたけれど、救いがない。
登場人物の誰もが幸せにならない。
評価は辛め。

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

ケイト・ブランシェットがベルリンフィルの指揮者を演じた作品。指揮者の権限の大きさや、世界一の交響楽団の舞台裏などがよくわかる。ケイト・ブランシェットは、指揮の経験があるのではないかと思わせるほどの熱演>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2023年製作の映画)

3.8

元になった邦画を見ていないので比較はできないが、脚本やカメラワークも良く、楽しめた。スマホを落としたら、それを拾った男がサイコパスで主人公が追い詰められていく。
かたや、捜査する警察官の方も、何年も連
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

人気コミックのアニメ化作品。主人公が仙台から出てきて東京で仲間と出会い、ジャズの道を究めようとする。そして海外に渡るまでを描く。
主人公を中心としたキャラクターの造形、ストーリー展開、アニメの見せ方、
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.7

北朝鮮の軍の捜査官みたいな立場の男性と、韓国の刑事がペアを組んで犯罪者を追うストーリー。
寡黙な北朝鮮の男性と、饒舌でちょっと頼りない韓国の刑事のキャラクターが際立っていて面白い。
またこの刑事の妻や
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

刑事が自家用車を運転中に人をはねてしまう。隠蔽しようとした刑事に次々に試練が訪れる。さらに、はねるところを見たという脅迫電話がかかってきて、さらに窮地に追い込まれるというストーリー。
韓国映画なので、
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.8

銀行を襲撃した兄弟が救急車を襲って、逃げようとする。それを警察が追いかけるというシンプルなストーリーなのだが、犯人側の逆襲や、兄弟の性格の違いからくる対立など、さまざまな要素を絡ませて飽きさせない。娯>>続きを読む

操作された都市(2017年製作の映画)

3.8

身に覚えのない殺人の罪を着せられ、刑務所に入れられた男が、脱獄して真相に迫る。逮捕前、ネットゲームで見ず知らずの人たちとチームを組んでいたことから、そのチームの人たちが助けてくれる。このチームの人たち>>続きを読む

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.7

気楽に観られる娯楽大作。泥棒同士の騙し合い、ずっと追っかけてくるインターポールの刑事などが、どことなくルパン三世を彷彿とさせる。
最後に予想外のどんでん返しもあって楽しめた。

キャメラを止めるな!(2022年製作の映画)

3.9

邦画「カメラを止めるな」のフランス盤リメイク作品。邦画の方は、前半が面白くなかったが、それを後半の面白さで見事に評価をひっくり返すようなところがあったが、前半が改善されていて、それなりに楽しめる。それ>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

設定はアガサ・クリスティのミステリーのよう。富豪によって孤島に集められた人たちの間で殺人事件が起こり、名探偵が解き明かす。伏線の回収が見事! よくできた推理もの。

ミッドナイト・ランナー(2017年製作の映画)

3.9

警察学校のバカ二人組のキャラクターがいい。ストーリーもよくできている。二人の演技も上手い。日本版は失敗したみたいだが、どこで失敗したのか、逆に気になる。