そのさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

オールド(2021年製作の映画)

2.9

始まる時シャマラン監督の映像が出てきて「お帰り☺️」とメッセージをくれた。
冒頭の車内からのカメラワークで盛大に酔った。ミッドサマーで音程が微妙に狂った笛を聞いた時も酔ったのでおそらく三半規管が弱い。
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.3

映像がすごく綺麗だったけど、"傷ついた少年の一夏の逃避行と再生"みたいなものを勝手に想像していたら、大麻売ってパーリィしてたら雲行き怪しくなってきた…という話だった。劇的な結末って書いてるけど別にそん>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

まさかの半ノンフィクション。不当に殺害される黒人がいる限り、彼のループは終わらない。ループものにおけるよくある唯一の抜け道は相手か自分が死ぬことだが、この映画は別の答えを出そうとしている。

これがア
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マイリトルゴート(2018年製作の映画)

4.2

戦慄のフェルトアニメ。人形ストップモーションアニメが大好きなので見入ってしまったがかなりダーク。
製作者はなんとモルカーの監督らしい。モルカーも見てみようと思った。結末の不穏さが良い。

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.0

原作未読。私は基本的に推理小説を読んでも犯人を当てられないが、これに限ってはとくに推理要素がないので当てるのは無理。終盤にこの人が犯人ですよ〜と種明かしがあり、へぇ…と思った。タイトル詐欺。

透明人間(2019年製作の映画)

3.1

前半焦らすような長回しと静寂がめちゃくちゃ怖くてビビりまくってたのに、後半気付いたら亜人風SFアクション映画と化したのでビビった。モラハラDV男には気をつけろという教訓を得た。

主人公が度々「狂って
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.2

ほぉ〜んという感じだった。機械に弱いせいで、そもそもハッキングやネットクライムものにあまり魅力を感じなかったのがそこまで楽しめなかった要因。
ファイトクラブリスペクトらしいがファイトクラブをまだ観てい
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アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.7

✨新感覚ゾンビミュージカル✨

ゾンビの頭でボーリングをしてストライクを出したり、年寄りゾンビに失禁されたり、釣り糸に生肉を垂らしてゾンビを釣ったりする神映画。

個人的には主人公達が「結婚 セックス
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

蒼井優の演技と洗濯機に頭を突っ込むシーン以外全く評価に値しない。
久々に映画をみて不快な気分になった。わざとやってるとしか思えないが、おそらくハンロンの剃刀。

「美人で料理も上手くて清楚で貞淑で旦那
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.3

あらすじがピーク。めっちゃ期待して見たけど、不気味だなあ〜と思ってるうちに終わった。どことなくロブスターというかヨルゴスランティモス感 ジャケ写がシュール。

肝心なところをあえて描写しないせいで、ト
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.2

ダンス&ドラッグのエログロナンセンスアート映画。要約すると「アルコールと薬物は怖い!」ダンスはすごい

高校の保健体育では啓蒙としてこれを流しましょう。従来のものより遥かに効果があると思われます。
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.4

ちびっこがひたすら眉毛をハの字にして歩く。走る。「ポシュテ…😭」
後半一瞬だけ芥川のトロッコ。

小学校教師の病的な理不尽さがまさに小学校教師のそれで、どこの国も小学校教師(の一部)は子どもの一挙一動
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ヴィジット(2015年製作の映画)

2.6

色んな意味でクソ映画。ナンセンスコメディとしてみるなら良い。いきなり出てきてキエ〜ッ!て叫ぶのはずるい。不可抗力じゃん!

違和感が確信に変わるまでが長いので、早めにネタバレしてそこからの心理戦とかに
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マトリックス(1999年製作の映画)

3.2

テネットとコラボした逃走中にジョジョのサブリミナルを混ぜ込んだ映画。
ラスト主人公が復活するシーンは白雪姫のオマージュですか?(?)

SFアクションミステリーファンタジーラブサスペンスバトル。ジャン
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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

4.0

ゾンビ×愛の密室会話劇。キャッチコピーは 「愛は 蘇るか?」
夫役の俳優のルックスがどタイプ。作中の役柄の性格もめちゃくちゃ好み。こんな夫が欲しい。

2018年の作品だけど、未知のウイルスが蔓延して
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魔女がいっぱい(2020年製作の映画)

3.3

アンハサウェイがあまりにも可愛いので、邪悪な魔女というよりプラダを着た悪魔のようだった。ミアワシコウスカだったら恐ろしい魔女になりそう。

日本人はハピエン厨なので、もし邦画だったらこの映画のラストに
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

遺伝子操作により優良な人間がほとんどを占める近未来。私は倫理学を学んでいるのに軽い優生思想を持ったモンスター予備軍なので、この世界は紛れもなくユートピアに思えた。

シナリオだけみれば、不適正の主人公
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.8

カーチェイスの迫力がいい!!!🚗
最初は人の顔色を伺ってオドオドしていた主人公が終盤に向けつけ上がっていくのがリアル。

主人公の、俺は学歴こそないが頭はいいんだ!アピールのくどさに、昔うっかり学歴コ
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イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.4

女性の"母性"的な部分を盲信しているのか、闇を抱えた男性の精神介護をするようなシーンが多く、監督は母性に全幅の信頼を置いているんだなと思った。

またマジョリティを差別主義者と決めつけ露悪的に描写して
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.2

我々の日常は他人に理性と善意がある前提で成り立っている

メランコリック(2018年製作の映画)

3.4

東大生への偏見がすごい作品。だが実際に東大男子の2割くらいは本当にあんなかんじである。(たぶん)

理解ある彼女ちゃんの存在が現実離れしていて、ぼくのかんがえたさいきょうのかのじょ!感が強かった。
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人狼ゲーム ビーストサイド(2014年製作の映画)

3.0

土屋太鳳の演技がめちゃくちゃ上手い!清楚系のイメージしかなかったけど、人狼引いたイライラしてる女子高生の役ぴったりだった。学生演劇みたいな雰囲気がいい。

ジャッリカットゥ 牛の怒り(2019年製作の映画)

2.8

ワクチン2回目を接種した後に観たが、明日高熱が出たらこの映画の夢を見そうだなと思った。

後半30分は⭐️5、前半は⭐️2。眠い。音楽が謎。映像は綺麗。

終盤の怒涛の牛との追いかけっこ、人間同士の牛
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トモダチゲーム 劇場版FINAL(2017年製作の映画)

3.2

今まで「吉沢亮そんなにかっこいいかァ〜?」とスカしていてすみませんでした。キチガイサイコパス役の吉沢亮には目を見張るものがありました。

女の髪を掴んで「ギャハハ‼︎こいつは俺んモンだぜ〜ww」と瞳孔
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

2.9

途中で出てくる慶應の女が慶應の女の典型ですごい既視感だった。
世の堕胎するカップルはなんで妊娠してから困るのか?今すぐ子どもが欲しいわけじゃないなら、そもそもなぜ避妊をしないのか全くわからない

出産
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トモダチゲーム 劇場版(2017年製作の映画)

2.8

キャスティング、棒読み演技、金をかけたデスゲーム、いかにもなキャラ造形、全てが邦画らしくて逆に良い。B級以下だが漫画や新聞を読みながら観ても理解できる。あっという間に終わる。

ジェラルドのゲーム(2017年製作の映画)

2.7

「女はヤるだけのバカな生命装置だ」
「男はペニスに呪われてるのね」

なんじゃこりゃ胸糞ムービー。実父からの性虐待を受けた主人公が同じようなモラハラ男と結婚して、色々あって極限状態で幻覚と会話しなんと
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.1

ジョジョの吉良吉影みたいな怪異と不幸の手紙形式で鬼ごっこさせられる話。
怖すぎて明け方に目が覚めた。グロくない、突然出てきたり音でびっくりさせるわけでもない、恐ろしい形相のクリーチャーも出てこない、し
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.8

グロなし霊なし殺人なし、明るく朗らかなサイコホラー。ホラーの自覚もなし。こういう平和な狂気、やってることは違えど根本的な部分が日本のムラ社会に類似しているような

「見る」行為は対象を客体化する暴力性
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.6

巨匠トラン・アン・ユンの描くベトナムのサイゴン。ラマンで観たサイゴンも、その湿気とフランスの風が画面から伝わってくるようだった。身勝手な男と選択肢のない女の諦念がただ淡々と流れ、そこにこれといった思想>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.3

映画における被害妄想は大抵現実になるの巻。君のような勘のいいガキは嫌いだよ。

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.0

パンズラビリンスでトラウマクリーチャーを手がけたギレルモ監督と聞いて期待しすぎてしまい、例の赤い部屋の女が出てきた時拍子抜した。なんなら冒頭で煽ったチンピラがガンギレして追いかけてくるシーンが1番怖か>>続きを読む

後妻業の女(2016年製作の映画)

3.1

登場する女がことごとく馬鹿で男はもれなくクズ(というか反社)だったため観ていてげんなりして、育ちの良い人とだけ関わって生きていたいと思ってしまった。

大竹しのぶの詐欺師役が上手すぎたせいで大竹しのぶ
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返校 言葉が消えた日(2019年製作の映画)

3.3

良作同人ホラーゲーム。お化け屋敷ぽい雰囲気が特徴的。思ったより数倍怖かった!😭
何も起きていない時に限って恐ろしい割に、いかにもな怪物が出てくるとなぜか安心した。音で不安を煽る部分が大きいので2周目観
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

2.5

全てに共感できなかったが他人の思考として論理で理解することはできた。葉子ちゃんの雰囲気が完全に丸の内の般職OL。結末は結構好き

以下わからんポイント
・男のために仕事をほったらかす
・いい歳して他人
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さくらん(2007年製作の映画)

3.0

なんで邦画の濡れ場って胃もたれするんだろう?途中で飛ばした。欧米のそれは芸術として昇華しててある種の美しさすら感じるんだけど…と思ったが、万引き家族とかはむしろその生々しさを上手く作品に落とし込んでた>>続きを読む