Sonさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

台風クラブ(1985年製作の映画)

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台風が近づいてくる高揚感とか放課後の教室の異世界感とかがまさに漂流教室たまんない
狂気は祝祭、不安定は安定、おかえりはただいま
思春期の副作用が今でもどこかしらに腫瘍としてひっそり存在してるんだとこの
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銀座カンカン娘(1949年製作の映画)

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つれないこの世に未練はない
だけども死にたくない
笠置シズ子って一度見たら忘れられないと思いながら、案外長い間覚えられない顔

男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

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東京物語見た後の笠智衆さん
静の小津安二郎と動の山田洋次の両極端の監督でも活きる俳優
噛めば噛むほど味が出るスルメの様
おーい!お前たちは貧しいぞ!

新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

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ここ最近男はつらいよシリーズ見漁ってるお陰で70年代に活躍した女優さん達に寅と同じように毎度毎度恋してる自分
単純に朝と夜で食べたいものも違うし、昨日好きだったものが今日も好きだとは限らない
結局はみ
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

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血の繋がりがなくったって想う心さえあれば、帰る家もあり。江戸川にうなぎも泳ぐ。
か〜ちゃ〜ん!

男はつらいよ(1969年製作の映画)

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幼い頃父が笑ったり泣いたり、色んな顔が唯一見れたのはテレビでこの映画を見てる時だけだった気がする
今では私が手を叩いて笑ったり、声を上げて泣いたり
信州、信濃の新蕎麦よりも、あたしゃあなたの側がよい

ナイスの森 The First Contact(2004年製作の映画)

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ヨクワカンナイヨボク
世の中にはdvd化して欲しい作品だらけなのに、そんなのお構いなしのナイスの森の住人たち
あと庵野が全力でホームルーム受けてた
サントラがこっそり宿ってて、昔のbsフジっぽくてスキ
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J・MOVIE・WARS TOKYO BLOOD(1993年製作の映画)

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進化の歴史を終えた生きた化石
一つの石から広がるお話の世界
今はもう自分ではわかりません

机上の空論 ARMCHAIR THEORY(2003年製作の映画)

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机上の空論も、永遠に刺さらない矢も最後の姿は必ずある
舞台挨拶で初めて役名があったこと知った

小さいおうち(2013年製作の映画)

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意図的なのか分からないけど、数少ない出演の室井滋の映り方がステキ
ある赤い瓦屋根のおうちで起きた不思議な未解決ミステリー
時子が正治に会いに行こうとしてタキちゃんが動揺した場面、手持ちのカメラになって
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にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

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神様との出会い
色情の罪
3万円の処女復活インキ
好きなんだから仕様が無い
水に溺れた昆虫の様にジタバタ這いずり回り、案外長らく生きながらえて、仕様がない事に命を削る女達

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

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学生の頃、旧約聖書の講義でヨブ記の解釈と出逢えた事、私は嬉しかった。安心してこの世の不合理を認めて迷えるような気がしたし、心理はこの世で答えが出るような物でなくて、かたもつかず、答えも出ず、評価もされ>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

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阿佐ヶ谷のたばこ屋のおじさん、思い出す
7年って
小学生が中学生になって、大学生は上司になって、オリンピックは二度目を迎えようとして
安いジュースでも飲みながら薄い座布団腰掛けて観ましょ
音楽にはずっ
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星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年製作の映画)

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人は絶対叶うとは言ってくれないけど、目指すことに意味がないとは絶対言わないから

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

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Disney+のクソでかい字幕にも負けないローリン・ヒルの圧倒的ヒロイン
そしてエンドロールまでhappy

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

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今週は愛すべき修道士ウィーク
エンドロールのローマ法王とマリアのmemeが見どころ

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

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人生には愛すべきもので溢れてる
こんなに素敵なことが沢山あるんだから、全てをまとめて嫌いになることはない
それに好きなもののことを考えると何だか心が軽くなってくる

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

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11月の日差しを眩しいと言って日傘を差してフラフラ歩く知多さん
すずさんと晴美ちゃんがそこら中に植えた小松菜の種
リンさんがくれたテルちゃんの艶紅
路地裏で隠れて泣いた径子さん
だれでもこの世界で居場
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

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「言葉は言葉を呼んで、翼を持ってこの900番教室を飛び回っています。」
言葉を持って言葉で闘う姿は人間にできる唯一の甘美。
何かを表現する度に右だの左だのと分別したがる人。個人としての嗜好が投影された
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

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ホットパンツが似合う女性、エンストと縁のある男性、記憶力のない少年
三人の孤独との付き合い方には甘えたところがまるで無いのに、自分たちが生きる場所を確かに信頼していて、間違った愛着が無い。
無頓着だけ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

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モノクロでも伝わる目が染みるほどの煙たさ
一つの物語でちょうど煙草が2本吸えるな、なんて考えながらソフトパックへの憧れが芽生えた
燃え殻が散らばったテーブルに溢れたコーヒーを拭く時にはテーブル備え付き
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麦秋(1951年製作の映画)

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代わり映えない日本人の生活を切り抜いたみたいな映画
大船に松竹の撮影現場があったことも、セットの箪笥には小津監督の私物の着物や肌着が収納されていたことも知る由もなく
いつの時代も茶の間から物語が生まれ
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川の底からこんにちは(2009年製作の映画)

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あたしゃどんな家族作るのか、しら
木村水産の社歌だけでも聴く価値はあると思ふ

カケラ(2009年製作の映画)

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会ってセックスしてホント会ってセックスするだけ

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

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ラスト30分が嵐の様に過ぎ去った
オスカーでのホリーハンターのスピーチがフィクション過ぎて夢と現実の境目が分からなくなった