noyoonaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ひろしま(1953年製作の映画)

3.8

「国家の威信」とやらが
どれだけ大事なのか?
犠牲とは、生易しいものではないこと。
そのつづきを生きてるって
いうのに、今も。

天使の影(1976年製作の映画)

3.8

生け贄になるしか
生きる未知はないっていうのか。
猫にあんなことしたから、
おなじように息絶えた。
シフォンシフォンて
外へ出たら蝉が鳴いてた。
自分以外とは話していないような
会話がつづいてゆく感覚
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にっぽん・ぱらだいす(1964年製作の映画)

3.0

蛍の光、こわい。
菩薩様って言って、身体買ってく
意味がわからん。
男の故郷って、
とてつもなく嫌いな感覚にこそ
蛍の光。
明るく逞しい女は、そう、
ならざる得なかっただけ。
なんたって
菩薩様らしい
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愛のコリーダ(1976年製作の映画)

3.8

命の吸いつき愛だ。
身悶える音に忠実だ。
可愛いんだろうな、なにもかもが。
「いいよ」って。尽きない。

楽園の瑕 終極版(2008年製作の映画)

3.8

しかし、凄い風。
籠なんて役に立たないくらい
砂埃に見失ってしまうものだけど
今朝も鳥のこえは聴こえていました。
冗談のようなお酒のせいで
なんて云っているのかは
たとえもう、わからなくても。
誠実っ
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斬る(1962年製作の映画)

3.8

三隅監督×市川雷蔵
作品ハズレなし。
雷蔵さんは、怒りを
寂しそうに斬ってゆくね。
言葉の表情のうつくしさを
ひとが持っていたことを
憧れのように思いだすのだ。
ひたむきな女性の色艶といったら、もお!

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.5

詩が白く積もっている景色
ひとつづつ
声にしてゆく再会
まちがってないから、
チンして、あっためる。

美しさと哀しみと(1965年製作の映画)

3.5

元がロリコン小説家のおっさんの
気持ち悪さで、吐き気する。
つまらないお話しにも
加賀まりこは凶暴に可愛く
八千草さんは丁寧に美しい。
メタルチックな一途に宿るのだ、花。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

死というものと
いちばん向き合った
生々しい
鏡のような物語に想えた。
それなら、ば。

ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.5

あゝ、つまみがいっぱいあるって
うつくして
かわいい。
それからTシャツの主張が
すきだ!

VIDEOPHOBIA(2019年製作の映画)

3.0

地下に棲む不穏を覗くと
わたしかもしれない
あなたかもしれない
そんな世界が平行してる。
気取らなくていい
顔で、笑ってほしい。

いますぐ抱きしめたい(1988年製作の映画)

3.8

この映画、めちゃめちゃ格好良。
めちゃくちゃ好きです。
SF色感炸裂たまらん。
屋上の色、最高。
のっぺりした質感は温度です。

アンディ・ラウは
高倉健のような仁義で
マーヴェリック(トップガン)だ
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れいこいるか(2019年製作の映画)

3.0

酒いるか?
お酒の匂いがしょっちゅうする。
どうしようもない
そらのした。
うみ、れいこいるか?

ラヴソング(1996年製作の映画)

3.8

背中のテレサテンに
羽根が生えて
ここまで来たんだな、
きっとな。
ふたりとも
たまらん笑顔なので
ぜんぶゆるす。
しあわせにする。
物語は、こうでなくっちゃな。

アトムの足音が聞こえる(2010年製作の映画)

4.0

つくりかた
創る環境に執着しない
大野さんは、
宇宙の音はそこから生まれてくる
ことを、最初から知ってたように自由。
おしつけがましくない
未来の音を掴んで、聴かせてくれたんだ。
凄いなぁ!

狂熱の季節(1960年製作の映画)

3.0

レコードみたく
くるくる回っている
主人公。
夜が似合わない
太陽を背負ってる匂い。

赤い殺意(1964年製作の映画)

3.5

どのひとも
いやである。
しあわせなんかに
なろうとなんて
していないんだから、
だれひとり。
くるしむまぼろしのなかに
わらえる場面がそれぞれの現実。
貞子は賢く、
なんてファンタジーなひとだ!

愛の渇き(1967年製作の映画)

3.8

爪痕残す手
火傷の痕
愛が凄い。
底無しのひと。
酷く可愛い。

ナイルの娘(1987年製作の映画)

3.0

煙草の本数だけ
やりきれない若者。
それにしても
薄っすらした夜。
ネオンだけ
ずっと覚えてるんだろうな。

恋とボルバキア(2017年製作の映画)

3.3

だれもしらないような
とてつもなくつよい
愛のかたちというものを
さがしたり
はぐくんだり、してるだけだ。
なんら、かわりなく。

A2(2001年製作の映画)

4.0

あんなに地域住民と信者が
コミュニケーションをとり、
尊重し合おうとする場面を初めて観た。
どこもかしこも争う荒い言葉のやりとり
の中で、組織より個として認め合い、
その時間の流れの尊さを感じた。
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「A」(1998年製作の映画)

3.8

悪循環。
世の中の悪循環。
くちゃくちゃガム?飴?食べながら
話す報道人と
女性だと存分に威圧的になる男と
こどもみたいな口論と卑怯な
やり方を平気でする警察。
重大な事件の悪質さを直視できない信者。
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プリンセス・ダイアナ(2022年製作の映画)

3.8

いやなんです
あなたがいつてしまうのが。
いやなんです。
と、そのことばばかり
浮かんできてしまいました。
おおきなながれの真ん中で、
欲しいものが
わかりきってるより、
うつくしいじゃねーか。

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.0

まず…
こんなにこまめに灯りを消すの、
見習わなければならない。
電気がついている場所以外は
まるでもう、なかったように消えてく。
こんなに緊張感のある毎日は
次へ向かう足音だけに、
安心してるように
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