Soさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

マクロに拡がる実数世界が自分以外の全時空だとするなら、自分の意識の先にあるのがミクロに拡がる空想世界。それはすなわち夢世界であり、虚数に満ちた力学反面世界。

その二つは「意識」という“物質と非物質の
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ラスト・サンライズ(2019年製作の映画)

2.2

なかなか強気なスコアに惹かれて鑑賞しました。
結果は、、、そのスコアには到底及ばず申し訳ない😅

まずSFは土台となるリアリティーが必要。その科学的な論拠と現実的な可能性の中で、観客をめくるめくファン
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.8

2020年現在を30年前に予言する黙示録!
東京オリンピックを控える2019年が舞台というだけでゾッとする。そして破壊される国立競技場。「もう始まっている」

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

ズルいよぉ。こんなん泣くしかないだよぉ😭
ただただピュアな作品。心が洗われまふ。

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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

4.1

カッコよすぎや、惚れてまうやろ冴羽獠!
小学生時代、タイムリーに見ていたあの頃から色褪せないこのカッコよさはもう殿堂入り。
シティーハンターにしか出せないこの魅力は、当時大好きで仕方なかった女の子への
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.9

対立構造がはっきりしていて、観る側の負担がほぼゼロ。スカッと楽しめてハラハラなサスペンスにドキドキして、クールな男たちのヒーローイズムに胸熱になれる、これぞエンタメ!な映画です。
今まさに“ステイホー
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

3.4

非常に独特な世界観でアーティスティックに作られたSF映画でした。
大まかなストーリー筋は単純なので、それに即して観ていけば雑な理解としては話を追えますが、この映画で表現したいものが非常に観念的なので、
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

非常によかったです!

ゲーム世界で体験される出来事はただの空想夢想の非現実などではなく、ある種の科学的真理すら内包していると感じさせるような読後感でした。(真面目に言ってます!)

「ドラゴンクエス
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.9

あの日、あの数日の間に、どれほどの事が起き、どれほどの人が事態の凄まじさに直面したのか。

起因は自然災害であっても、原因は人災である原発事故。人間の力はかくも非力なのだ。

映画は限りなく事実を基に
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音楽(2019年製作の映画)

3.5

音楽のアンサンブルの、その気持ち良さを一度でも味わってしまうと、辞めたくても辞められないのが音楽の「中毒性」。
そう、この映画は音楽というやっべー「クスリ」に手を出して「ヤク中」になった研二(他たくさ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.6

なんてものを観せられたんだろう。
圧巻、なんて言葉じゃ軽すぎます。
アンビリーバボーなノーカットの超絶長回しは神業の域。ほんとにどうやって撮り切ったのでしょうか。さすがに「全編ノーカット」というわけで
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.9

舞台は人類の根源的な欲望である不老不死を叶えた近未来世界。遺伝子操作によってあらゆる人間が「無条件に生きられる」のは25歳までとなり、そこから先は1年の猶予だけが与えられ、無情にもスタートする死へのカ>>続きを読む

尾崎豊を探して(2019年製作の映画)

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映像だけについて表面的に言えば、ほぼミュージッククリップです。
一本の本人独白映像を軸に、ライブビデオによる往年の名曲(選曲、その順も素晴らしい)が押し寄せるように流れます。
またその歌をバッサバッサ
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

4.0

血統や出自で人生の大半が決まるインド社会の中、その最下層スラム街で暮らしていた一人の男ムラドが音楽との出会いによって夢を叶えるサクセスストーリー。久々にズシンと胸に来る厚みを感じられた映画でした。2時>>続きを読む

バイス(2018年製作の映画)

3.9

ブッシュ政権下で絶大な権力を振るったチェイニー副大統領の、知られざる姿に迫った映画です。

今となって振り返るに、あのイラク戦争とは一体何だったのだろう。アルカイダ、ビンラディン、イラク、フセイン政権
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