チバレリアンさんの映画レビュー・感想・評価

チバレリアン

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第七の封印(1956年製作の映画)

4.0

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映画を通じて、"「死」との対話"すらも具現化できる!超現実的な存在感を、実在感と恐怖感を持って描きだす演出のセンスが最高。ラストのみんなで並んで躍りながら歩いていくところが一番怖い。ロードムービー的な>>続きを読む

サブマリン(2010年製作の映画)

3.0

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ナイーブ男子の独白モノはなんとなく既視感。冒頭から、主役カップル二人ともいじめっこの側かい!と突っ込み。でも、キャスティングの魅力で見ていられた。

ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

2.0

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ディエゴ・ルナの繊細さと出演している大物監督の存在感は良かったけど、物語は…雰囲気重視な感じ。うーん。

摩天楼を夢みて(1992年製作の映画)

3.7

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組織の歯車として、苛烈なノルマを押し付けられる不動産業の男たち。悲哀と皮肉が滲む物語はなかなか辛いものがある(褒め)。特についに真の連帯が生まれかけるも、時すでに…なラストが容赦ない。

ブラックハット(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハッカーによる金融市場をターゲットにしたサイバー犯罪を合同で操作するFBIと中国政府が、元天才ハッカーで現在服役中のニコラス(クリス・ヘムズワース)に助けを求める。
基本的にドラマは非常に平坦だし、サ
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バタリアン リターンズ(1993年製作の映画)

3.7

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カート(J・トレヴァー・エドモンド)は事故で亡くなった恋人ジュリー(メリンダ・クラーク)を蘇らせるため、軍人である父(ケント・マッコード)の研究施設へ忍び込み、死者を蘇らせるガスを使用する。ジュリーは>>続きを読む

汚名(1946年製作の映画)

3.5

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ナチスのスパイを父に持つアリシア(イングリッド・バーグマン)はFBIのデブリン(ケーリー・グラント)に勧誘され、ブラジルでナチスの残党に接近する任務につくことになる。デブリンと恋愛関係になるアリシアだ>>続きを読む

ツイスター(1996年製作の映画)

3.8

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アン・マリー・マーティンが脚本に関わっているからか、女性主人公ジョー(ヘレン・ハント)のキャラがとても良い。君は家庭のことを考えてない、と夫から言われる女性キャラは珍しい気がする。時勢が現在になってか>>続きを読む

光る眼(1995年製作の映画)

2.7

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謎の集団失神が発生した町で、女性たちが同時に妊娠し、生まれた子供たちは超能力が備わっていた…というホラー。知らない間に妊娠していた、というのが何とも気持ち悪い物語の発端だ。子供たちは目が光ると人を操る>>続きを読む

聖なる証(2022年製作の映画)

3.7

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監督セバスティアン・レリオは、トランスジェンダーを描いた『ナチュラルウーマン』や、レズビアンのカップルを描いた『ロニートとエスティ』などの女性映画を手掛けてきた人物だが、本作も終盤にかけフローレンス・>>続きを読む

ビルとテッドの地獄旅行(1991年製作の映画)

3.5

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めちゃくちゃオフビートでとぼけたギャグの連続。キャラは本作から登場の死神を筆頭に魅力的だし、ゲーム勝負とかビルとテッドが他人の体を乗っ取る場面とか地獄の表現は面白いけど、宇宙人?の天才科学者ステーショ>>続きを読む

娼婦ケティ(1976年製作の映画)

3.7

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たくましくサバイブしていく女性像がいこにもポール・ヴァーホーヴェンという感じで、パワフルな映画だった。主人公が置かれた環境の過酷さが半端じゃない。家が浸水して弟の犬が溺死したり、溶剤を手を浸して工場で>>続きを読む

ダブル・ジョパディー(1999年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

借金にまみれた夫(ブルース・グリーンウッド)は保険金目当てで死を偽装。妻リビーは殺人罪に問われ、子供とも離れ離れになってしまう。夫が生きていること、そして「二重処罰の禁止」を知ったリビーは、刑務所を仮>>続きを読む

ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

2.5

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アンジェリーナ・ジョリーが初々しい魅力を放っていて目を引かれる。全身麻痺の主人公を演じたデンゼル・ワシントンもさすが貫禄の演技で、クライマックスの必死の抵抗も面白いかった。
話としては、いくら才能があ
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エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ビカビカアゲアゲなオープニングに対して、本編はダウナーなムード。何しろ本編の8割が"幽霊の主観映像"という前代未聞の作品。CGなどが複雑に組み合わされているんだろうけど、俯瞰のロングショットはどうやっ>>続きを読む

狼男アメリカン(1981年製作の映画)

3.0

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狼男へのトランスフォームシーンは当然面白いが、狼男に殺された者たちの幽霊がつきまとってくるという設定が独特で面白い。幽霊なのに肉体が朽ちていくところが、生と死の間をさまよってる感があっていい。生と死の>>続きを読む

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

1.2

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ド派手なカーチェイスから始まる序盤は、展開のスピード感もあって引き込まれた。ただ、シュガー(マリリン・モンロー)が登場して以降のラブコメ調の中盤~終盤はきつい。かわいい外見に惹かれた男が、ひたすら嘘を>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.8

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たまたま乗り合わせた男ブルーノ(ロバート・ウォーカー)から交換殺人を持ちかけられたテニス選手のガイ(ファーリー・グレンジャー)。同意はしなかったものの、ブルーノは先に殺人を実行してしまい、ガイにも殺人>>続きを読む

D-TOX(2002年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

序盤で主人公スタローンの恋人(ディナ・メイヤーだったんだ!)が惨殺されるというショッキングな展開で始まる。スタローンの悲壮な演技も相まってかなりつらい展開。
ここから犯人を追い詰めるサスペンスになるの
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コピーキャット(1995年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

犯罪学者のシガニー・ウィーバーと刑事のホリー・ハンターの存在感と演技は素晴らしいし、恋愛要素が入らず、お互いが過去のトラウマを乗り越えるドラマが中心になっているのも良いと思った。ただ、捜査の過程では、>>続きを読む

マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

MCUトップクラスの大傑作…というわけではないが、キャラクターの魅力と程よいユーモアがあり、ちょうど良いというかさっぱりした面白さがある。他のMCU作品との関連が比較的薄く、一本の作品としての独立性が>>続きを読む

目撃(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

イーストウッド演じる天才的な泥棒が、大統領が関わる殺人現場を偶然目撃してしまう…。
ダメな父親とその子供、というとてもイーストウッド的モチーフの作品。最初は事件に関わらないようにしていた主人公は、段階
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コップランド(1997年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

警官たちの町"コップランド"で起きた汚職事件に、保安官のシルベスター・スタローンが一人立ち向かうサスペンス。名だたるイケオジ俳優たちによる演技合戦が見物。特に、義理と正義感の間で板挟みになる主人公を演>>続きを読む

ビヨンド(1980年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公が相続した血塗られたホテルの呪いが解き放たれるホラー。冒頭から一線を越えたゴア描写が畳み掛けられる。蜘蛛が人の顔面を食いちぎる描写など、他では見たことがなく凄まじかった。そうした残酷描写と不気味>>続きを読む

人生の特等席(2012年製作の映画)

2.3

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脚本にかなり難があるように思う。中心にあるのは父と娘の和解だが、中盤を過ぎても話に大きな展開が起こらず、物語が熱を帯びてこない。終盤になって、ガス(クリント・イーストウッド)が幼い娘と別れた理由が後付>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

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物語は「両親の疾走の謎」「ハリー・オズボーンとの友情と葛藤」「グウェンとの恋愛」の3本柱で進むが、これらに共通するのは「避けられない運命」についての物語であることだ。
ピーターを噛んだクモは彼の父親が
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

4.0

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主人公ピーター・パーカーが「ヒーロー」となることで自己肯定感を獲得するまでの物語として面白かった。
本作のピーターは他のシリーズとの違いとして友達らしき人が出てこないにも関わらず(2作目でハリーとはか
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東京物語(1953年製作の映画)

4.7

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予備知識ほとんどなしで見たら、想像以上に残酷な映画で驚いた。親と子の関係をここまで身もふたもなく描いているのが凄い。また、カメラワークも独特で、低い位置から引いたカメラで俯瞰的に撮ったショットと、それ>>続きを読む

パニック・フライト(2005年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

飛行機で隣の席になった男は実はテロリストであり、父親の命と引き換えに一本の電話を要求してきた…。
タイトルやパッケージを見ると、航空パニックもののように見えるが、前半は基本的に飛行機の席に座ったままの
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ロープ(1948年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

犯行シーンを冒頭で見せたうえで、死体を隠した場所で行われるパーティーを長回しの連続で描いていくサスペンス。まさに真実がばれるかばれないかの”宙吊り”状態を楽しめる。
映画自体は90分に満たない作品だが
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