ソイレントグリーン2022さんの映画レビュー・感想・評価

ソイレントグリーン2022

ソイレントグリーン2022

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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.7

「人生は残酷だ」

このセリフがビル(マット・デイモン)の口から何度か出てきた。

エンドロールを眺めながら、ビルと娘のアリソンは、あれからどうやって この後の人生を歩んでゆくのか‥‥ 思いを馳せてい
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皮膚を売った男(2020年製作の映画)

3.9

面白いタイトルなのでずっと気になってた作品でした。ようやく鑑賞しました。見て良かったです。

7カ国合作!

主役の男性に対しては、最初は何が嫌かは はっきり分からないのですが 好きになれませんでした
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

アキ・カウリスマキ監督作品を少しずつ見ていってます。今回は この「浮き雲」(原題もそのまま)を鑑賞しました。

ある夫婦がそれぞれに職を失い、悪徳業者などから酷い仕打ちを受けながらも 、夫と妻で支え合
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

劇場で見逃した映画。いつの間にか配信されていたのでさっそく鑑賞。

安心安定のエンターテイメントで、理屈こねるより、とにかく映像に身をまかせて楽しむ作品。

とは言いながら、野暮な事を言わせて頂きます
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.0

あー面白かった!

とても有名な映画ですが、見るの初めて。

えっ白黒なの?というレベルで(ポスターがカラーだったのでてっきり カラーだと思い込んでいました)まったくどんな内容か知らずに 鑑賞。

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ドラキュラZERO(2014年製作の映画)

4.2

私としては、この映画に対する世間様の評価値よりも もっと高得点を差し上げたいです。

冒頭の入りから ダークな雰囲気に魅了されました。チープなつくりでは無かったのが良い!

ヴラドの覚醒時がかっこいい
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定められし運命(2012年製作の映画)

3.6

第二次世界大戦中、ナチスの国策で一方的にドイツに併合させられたフランス・アルザス地方の人々。

ある日を境に
“はいっ 今日から貴方達はドイツ人”と
言われて施設に送られた若い女性たち。

邦題のよう
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.8

私へのオススメで出てきたので、“はて どんなもんかいな”と見てみました。

ホラー映画やそれに準ずる映画を見る目的は、私自身 自分が怖がりたいが為に見ます。

その点では、予想以上に満足度の高い作品で
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

プロレスの事はよく分かりません。が 家族や親子の問題、絆を描く映画として 悪く無かったと思います。

時間が足りなくて、だいぶ端折ったのではないでしょうか、、、一本の映画に纏めるには 注ぎ込みたいエピ
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

4.0

オススメされたのと、伊東さんの演技が良いと聞いたので鑑賞しました。

前情報入れずに見ました。

ディストピアを描いた一種のディザスターもの、SFティスト、よく分かりません。

夢と現実が交互にあらわ
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

3.0

オリジナル作品を見たかったのですが、残念ながらあたわず、仕方なくリメイク版を鑑賞。

途中、ホラーサスペンスの色合いが強くなりましたが、最後は 人としての正しい在り方、倫理観を問う終わり方でした。
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読書する女(1988年製作の映画)

3.8

映画の作りが幾つものいわゆる“入れ子構造”になってて面白かったです。

視点がコンスタンスとマリーで切り替わったりするのがユニーク。

なんと言ってもコンスタンス=マリーのキャラクターが魅力的で素敵で
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.7

カウリスマキ監督の作品を幾つか見て、今回はこの映画を見る事になりました。特に順番等は考えませんでした。テキトーな選択です。

個人の感情を排して、淡々と、機械的に物事が進む。

どんどん闇に堕ちてゆく
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

4.3

前置きが長くなって申し訳ないのですが、

オーメンの前日譚が公開されたと知って、そう言えば オーメンって懐かしいなぁ 又 見てみようかなっという事で 先日 又 見ました「オーメン」を。

この「オーメ
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クロニクル(2012年製作の映画)

3.6

アメリカの高校生 アンドリュー、マット、スティーブの3人が とある洞窟 穴ぼこみたいな所へ入って得体の知れない物体から超能力を知らぬ間に授かり‥‥って言う内容でした。

自分達の能力を自覚した頃の雰囲
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

2.8

私個人の感想を忖度抜きで申しますと「オモロナイ」の一言です。

前作「アフターライフ」が良すぎた。

フィービー(マッケンナ・グレイス)がとっても可愛いのと受付嬢のアニー・ポッツが良かった。

ダン・
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.8

アメリカ同時多発テロ 2001年9月11日
オサマ・ビン・ラディン 死亡 2011年5月2日

オサマ・ビン・ラディン殺害に至るCIAによる10年間の捜索と、特殊部隊によるその作戦の実行を描いた映画。
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.5

見終わった後 ぐたっと疲れ切ってしまう映画でした。

フィルマークスの梗概だけ読んで なんか面白そうだなっと思って さっそく鑑賞。

期待を裏切られる事なく順調な滑り出しだったのですが、、、、、

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散歩する惑星(2000年製作の映画)

3.7

ロイ・アンダーソン監督「ホモ・サピエンスの涙」 を以前に観て、殆ど理解出来なかったけれど、強烈な印象が残りました。

この「散歩する惑星」も「ホモ・サピエンスの涙」と似たような感想を抱きました。

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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

4.0

自分の心臓🫀を先のとがった錐でぐいっ ぐいっと突き刺される気がしました。

痛い 痛い

二人(クララとアレックス)がクロスするシーンは ドキドキ💓でございました。

見捨てられた女性の喪失感を見せつ
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宮松と山下(2022年製作の映画)

3.7

何とも言い難い不思議な映画でした。

面白かったし オツムの片隅に残りそうな内容だった。

この「宮松と山下」は、ちょくちょくタイムラインで見かけていたので、気になっていました。

「宮松」が香川照之
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エリザベス∞エクスペリメント(2018年製作の映画)

2.9

評価値がそこそこなので、あんまり期待はしていませんでした。

冒頭からB級感漂っているのは役者さんの影響かなぁ。

人里離れた豪邸の雰囲気とかストーリーの中盤ぐらいまでは 結構面白かったです。

ただ
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.4

「オッペンハイマー」を見た後に 周辺の事をGoogleやYouTubeで調べていて この映画を見つけました。

アインシュタインの実際のモノクロ映像とカラーでの再現ドラマを組み合わせたドキュメンタリー
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

中身の濃い180分でした。ネタバレを回避して少し予習して鑑賞しました。

モノクロとカラーの時制、オッペンハイマーの聴聞会とストローズの公聴会の時制などを整理しないと 混乱を招きます。

時系列の切替
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.5

贔屓にしているウェス・アンダーソン監督作品なのですが、劇場公開時にあんまり評判良くなかったのでパス。

今回 鑑賞したのですが、うーん 面白くなかったです。

ウェス・アンダーソン監督、凝りすぎ!こだ
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.1

最近 急にこのアキ・カウリスマキ監督にハマってしまいまして、、、

「マッチ工場の少女」からこちらの作品に進みました。

相変わらずのセリフの少なさ。でもストーリーは十二分に分かります。

余りに唐突
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希望の灯り(2018年製作の映画)

3.6

色んな人々が集まる職場で じんわり進むヒューマンドラマ&恋愛模様。

皆さん 高齢の方が多かったし、旧東ドイツでの昔話など 哀愁が漂ってました。

巨大スーパーで深夜帯に働く人々、人生の「諦め」を心に
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

NHK BSプレミアム 録画して後日鑑賞

今回初めて。

私にとっては、野々宮希和子(永作博美)に尽きる映画。

映画を見ながら、亡くなった母親との思い出が込み上げてきて 泣けてきました。

希和子
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

4.1

とても良かった。

この映画はフィクションだそうです。

でも私は実話の話と自ら思い込ませ、のめり込みました。

あの有名な絵画作品の背景に、こんな深くてどろどろの修羅場が潜んでいたとは思いもよりませ
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.9

このカウリスマキ監督作品を見るのは「過去のない男」に続いて私にとって二つ目です。

何とも味のある特徴的な映画を創る監督さんです。

最低限のセリフで、淡々と通す。時間も1時間とちょっと。

わかりや
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.7

2回目。 NHK BSで放映されたので一応録画しておいた。

構造が分かっているので どうかなぁ〜って思っていましたが、いざ 見始めると2度目でも充分 楽しめました。

アイデア秀逸 サービス精神旺
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悪魔はいつもそこに(2020年製作の映画)

4.2

アーヴィン、生き延びろ!これからどんな事があっても生き続けるんだぁ!負の連鎖を断ち切れぇ〜

ラストシーンが終わって、始まったエンドロールを凝視しながら、私は こぶしを握りしめて願いました。

父ウィ
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心と体と(2017年製作の映画)

3.8

心を病む女性と体に障がい(片腕の麻痺)のある男性。同じ食肉処理場に勤める二人 なのですが、同じ日に同じ夢を見るのが続くって摩訶不思議な話‥‥‥

静かに淡々とストーリーは進んで行きます。じっくりと と
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

「秘密の森の、その向こう」を見て、私にとって とても気になる監督になったセリーヌ・シアマ。女性監督です。

期待を裏切られず、見事な内容でした。

ミステリアスな出だしで、冒頭から しっかり私の気持ち
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.7

アウシュビッツやメンゲレの事は知っていました。いや、知っているふりをしていただけという事がこの映画を見て判明しました。

ナチスと同時代を生きたドイツの人々がその当時を戦後十数年経て どのような感情を
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暗殺の森(1970年製作の映画)

3.8

ベルトリッチ監督の「暗殺の森」 だいぶ前に映画評論家・町山智浩さんの著書だか、ネットの記事だか忘れたけど、読んでとても気になった作品。いつか見てみようと思っていました。

いざ見始めて、最初のうちは
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