さとりさんの映画レビュー・感想・評価

さとり

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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

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それは確か小学校の時。朝の校長講話の時間に当時の校長先生が、その限られた時間で「銀河鉄道999」を上映してくれた記憶がうっすらあります。それが出会いです。

その後2021年明けたあたりで、地元の映画
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

物語の終わりを目にすることができる喜びと喪失感を、劇場いっぱいの観客とともに迎えることができた。みんなで劇中、固唾を飲んで彼らが幸せになること、報われることを願っている様子が、他の作品からは感じない事>>続きを読む

ホテルローヤル(2020年製作の映画)

3.5

予告は勢いがあって、音楽も素晴らしくめっちゃ面白そう!ってなって観に行きました。

美大へ行くはずの主人公が、美大には行けず、家業のホテル経営をすることになる。

芸術と堕落は違う。
私は堕落の中には
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フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

家族。切っても切り離せないことがわかりきっている、存在。
それなのに、今年は家族・親族に会えない事態になった。
私も漏れなく会いたい人に会えず、また私の母が1番それをくらっており、そのもどかしさを間近
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「忘れられない恋」だと予告で言っていましたが、このお話は終わってしまうイメージのある「恋」、に分類されるのではなく、終わらない彼らの話であって欲しいと切に願ってしまう。

きっと、このお話がこの世に存
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ある会で偶然ペアになった方にお勧めされた映画。
その方が休息をとっている期間に観て印象に残っていたのでお勧めしてくれた。
観終わったいま、オススメしてくれたことを本当に感謝しています。私の洋画の扉を開
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

生きていくのがつまらなくて苦しかったので、心を穏やかに鎮めたくてDVDを借りました。

人間が食物連鎖のトップになる前の、時代の話。
戦うべき相手が人間か、神か、森か。
戦うから呪いが起こってしまう。
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ホットロード(2014年製作の映画)

5.0

映画化をしてくれてありがとう。

眠れない夜がある。昼間寝過ぎたとかではなく、生きていく事に対して、もういいかなぁ。と思う日がどうしてもある。
そんな、やるせない夜にこの作品の予告に救いを求めていた時
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名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

4.5

オープニング、カーチェイスの勢いの良さ→メインテーマアレンジの切り込みの良さ!!!
ただものではない感じを初っ端から出して、ヒートアップできました!

世界のスパイに関する情報を盗み出した、黒の組織の
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.8

すいません、原作は未読なんですけども。。笑笑笑笑

配役の素晴らしいさよ!!
当時でも主役級の方々が出ていて、豪華だけれど、それでいい。よく実写化では、実写される人の年齢が高校生に見えなーい!と思わな
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.0

個人的な理由で泣きたい日にちょうどマーニーをやってくれたので、一緒に思いっきり泣きました。

アンナは序盤に、自身が体験したマーニーとの出会いが「夢」と言っている。実際、私たちが眠っている最中にみる夢
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

13歳、「コーヒーでいい?」と聞かれ、いや飲めない…。って思っても「はい。」と言うしかないシーンは、当時私も飲めないなぁ〜って思ってたことを思い出した。

永遠のプチ相棒、ラジオと共に
憧れの海を求め
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新聞記者(2019年製作の映画)

5.0

日本アカデミー賞を受賞したということで、DVDを借りた。
ちょうど、森友問題が再燃している今だからこそ、目を背けたくなるような物語がガッチリリンクして、このまま、なぁなぁな感じで世の中進んでいくのかな
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もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

4.5

知人からのおすすめで観賞。
予定していたバイトがコロナっちの影響で断られ、そのあともバイトを2つ落ち続けている、私は完全にもらとりあむ期間中です。

そんなタマ子と似たり寄ったりの生活を送ってて、もち
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DOCUMENTARY of AKB48 to be continued 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?(2010年製作の映画)

3.0

4月に欅坂のドキュメンタリー映画が公開されるにあたって、私が前好きだったAKB48のドキュメンタリー映画を見ようと思った。

偶然にもサブタイトルが「10年後、少女たちは今の自分に何を思うのか」
これ
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.0

原作の帯に、「ぼくと里伽子のプロローグ」とあって、なるほど!と観賞後に思った。だからあのラストなのか!

「海がきこえる」というタイトルの割に海が登場しない(映画では)のが謎だけれど、きっと主人公杜崎
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

共存について。
今、全世界でウイルスと共存できていない現状があるからこそ、ナウシカの世界での「虫との共存」を考えるきっかけとなった。これを見ずとも、「寄生獣」や「東京喰種」、「約束のネバーランド」を見
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.8

倉庫で「月光」を弾くシーンでは、彼方の人に問いかけるような眼差しの亜夜と、月の光を純粋に吸収できる塵。この2人の協奏は絵画のように美しい。

海のむこうの遠雷に向かって走る、4人のシーンは風により何に
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

事前情報としては家庭教師の話って思ってて、これの何がそんなにすごい話になるのかと思いつつ、鑑賞開始。

まず、パラサイトの「パ」がグルグル蚊取り線香みたいになってるのが気になる。。

前半は、やっぱり
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

5.0

調布の映画祭で、上映とあって喜んで観にいってきました。
何度観ても、空に浮かぶラピュタに対して憧れが覚めないこの作品を映画館で観られる日が来るとは……!!

飛行船の音、ゴリアテの音、ドーラ達が乗って
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

ワンカット…ワンカット。
期待大で観に行ってきた。

伝令を命じられて、行く道中。
前半は世界がまるで静寂に包まれるよう。敵がいないと半分信じて進む時、人間の五感があれほどまでに研ぎ澄まされるのかと感
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.8

笑った笑った。w
家で大爆笑しながら観た。

正直地方県民にはどうでもいいっちゃいい、(埼玉vs千葉)vs東京の話なんだけど、意外と、どこの地域でも地域外/地域内迫害とかありそうで「な、なぬ…!そっち
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者(2000年製作の映画)

4.5

まず、コナンくんの観察眼に脱帽する。パッと見で利き手を察知するあたり。すごい。普段の自分、劣ってんなって思えてくる笑

みなさんおっしゃる通り、伏線回収が見事。なかでも私は伏線アイテムとしてコーラが好
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「この世界の片隅に」というタイトルは、前作にも登場する「ありがとう、この世界の片隅に、うちを見つけてくれて」のところから取ったと思うから「この広い世界の片隅にいるすずさん」という認識だった。

今回、
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カツベン!(2019年製作の映画)

4.0

面白かった〜!
映画は娯楽と呼ばれている理由がわかった!活動弁士による説明を聞きに行きたくなる。娯楽として!難しいこと考えなくていい気分になれる。
「火の用心」→「火要鎮」と書かれていたりと、その時代
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

予告では、割ととんとん拍子で話が進んでいくイメージだった。で、最後に宮本からのメッセージとして「頑張れー!!!」が入ってくるのだろうと。それでも何故かFilmarksの星が4.1。しかも上映が2時間を>>続きを読む

ルパン三世 カリオストロの城(1979年製作の映画)

5.0

今年の目標「世界の名作を観る」はここから入ろうと思い、鑑賞。
宮﨑監督は、永遠に魅惑の音楽とともに文明について教えてくれる気がする。
しかし、その中にもきちんとルパンの女ったらし感と埼玉県警を忘れない
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

5.0

この作品の制作発表だかで存在を知り、BOOKOFFへ行き、でも売り場がわからなくて、店員さんにタイトルを少し気まずく言い、見つけ出してもらってその日の夜に多分一気読みをしたやつです。
それが映画化!!
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尾崎豊を探して(2019年製作の映画)

3.3

観て得れたものから。
冒頭に出てくる、少し高校生が残ったような顔をしている青年いた。あ、こういう顔の時があったんだ。と思った。可愛い顔立ちのときというか。私が知ってる尾崎豊は凛々しい顔しかないから。見
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アラジン(1992年製作の映画)

3.8

友達にずっとDVDを借りていて、(1年くらい…。)やっと、拝見しました。ずっと貸してくれてて本当にありがとう。
前に一回、ちょろっと見た時に砂の洞窟の鬼のような顔が怖くて、なんだか会いたくない顔で見る
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耳をすませば(1995年製作の映画)

5.0

小学校の合唱部で、好きな歌を歌えることになってその時に私は「カントリーロード」をリクエストした。小学校の時に買ってもらったジブリのCDからとって。
あの時、サビの意味しか(しかも浅めにしか)わからなか
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

4.5

医師として、仲間に出会って10年。医学生として6年。研修医時代を含めるともっと長く、医療の道を歩んできた(冴島さんは臨床歴が医師より長いのだろう)。

シリーズは3作続いた。3作続くだけ、彼らの関係性
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

「武装した男たちは、‘‘神は偉大なり’’と叫びながら銃を乱射しました。」
というニュース速報を、全世界にいる私たち傍観者は何度も耳にし、どんよりする。一方でこの伝え方は、神は偉大なりと言いながら銃を乱
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閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー(2019年製作の映画)

3.8

明けない夜はない
と、出回ってる言葉があるけど、本当に昼間が辛い日の夜は「この夜が明けて欲しくないなぁ」と思ったりする。明けて昼間を生活する事の恐怖がある。だから明けて欲しくない。
副題に「それぞれの
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.9

まるで、監督が幼少期に見てきた家族という光景を描いているよう。きっと監督はあの映画の中に出てくる子どもように、大人たちの会話を黙って、視線だけは動かして聞いているような孫として育ったのかな。おばあちゃ>>続きを読む