spicaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

たくさんの美しいシーンがあった。
川辺での洗濯、洞窟での暮らし、サルバドールの家のインテリア…
ペネロペクルスの野生的な美しさ、サルバドール少年と貧しき青年の顔つき、眼差し。
過去と現在とを行ったり来
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チア・アップ!(2019年製作の映画)

4.0

また、バッ様映画を見てしまった。単純に、歳をとるのを恐れることはないと思わせてくれてよかった。ストーリーの流れは最初から予想できるものの楽しく見られた。このように死んでいきたいとも思えた。

ガッジョ・ディーロ(1997年製作の映画)

4.0

ロマの、どちらかというと差別や貧困に負けないたくましい暮らしぶり、明の部分が描かれているように思っていたが、ラスト近くになり、それは打ち破られた。
前の部分は、音楽といい踊りといい、とても魅力的で、楽
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.5

赤ちゃんはいいなぁ、子供はいいなぁ、こんなに悲惨な状況の中、新しい命は希望だ。それだけが希望だ。
シリアの内戦は、ホントに意味がわからない。国民を殺して、一体何が欲しいんだ。ロシアも何してるんだ、人の
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アイヌモシリ(2020年製作の映画)

4.0

フィクションなのにドキュメンタリーのような映画自体が好き。
こういう映画を見てアイヌのことを考える時間が必要。考えることが多すぎてアイヌにまで関心がなかなか及ばない。
「キングカムイ」も読んでないしな
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プレステージ(2006年製作の映画)

4.0

とても面白かった。
ちょっと後味が悪かったけど。
手品と同様、映画もトリックがわかってしまうと「なーんだ」って思ってしまう。

バイス(2018年製作の映画)

4.0

「政治の闇」というのだろうか。
凡庸な人、悪意のある人、自分の権力に酔ってしまう人が大国のトップに立つと世界中がおかしくなる。
日本って悪い意味でもアメリカの後追いしてる。
アメリカの救いはこういう映
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エール!(2014年製作の映画)

4.0

「コーダ あいのうた」のオリジナルということで見た。
比較はできないけど、こちらはこちらで良かったし、この映画があって、「コーダ」ができたのだろうことを思う時、オリジナルの素晴らしさを思う。
こちらも
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

4.0

え、この感じで終わるんだと驚いた。
子供はなかなか苦労だなぁ。親が大人になれてない⁉︎

ずっと見たかった映画。
この監督の作品どれも好きだ。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

いい映画だった。
オーディションの手話付きの歌も感動。
何もかも良かった。

激動の昭和史 沖縄決戦(1971年製作の映画)

4.0

沖縄戦については、集中して勉強したいものだ。断片的にしか知らなさすぎる。

真昼の決闘(1952年製作の映画)

4.0

10代の頃一度見ていて、いい映画だったということとグレース・ケリーの美しさが記憶に残っていた。
今回内田樹先生の講座で見た。暗にハリウッドの赤狩りを描いていると知り、へーっと思った。

シェーン(1953年製作の映画)

4.0

10代くらいで一度見て今日が2度目。こんな映画だったのか。
内田樹先生の解説で、ホームステッド法やアメリカの銃規制が進まないのは建国の時まで遡らなければならなく、そう簡単に解決できるものではないことな
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.8

レイ・リオッタさんを偲んで見た(彼のことは「フィールド・オブ・ドリーム」しか記憶にないのだけれど)。
こういう撃たれたり殴られたりの映画は、好きでないが、なんかずっと集中して見てしまった。何が良かった
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どんなラストを期待していたのか、私は。
こうなるよな。
寂しい・・・

ベトナムの風に吹かれて(2015年製作の映画)

4.0

ハノイで日本語教師として働く女性が主人公、ということで見る。この映画の存在を全く知らなかった。
松坂慶子さんも草村礼子さんもチャーミングだった。演技に納得されてるのかどうかはわからないくらい、定型的?
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.1

音楽っていいなぁと思わせてくれる映画だった。
人種差別など許し難い出来事に遭遇しながら、閉塞感のある暮らしから一歩前に進む少年に元気をもらえた。
才能もあり、それを見出してくれる人にも恵まれ、幸運だっ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.8

この映画にはナタリー・ポートマンが出てるはず。ということは、このお母さん?いや違うだろう?どこ?としばらくそればかり考えて見ていた。どんな目をしてるのだ。後の方になると、ナタリー・ポートマンと確かにわ>>続きを読む

マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

切ないラブストーリーだった。こういうストーリーは今や同性同士で描いてもらった方がしっくりするような。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

原作を読んだ時、「これは私か」と思った。韓国でも同じ思いの人が多かったようだ。日本でも。ただ、私とは1世代違うのだ。それなのにほとんど進歩がない。いや、少しはあるのだ。職場でのセクハラとか。でも、それ>>続きを読む

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.0

ものすごく真面目なまっすぐな映画だったと思う。
「ライ麦畑でつかまえて」は旧訳と村上春樹訳で2回読んだ。思春期に読んだ本の中でも印象に残った本の1冊だったと思う。でも、それ以外は読んでないし、作家のこ
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.5

全く好きではないジャンルなのに、松坂桃李見たさに前作に続き見てしまった。堪能した。
鈴木亮平も堪能した。
俳優さんってすごいなぁ。
いろいろな役柄を見たい気持ちはあるのだが、やはり穏やかな役を見ていた
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

4.0

ペネロペ・クルスとハビエル・バルデム共演って見たいじゃないか。
その上、アスガー・ファルハディ監督って
どんな組み合わせ⁉︎
期待を持って見る。思ってたよりシンプル。
単純に、ベアが一番可哀想という感
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

あの「ブリジット・ジョーンズの日記」のレネー・ゼルウィガーとは全く気づかなかった。このオバさん誰?って感じだった。調べてからも、なんか信じられなかった。女優さんってすごいなぁ。

それをジュディ・ガー
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はじまりの街(2016年製作の映画)

4.2

DV夫から逃れ、列車に乗る親子は不安そうだったが、「DV夫から逃げただけで、あとは幸せの方に向かって進んでいるから大丈夫」と心の中で励ます。
その後、仕事探しも大変だし、仕事も大変だけど、母は頑張る。
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

4.0

蒼井優、高橋一生、ロマンスドール…
って、もう見るしかないじゃないか。
その上、きたろう、渡辺えり、ピエール瀧って、ダメな映画なわけない。

冒頭で蒼井優が亡くなるのがわかる。主人公が死ぬ映画、病気の
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

3.9

昔の映画の本人との共演?が面白かった。
この映画の主人公にとっても、バート・レイノルズ自身にとっても、きれいに人生が仕上がった感じで良かったと思う。

東京原発(2002年製作の映画)

4.5

「人間は終わったことはすぐ忘れる。過去のことに関心はない。」
2004年にこのセリフ。
よくこんな映画作れたなぁ。すごい!
スタッフとキャストに拍手。
主演の役所広司はもちろんのこと、脇の人、よくこれ
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未来よ こんにちは(2016年製作の映画)

4.0

何もかも全然違うんだけど、私かと思った(イザベル・ユペールの姿形ならどんなにいいか)。痛いほど共感できた。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

なんの文句もないわ。
なんか文句つけようと思って見てたけど。
「避暑地のひと夏の恋」のバリエーション。

どうやってこれを終わらせるのだろうと思っていたが、ラストのエリオのアップと食事の支度する女性た
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ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像(2018年製作の映画)

4.0

ジッサマ映画という以外は予備知識なしに見た。なんとなくストーリーの予想はつくものの、いつの間にかジッサマに感情移入してしまっていたのでうまく売れなかった時は落胆してしまった。仕事一筋で家族を顧みない自>>続きを読む

ともしび(2017年製作の映画)

4.0

ひたすらシャーロット・ランプリングを見る映画だった。裸の背中を最初からよく見せてもらっていたが、ヌードまで。オールヌード⁉︎
ストーリーを別にして、「おらはおらでひとりいぐも」では日本の老女のおひとり
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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

4.0

これはやはり映画館で見たい作品だった。
家のテレビで見ていると、「預言者はなぜ変わった?」とか小さいことばかり気になる。
結局私はこの3作のアクションシーンの中で1対1の格闘シーンが一番好きだったなぁ
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