Sさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

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ナショナル・シアター・ライヴ 2015「二十日鼠と人間」(2014年製作の映画)

4.5

素晴らしかった。スタインベックは恥ずかしながら不勉強のため初めてだったのだけど、本当に良かった。誰も責められなくて、どうしようもなくて。ジョージとレニーは勿論、ハンディのある老いた労働者、黒人労働者が>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2015「欲望という名の電車」(2014年製作の映画)

4.6

NTL『欲望という名の電車』。ちょっとどうかしているというくらい良かった。とにかく最初は同じ女から見ても本当にうっとおしく共感できない女ブランチが、最後の最後にまったく違う存在に変化。この演技プランも>>続きを読む

きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.9

ねぇ、生きてるって、
こんなにも輝かしくて、
こんなにもつらくて、
こんなにも傷つくのね。

痛みをわかるひとは、やっぱり痛みを知ってる人だから。舐め合いなんかじゃない、その愛おしさを慈しめる存在は、
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.0

邦題よりも原題の『STILL LIFE』の内包するニュアンスの方が好き。

台詞は最小限で、情景や状況の描写だけが淡々と進んでゆくのに、こんなに興味深く観れるものなのですね。

ジョン・メイの静かな佇
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野火(2014年製作の映画)

4.1

なにもしばらくは口から音を発せないとおもいます テレビも 新聞も ニュースも 本も この惨たらしさを伝えることなんてできないと思います この映画にしかあらわせなかったことが たくさんあるのだとおもいま>>続きを読む

Dressing UP(2012年製作の映画)

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dressing up -ed

渦を巻くような靄が刹那、刺す

デカルコ・マリィさんの居ヂカラ

解決しない××××

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.1

すごく怖かったーー!!!
でも、底知れぬ面白さだった。
普段サイコサスペンス観ないのだけど、勧められて観た。すごい映画だった。。

お盆の弟(2015年製作の映画)

4.1

あー、これ、すきー。と、思った。
結婚とか、離婚とか、夢とか、歳とか…

アラフォーになったときに観直したら、もっとヤバそうだなあと思う。今みても、グッときちゃうもの。

クスクスうふふと笑っていたの
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きみはいい子(2014年製作の映画)

4.3

そこここに、むかしのあたしがいました

フラッシュバックにも似た、いたくて、にがくて、かなしいおもいで

こんなにもつらく、くるしい役を演った、ちいさな勇気ある俳優たちに拍手を

こどもは親を、どんな
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ソレダケ that’s it(2015年製作の映画)

3.7

映画俳優っていいなって思う映画。

みんな本当に映画が好きなんだなって思う。染谷さんは、やっぱり死んだ目ができるのに生きることに齧り付くエネルギーがふつふつしてて、稀有な俳優だと改めて。松田優作みたい
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

なにも言うことはありません。普段ぜったい観ないタイプの映画なんですが、まわりの女性陣にも高評価だったので観てきました。そしたらまさかのアクション映画にあるまじき、闘う美しき女神たち。そして闘うおばあち>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

誰も不幸にならず
ロードムービーであり
親子ものであり
料理ものであり
最高のエッセンスを凝縮した作品

楽しかった、たまにはいいかも。

ローリング(2015年製作の映画)

4.1

冨永昌敬監督「ローリング」観ました。素晴らしかった!面白かった!かっこよかった(?)クズしか出てこないのに、みんな愛らしいのは何でなの。川瀬陽太さんのこと、すきになってしまうー。柳英里紗さん可愛すぎて>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

3.9

うーん!すきだけど…すきだけに…という、なんともいえない気分。面白かったよ、だけど、なんだか後半のググッと詰め込み加減とか、あまりのモブのCGっぽさとか、気になってしまったー。声優陣は見事としか言いよ>>続きを読む

娚の一生(2015年製作の映画)

3.8

豊川さんの色気!まなざし!物腰!この映画はそれにつきます。原作は読んでいて、どうするのかしらと思っていたけど、わたしは好きでした。なにより豊川悦司さんの、こんなキャラクター実際にはいないようなと思いつ>>続きを読む

トイレのピエタ(2015年製作の映画)

4.0

青春をRADWIMPSと共に過ごした私は、野田洋次郎の在り方を以前から尊敬していた。そんな彼が映画に出るという。期待と不安を抱いてスクリーンを観に行った。杞憂に過ぎなかったと、いま見て思う、監督が真摯>>続きを読む

小さいおうち(2013年製作の映画)

3.7

女中の心情に焦点を当てた慎ましい作品でした。倍賞千恵子さんの語りが素敵すぎて落涙。黒木華さんの奥ゆかしさも可愛らしく、戦争によって奪われゆく日常が、モチーフは不倫であれど、やはり物悲しさを湛えていまし>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.2

『海街diary』は「ひとと生きてゆくこと」の尊さを、ありふれた日常を通して慈しみ、愛おしみながら再確認してゆく映画だと思いました。家族で囲む食卓や、移ろいゆく四季の風景を眺めながら、日々を至極丁寧に>>続きを読む

ひとまずすすめ(2015年製作の映画)

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テアトル新宿にて

田辺弁慶映画祭にて初の4冠受賞作とのことで観賞。わかるわかるー、というテイスト、主演の女優さんさんが地味ながら魅力的

インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

昨年に引き続き2度目のスクリーン鑑賞。わかっているからグッとくるところもあり、やはり素晴らしかった。

あん(2015年製作の映画)

4.3

今年みた邦画で一番すきでした。
なにより、樹木希林さんの佇まい、声、一挙手一投足に、ぐんぐん心を持っていかれました。生きるとは、こういうことなのだと、どきどきするほどの魅力で、完全に虜でした。永瀬正敏
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みんな蒸してやる(2015年製作の映画)

3.6

東京学生映画祭にて
たまふぃるむ2015から2回目の鑑賞
シュールさが心地いい

雲の屑(2015年製作の映画)

3.5

東京学生映画祭にて
鶴巻紬ちゃん、かわいい

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.3

なんて素敵な映画なの。タイムトラベルもので一番地に足がついた、それでいて救われる物語。生きてゆくこと、毎日を過ごすということ。目の前の世界を、目の前のあなたを、たいせつに見つめ、受け入れよう。これをつ>>続きを読む

イン・ザ・ヒーロー(2014年製作の映画)

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『百円の恋』が好きで武監督の前作を。唐沢さんの気持ちがとてもわかるなあと思いました。ラストの白装束の佇まいが只者ではなく、素晴らしかったです。福士蒼汰さんは爽やかより、こういうムカつく兄ちゃん役の方が>>続きを読む