ふじおさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

モーガン・ブラザーズ(2012年製作の映画)

2.7

R18にするほどのエログロやブラックコメディはなく、全てにおいて中途半端。

キャラクター同士の関係性の変化も唐突すぎて違和感あり。

トランスポーター(2002年製作の映画)

3.0

キャラクター紹介とカーチェイスから始まるオープニング、ドアスコープからこちらに向かってくるのが見える飛び蹴りステイサム、滑り防止のために使われる自転車のペダルなど、印象的なシーンは多いものの、それ以外>>続きを読む

死と処女(おとめ)(1995年製作の映画)

4.1

3人のみのキャラクター(デビュー作『水の中のナイフ』を連想)と銃だけで緊張感を持続させられるのがすごい。

常に疑心暗鬼になりながら観ていた。

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

3.8

逆『ローズマリーの赤ちゃん』

ポランスキー本人の気持ち悪さが、本作の不気味な面白さに繋がっているのがウザいけど、良い映画であることは否定できない。

うんこと女装が面白い。

ポランスキーの 欲望の館(1972年製作の映画)

1.5

クソなロマン・ポランスキー映画

特にこれといったストーリーがない中、ただ変人たちがふざけ倒しているだけで、コメディもエロも中途半端。

『マクベス』『チャイナタウン』の間にこんな映画を撮っていた事実
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複製された男(2013年製作の映画)

3.8

邦題がうんこ

コミュニケーション不全についての映画なのは理解できた。

度々登場するクモが何を表しているか理解できなかったからオープニングとエンディングも難解に感じたけど、電線や割れた車の窓ガラスを
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ワイルドカード(2014年製作の映画)

3.8

最強ジェイソン・ステイサムの無双を見れるかと思ったら、ギャンブル依存症ジェイソン・ステイサムの苦悩がメインで、これは良い意味で期待を裏切られた。

地味で小規模なステイサム映画だけど、ダメな人生から脱
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ジャッカル(1997年製作の映画)

3.5

登場する度に見た目が変わるブルース・ウィリスと、自分が魅了されたスナイパーライフルの自動照準機能から逃げ回るジャック・ブラックが他の俳優を喰うくらい面白い。

終盤の銃撃事件、警官への変装、地下鉄での
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カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

2.9

カールじいさんの続編じゃなかったら、もっと記憶に残らない短編になっていたと思うくらい、内容が薄い。

マクベス(1971年製作の映画)

4.0

ロマン・ポランスキーが妻のシャロン・テートを殺されてから最初に撮った映画なだけあって、病んでいることが観ている側にも伝わってくるくらい暴力的で悪夢的。

血の量は監督作で1番かもしれない。

洞窟にい
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

3.5

サスペンス要素を取り除いた『コントラクト・キラー』といった印象で、無表情なキャラクター、失業者、恋愛描写、シュールな雰囲気など色々な部分が似ている。

というか他の映画のあらすじを読んだ感じ、アキ・カ
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YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

4.4

美を追求することに取り憑かれたバカかクソな人間たちがゾンビになっていく映画

いくらでも感動的に描けそうなところをそうしないところが、人間への皮肉たっぷりで最高。

チンコのシーンはニヤニヤしながら観
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バイオレンス・レイク(2008年製作の映画)

3.1

主人公が反撃できないどうしようもなさは印象的でも、胸糞映画を作ることが最優先になっている感じが少しあざとくて苦手。

出来後をしっかり説明しないホラーあるあるな主人公のせいで、ラストが説得力に欠ける。
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壁女(2015年製作の映画)

2.8

『世にも奇妙な物語』とかオムニバスの一編にありそうな話

観終わった後の「結局何だったの」感が強いし特別良い映画だとは思わないけど、軽い気持ちで観る分には悪くないエログロホラー。

1番最初のシーンの
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.5

前作と比べると新鮮味やストーリーの重みが足りないものの、あの家族に対してより愛着を持って観ることができた。

暖かい映画

ブレイド3(2004年製作の映画)

3.6

紹介されたガジェットを活かしたアクションの少なさやラスボスの魅力のなさが気になるけど、ちょうど良い面白さがあり、ブレイドの厨二病アクションを楽しむ分には全然クソ映画ではなかった。

終盤の大勢のモブキ
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フィンチ(2021年製作の映画)

2.3

終末世界を舞台にしたサスペンスとしても、人間とAIの感動ものとしても、サバイバルものとしても全てが中途半端。

目的地にたどり着くまでは、映画全体に特に影響を及ぼさないしょぼいイベントが並べられただけ
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チェリー(2021年製作の映画)

3.0

意外性のない出来事しか起こらない前半は無個性で面白くなく、トム・ホランドがラリって銀行強盗する後半からそこそこ良くなった印象…だったけど麻薬の怖さを軽視して無理やりハッピーエンドにしたエピローグが酷か>>続きを読む

クライモリ デッド・エンド(2007年製作の映画)

2.8

ヘンリー・ロリンズ以外のキャラクターが全員無個性でしょうもないからなのか、キャラクターたちが経験することに関心も湧かなければ本来必要なはずの不快感もあまりなかった(奇形の殺人鬼同士の野外近親相姦が見れ>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

2.5

とにかく編集が微妙。

何人ものキャラクターと情報量の多さが整理されていなくてどこに集中すれば良いか分からない上に、シリアスとコミカルのバランスが悪い。

最初20分くらいは途中から再生したかのような
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テリファー(2016年製作の映画)

3.2

ピエロが人を殺しまくるだけの内容に84分の長さがぴったり。

今では逆に珍しい80~90年代のホラー映画の雰囲気が漂っている。

銃撃と真っ二つがお気に入り。

ブレイド2(2002年製作の映画)

4.0

ブレイドのモノローグから始まるオープニングクレジットからかっこよさ全開。

前作よりも怪物であることの哀しさが増している所がデル・トロらしい。

アクションシーンの時の縦横無尽に動き回るカメラワークで
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ブレイド(1998年製作の映画)

4.0

ダークヒーローの厨二病アクションを楽しむ映画

クラブでのアクションシーンから心を掴まれた。
ショットガンで顎を打つところがかっこよすぎる。

本作を観ると、同じくヴァンパイアものの『モービウス』で血
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セッション9(2001年製作の映画)

3.0

緊迫した状況の中、なぜか1人だけ録音テープを聞きに行くシーンが1番面白かった。

『マシニスト』もそうだったけど、真相が明かされるまでの過程の盛り上げ方も真相そのものも物足りない。

雰囲気は嫌いじゃ
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.2

大勢のキャラクターの面白い死に方が見れて満足。

スーサイド・スクワッドに命令する司令部のキャラクターまで面白い。

1作目の100倍良くなっていると感じたと同時に、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシ
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バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.4

1作目同様、アクションシーン以外の印象が薄いが、アクションの迫力が増していたのは良かった(死体だらけのカーチェイスはどうかしてるとしか思えない、最高)。

ドアに空いた傷をすり抜けるカメラワークも結構
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.3

良いエンタメと悪いエンタメの違いがハッキリ分かる。

基本的には何も考えずに楽しめるファンタジーアクションだけど、複数の魅力的なキャラクターに均等に与えられる出番、面白いギャグ(脳みそのシーンがお気に
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.7

丁寧な人間ドラマと素晴らしいアクションで140分があっという間。

マイルズとグウェンの関係が可愛い。

前作の時点ですごかった映像がさらに進化していて、映像の種類が多いという物量作戦はウェス・アンダ
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デアデビル ディレクターズ・カット版(2003年製作の映画)

4.0

地味でダークなマーベル映画

1人で世の中を変えようとするデアデビルが、結局変えられないまま映画が終わるというどうしようもなさは、主人公が何も成し遂げていないと捉えることもできるけど、個人的にはダーク
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バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.3

派手なアクションシーン以外の内容をあまり覚えてない。

つまらなくはないけど、キャラクター同士の関係性の変化を描くわけでもキャラクターが絶体絶命のピンチに陥るわけでも魅力的な悪役がいるわけでもないから
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

3.4

ライカート特有の何も起こらない虚無感が、誰を信じて良いか分からない状況と全然目的地にたどり着かない不安感とマッチしていて良かった。

007/私を愛したスパイ(1977年製作の映画)

3.3

ロジャー・ムーア版前2作よりはシリアスとコミカルのバランスがそこそこ良くなり、アクションシーンも増えて確実に面白くなっているけど、ボンドとボンドガールの対立を予感させておいてあのエンディングは酷い。>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.3

「餌を買う金がないなら犬は飼うな」というセリフが印象的で、ケリー・ライカートらしい静かで寂しい雰囲気も良いけど面白くはない。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.4

寂しげな雰囲気があり、友情の終わりを描いた映画と聞いて納得できるも特に大きな出来事が起こらないから退屈ではあるけど、それに見合った尺の短さだと思う。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

退屈には感じないが、とりあえず映画としての個性がない。

以前のような楽しさも気持ち悪さも本作にはない。

アクションシーンの撮影も予告編ほどは良いと思えず、特に記憶に残らなかった。

取ってつけたよ
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.5

初ケリー・ライカート

主人公のモノローグにある「高速道路はどこまで続いているんだろう」「知り合い全員をパーティに呼んだらどうなるのか」みたいなセリフに対して、車で行って帰ってくるだけの内容、窮屈さを
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