ふじおさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

007/黄金銃を持つ男(1974年製作の映画)

2.5

前作と同じような感じで、コミカルにもシリアスにもなってない中途半端さで、全体的にパッとしない。

特に印象的なシーンがないのも致命的。

ロジャー・ムーアのボンドは嫌いじゃないけど、ムーアの007映画
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キサラギ(2007年製作の映画)

2.8

専門学校の授業で観た。

コミカルな会話の中で次々と面白おかしい真実が明かされていくストーリーは面白かったが、終盤が蛇足すぎて台無しになってしまった。

終盤がなければ中々好きな映画。

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.0

初アキ・カウリスマキだったけど、シリアスになり過ぎない独特な雰囲気が結構好き。

追われる側の主人公と追う側の殺し屋両方に死の気配を感じるのが面白い。

展開の早さに違和感があるシーンはあるものの、8
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.3

ロマン・ポランスキーの集大成的な気持ち悪さと居心地の悪さと怖さ。

頼りになる味方が1人も存在せず、気づいた時にはもう逃げ場がない嫌さ。

『マザー!』『ヘレディタリー 継承』に影響与えてそう。

モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン(2022年製作の映画)

3.0

ブラッドムーンは出てきません。

タイトル、ポスター、音楽はインパクトあるけど、それ以外はあまりインパクトない。

キャラクター同士が知らない間に仲良くなっているという違和感、超能力がなくても成り立っ
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吸血鬼(1967年製作の映画)

3.3

ポランスキーの最初の3本から作風が変わり、ユルいドタバタホラーコメディに。

まぬけなバディものとしてそこそこ面白い。

不良少女モニカ(1952年製作の映画)

3.0

ベルイマンは『第七の封印』しか観てなかった私としては、ここまでシンプルな人間ドラマ映画を撮っていたことが驚き。

本作に対して何か特別なものを感じることはなかったが、ガキ2人の短い恋愛を追っただけとい
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地下鉄のザジ(1960年製作の映画)

2.9

良くも悪くもめちゃくちゃなコメディ映画で意味不明。

ザジが周りの大人より大人びていたこと以外記憶に残らない。

ストライキが映画の内容にどこまで関係しているのか分からない。

袋小路(1965年製作の映画)

3.5

『水の中のナイフ』に似ているけど、あれよりも変な映画。

犯罪者の言いなりになる男が、最終的に自分のやるべきことを果たしても何も残らないドライさ。

反撥(1964年製作の映画)

4.4

ロマン・ポランスキーだからこそ描ける男性恐怖症と自分の家が安全じゃない絶望。

サイコスリラーからホラーへの切り替えも上手い。

SONNY ソニー(2002年製作の映画)

3.9

ジェームズ・フランコの人間性は嫌いだけど、映画への熱心さは伝わる。

映画出演のために飛行機の操縦免許取得や多数の監督作、そして『スパイダーマン』と同時期に本作で男娼役を演じたことは中々挑戦的。

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マザーレス・ブルックリン(2019年製作の映画)

3.1

監督、脚本、主演を担当したエドワード・ノートンの執念は伝わってきたものの、あちこち行ったり来たりでストーリーを追うのが難しい。

そもそも政治系の話は頭に入ってこない。

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

3.2

あまりにシンプルすぎるストーリーにしょぼさすら感じてしまったけど、映像は美しい。

ロマン・ポランスキーが描く男女の密室劇という点で、3作目の『袋小路』や『おとなのけんか』を連想し、本作がデビュー作と
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バットマン(1989年製作の映画)

3.4

他の要素と比べてバットマンの存在感が薄く、特に大きな盛り上がりもない。

素晴らしい映画だとは思わないけど、ジャック・ニコルソンが演じた狂気とコミカルが混ざったジョーカー、『ダークナイト』3部作と『ザ
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.7

インターネットやスマホにも置き換えられるテーマだということ以外よく分からなかったけど、面白い。

『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』を思わせる食用プラスチックについての最近のニュースといい、このテ
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.4

ただ楽しいだけでなく、天狗なプスの成長をメインにした脚本が前作より遥かに素晴らしい。

調子に乗ったプスが9個中8個の命をすでに失っていることとプスとキティの久々の再開は、実際に本作が制作されるまでの
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.6

奥深いストーリーは特に存在しないけど、楽しい映画ではあった。

『シュレック』未見でも問題なし。

ハンプティダンプティがうざい。

処刑人(1999年製作の映画)

2.3

映画のテンポ感とそれを含めた編集スタイルが自分の好みと真逆。

黒いフェードアウトの多用が映画のテンポをかなり悪くしていたと思うし、銃撃戦の音よりも音楽を前面に出した編集も好きじゃない。

平凡なアク
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.8

単調ではあるけど、『ウィッチ』『ライトハウス』に近い雰囲気や画作りを大作映画で味わえる贅沢感と血なまぐさいアクションは見る価値あり。

ロバート・エガースの今後が楽しみ。

プレッジ(2001年製作の映画)

4.6

人間ドラマがメインのサスペンス。

『クロッシング・ガード』ではジャック・ニコルソンとデヴィッド・モースの対比が素晴らしかったけど、本作ではニコルソンの二面性のあるキャラクターが興味深かった。

事件
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クロッシング・ガード(1995年製作の映画)

4.4

復讐者ジャック・ニコルソンと出所したてのデヴィッド・モースの対比。

モースの飲酒運転で娘を亡くしてから正気を失い家族からも見放されたニコルソンよりも、出所してからは真面目に生きようとするモースの方が
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甘い人生(2005年製作の映画)

4.2

キム・ジウン監督作にハズレ無し。

イ・ビョンホンがあそこまでボコボコにされる役を、アイドル的人気があった頃に引き受けたことが興味深い。

ストーリーは裏社会ものではありきたりだけど、暴力描写が素晴ら
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グッド・シリアルキラー(2018年製作の映画)

4.0

ブラムハウス制作にしては知名度が低い。

ソーシャルワーカーが毒親を殺しまくるだけかと思いきや、同じシーンを違う視点から2回描いたり、捻りが効いてて面白い。

スプリットスクリーンの使い方も良かった。

誘拐犯(2000年製作の映画)

3.5

最近の『ミッションインポッシブル』シリーズよりも『アウトロー』の頃の雰囲気がある犯罪映画で、少し懐かしくなった。

誰が主役かイマイチ分からないストーリーは複雑でのめり込みずらかったけど、ジェームズ・
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かくれんぼ(2013年製作の映画)

4.1

ホラーかと思いきやサイコスリラーで、良い意味で期待を裏切られた。

主人公の過去をもう少し掘り下げて映画全体の闇をさらに深めてほしかったけど、それでも結構面白かった。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.6

新キャラクターが魅力的に描かれていて良かっただけに、終盤の取って付けたようなファンサービスによって出番を奪われてしまったのが残念。

エンドゲーム、ノー・ウェイ・ホームがいかに優れたファンサービスなの
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ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

終始無言のニコラス・ケイジが閉鎖された遊園地を舞台に、お気に入りのジュースを飲みまくったりピンボールで遊んだり殺人動物ロボットと戦ったりするだけの映画。

好き

無情(2019年製作の映画)

1.0

変わったデザインのジャケットに惹かれて観始めたらクソ映画だった。

何についての映画かも分からない上に、面白い瞬間は1回もない。

マッド・ダディ(2017年製作の映画)

2.9

悪くはないけど、このタイプの映画にしてはバカっぽさが足りなかった。

久々に見たランス・ヘンリクセンが中々良かった。

007/死ぬのは奴らだ(1973年製作の映画)

2.5

コネリーとレーゼンビーとは違う方向性を目指そうとして迷走している感じ。

コメディもオカルトも全部中途半端。

怪物(2023年製作の映画)

4.2

安藤サクラの視点で描かれた内容が永山瑛太の視点からは描かれていないことがあり、誰を信用して良いか分からない本作にマッチしていた。

個人的に子供パートは普通だったけど、あれこそが映画の1番重要な部分か
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

4.2

『地獄の黙示録』『ディア・ハンター』の効果的な使い方。

戦闘したいのにうんこの処理させられたら頭おかしくなるわ。

エンディングのキャラクターの髪型は要注目。

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

シリーズに慣れてしまったからか、面白いけど驚きはあまりない。

3作目のような人間ドラマ重視の映画がこのシリーズから生まれることはもうないのか。

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』『ダイ・ハ
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

2.5

世界観や設定をセリフで説明しているだけで少しガッカリ。

『コズモポリス』よりはマシ。

007/ダイヤモンドは永遠に(1971年製作の映画)

3.0

わざわざ自分と猫の影武者を披露するブロフェルド、銃の反動で海に落ちるボンドガールなどバカすぎて面白いシーンからボンドを狙う不気味な2人組など印象的な要素は多いけど、映画全体の出来は普通。

女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.9

ダニエル・クレイグ版以前にボンドとボンドガールとの関係性にフォーカスした映画があったとは。

前半は地味で所々眠かったけど、スキーチェイスや人間ドラマなど見どころの多い後半で一気に楽しくなった。

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